2020.03.20 チームの話題(全体・他クラブ)
「健康と安全が最優先」プレミアリーグは4月30日までの中断決定。
「Coronavirus: English football suspension extended until at least 30 April(イギリスのフットボールの中断は、少なくとも4月30日まで延長される/BBC)」。3月4日には51人に抑えられていたイギリスのコロナウイルス感染者数は、3月19日には2626人に膨れ上がり、6日に初めて報告された死亡者数は108人に増えています(数字はすべて厚生労働省調べ)。1週間前は、「スポーツイベントは実施しても問題なし」としていたイギリス政府は、海外渡航回避要請や一斉休校などの対策をスタート。いくつかのクラブで感染者が出たため、4月3日までの中断に踏み切っていたプレミアリーグは、「少なくとも」4月末までは行われないと発表されています。
明確な感染の減少、あるいはワクチンや症状を緩和する新薬の販売などの変化がない限り、プレミアリーグ再開というジャッジはなされないものと思われます。中小企業に対して緊急融資が始められた日本と同様に、イギリスでも資金難に陥ると見做されている企業に対して、総額3500億ポンドの支援策が講じられる見通しです。現在は、感染の抑制と重症者を出さないことが最優先ですが、経済の停滞が進めば、経営難や失業の急増が死者を増やすトリガーになりかねません。
破綻が懸念される下部リーグのクラブを救うべく、イングリッシュ・フットボール・リーグ(EFL)は5000万ポンド(約65億円)の支援を行うと発表。「BBC」によると、チャンピオンシップのクラブは80万ポンド(約1億円)の給付金と58万4000ポンド(約7370万円)の無利子ローン、リーグ1(3部相当)は25万ポンド(約3150万円)と18万3000ポンド(約2300万円)、リーグ2(4部)のクラブには16万4000ポンド(約2070万円)と12万ポンド(約1500万円)の給付金と無利子ローンが提供されるそうです。
さて、無期限延期状態に陥っている今季はどうなるのでしょうか。FA、プレミアリーグ、EFLは、「2019-20シーズンを再開する方法を見出すことにコミットする」と共同声明を発表。「可能な限り、安全かつ速やかに」国内と欧州におけるすべての試合の完了をめざすとしています。当初、6月1日までに終わるはずだったシーズンは、ユーロ2020の延期決定によって日程に余裕が生じたため、7月終了の可能性もあるとのこと。クラブのオーナーからは「全試合を実施できなくても、リヴァプールの優勝は認められるべき」「試合数を減らすなら降格をなしとして、次のシーズンは22チーム制を導入してほしい」といった意見が出されており、FIFAのワーキンググループは国際的なスケジュールや選手の契約問題について検討しています。
フットボールのカルチャーを守るべく奮闘している関係者、クラブの経営ボード、スタッフのみなさんに敬意を表しつつ、プレミアリーグを虚心に愉しめる日々が再び訪れることを信じて、静かに待ちたいと思います。「30節は5月2日、3日開催。無観客試合はなし」といったニュースを届けられることを。
明確な感染の減少、あるいはワクチンや症状を緩和する新薬の販売などの変化がない限り、プレミアリーグ再開というジャッジはなされないものと思われます。中小企業に対して緊急融資が始められた日本と同様に、イギリスでも資金難に陥ると見做されている企業に対して、総額3500億ポンドの支援策が講じられる見通しです。現在は、感染の抑制と重症者を出さないことが最優先ですが、経済の停滞が進めば、経営難や失業の急増が死者を増やすトリガーになりかねません。
破綻が懸念される下部リーグのクラブを救うべく、イングリッシュ・フットボール・リーグ(EFL)は5000万ポンド(約65億円)の支援を行うと発表。「BBC」によると、チャンピオンシップのクラブは80万ポンド(約1億円)の給付金と58万4000ポンド(約7370万円)の無利子ローン、リーグ1(3部相当)は25万ポンド(約3150万円)と18万3000ポンド(約2300万円)、リーグ2(4部)のクラブには16万4000ポンド(約2070万円)と12万ポンド(約1500万円)の給付金と無利子ローンが提供されるそうです。
さて、無期限延期状態に陥っている今季はどうなるのでしょうか。FA、プレミアリーグ、EFLは、「2019-20シーズンを再開する方法を見出すことにコミットする」と共同声明を発表。「可能な限り、安全かつ速やかに」国内と欧州におけるすべての試合の完了をめざすとしています。当初、6月1日までに終わるはずだったシーズンは、ユーロ2020の延期決定によって日程に余裕が生じたため、7月終了の可能性もあるとのこと。クラブのオーナーからは「全試合を実施できなくても、リヴァプールの優勝は認められるべき」「試合数を減らすなら降格をなしとして、次のシーズンは22チーム制を導入してほしい」といった意見が出されており、FIFAのワーキンググループは国際的なスケジュールや選手の契約問題について検討しています。
フットボールのカルチャーを守るべく奮闘している関係者、クラブの経営ボード、スタッフのみなさんに敬意を表しつつ、プレミアリーグを虚心に愉しめる日々が再び訪れることを信じて、静かに待ちたいと思います。「30節は5月2日、3日開催。無観客試合はなし」といったニュースを届けられることを。
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大変分かりやすいレポートありがとうございます。
これだけ社会的に混乱している中では延期は止むを得ないですが、フットボールの無い生活の中では以前にも増して偏愛的ブログが毎日の楽しみとなっています。
レッズが無敗継続のまま中断に入っていたら再開方法について大変な議論になっていたでしょうから記録が途絶えたのは不幸中の幸いだったと思って、無敗優勝記録への無念を紛らわせています笑
移籍交渉期間が長くなったと考えると、今夏ビッグディールが多発するんでしょうかね。