ガレス・ベイルにマドリードから121億円オファー!トッテナムはナポリをめざす!?
というのも、連日、ベイルの件についてインタビューを受けているヴィラス・ボアス監督のコメントが、見事なまでにトーンダウンしているからです。つい1週間ほど前までのお決まりのセリフは「会長とも話をしてベイルは出さないと決めている」でした。確かに、7月中旬までは本人もプレミアリーグに残る意向を匂わせており、トッテナム残留濃厚と報道されていました。ところが、先週から「ベイルとレアル・マドリードが合意。残すはクラブ間交渉のみ」という記事が出始め、ヴィラス・ボアス監督の発言も変化します。当初は「クラブと本人が新しい契約について話を始めている」。そして直近は「ノーコメント」です。この変化に加え、べイルがテストマッチでプレイしていないのも相まって、スペインの「マルカ」紙は「移籍決定は時間の問題」と書き立てているわけです。
さて、交渉は水もので、状況は日々めまぐるしく変わることは本田圭祐とCSKAモスクワ、ACミランの一連の報道からもご理解いただけるかと思いますが、オファーの金額が事実であればトッテナムは断わらない、というのが私の見解です。何しろ、121億円です。この高額オファー自体の是非はともかく、ガレス・べイルが残ったとしても、プレミアリーグで4位以内に入れる保証も、来季以降、同等のいいオファーが来る見込みも何もないわけです。であればダニエル・レヴィ会長は、この機会にベイルを売却し、そのお金で複数の選手を獲得するほうがいいと判断するのではないでしょうか。
高額オファーといえば、セリエA得点王で絶対的なエースだったウルグアイ人FWカバーニを、ナポリは83億円で売却しました。もともとオランダのPSVからメルテンス獲得を決めていた彼らが、その後さらに獲得した選手は、アルゼンチン代表のFWイグアイン、レアル・マドリードのMFカジェホン、DFアルビオル、そしてリヴァプールの守護神だったレイナです。この売却と補強は、プラスマイナスでいえば明らかにプラス。ナポリは、セリエA優勝が目指せるいいチーム強化ができたのではないかと思います。トッテナムも、めざすはこれでしょう。既にコリンチャンスからMFパウリーニョ、オランダのトゥエンテからチーム3人めとなるベルギー人選手、ナセル・シャドリといういい補強ができています。さらにここに交渉中のバレンシアのストライカー、ソルダードが加入し、サイドのMFとやや迫力に欠けるDFの補強ができれば…ベイルの穴が埋まるどころか、さらに手ごわいチームになるのではないでしょうか。
8月3日のモナコとのプレシーズンマッチに、背番号11が出る、出ないという話が飛び交っています。つまり「ここまでに決まる」のでしょうね。私もまた、さまざまな憶測を流している人間のひとりに数えられるのでしょうが、これは当たるとふんでいます。トッテナムは決断し、ベイルはプレミアリーグを離れるでしょう!
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オファー自体の是非はともかく、ガレス・べイルが残ったとしても、プレミアリーグで4位以内に入れる保証も、来季以降、同等のいいオファーが来る見込みも何もないわけです。であればダニエル・レヴィ会長は、この機会にベイルを