完成度が高いトッテナム!「スカイスポーツ」の戦術分析&補強予想をチェック
おお、これは大胆。「ポチェッティーノ監督は戦術的に柔軟」と評した「スカイスポーツ」は、昨季は21試合で採用した4-2-3-1と後半戦から増えた3-4-3をチョイスしているのですが、右SBにポルトからニースにレンタルされていた23歳のリカルド・ペレイラ、前線にはモナコのトマ・レマルの名前があります。4バックならペレイラ、アルデルヴァイレルト、フェルトンゲン、ダニー・ローズ。3枚の際はCBにエリック・ダイアーが加わるおなじみのメンバーです。セントラルMFは、いずれの形でもワニャマとデンベレ。3-4-3ならWBにペレイラとダニー・ローズ、デル・アリとエリクセンの前にプレミアリーグ得点王のハリー・ケイン。4-2-3-1の2列めは、エリクセン、デル・アリにトマ・レマルです。メディアの分析をまとめると、「プレミアリーグで2位に食い込んだ前シーズンの戦略を踏襲し、移籍しそうなカイル・ウォーカーと負傷で出遅れるソン・フンミンのポジションに新戦力を投入」となります。
「スカイスポーツ」は、スパーズの戦術について「シームレス」「エリック・ダイアーの能力が3バックと4バックを切り替えるスイッチとなる」「SBには、WBの役割をこなせる選手が必要」と分析しています。最終ラインは主将ロリスとCBコンビは不動ですが、カイル・ウォーカーの後継者に加えて不安定なヴィマーにも代役が必要と指摘。補強の候補は、右SBには2200万ポンドといわれているリカルド・ペレイラと、ホッフェンハイムの22歳ジェレミー・トルジャン。CBもSBもこなせるアヤックスのジョエル・フェルトマン、同じくユーテリティが高くMFにまわせるレヴァークーゼンのベンジャミン・ヘンリクスもターゲットとしています。右サイドに即戦力が来ればトリッピアーはサブにまわる可能性が高く、左にはフラムのティーンエイジャー、ライアン・セセニョンを獲る可能性もあるようです。
「トッテナムの中盤は既にグッドシェイプだ」。メディアはデル・アリ、エリクセン、デンべレ、ワニャマが揃う布陣を絶賛。ポチェッティーノ監督が抱える最も大きな課題は、骨折で出遅れるソン・フンミンの穴の埋め方です。補強の候補は、モナコのトマ・レマル、ACミランのスソ、そしてプレミアリーグではエヴァートンのロス・バークリー。「スカイスポーツ」は、イングランド代表MFの価格が下がればスパーズは獲りにいくと予想しています。セントラルにはハリー・ウィンクスとエリック・ダイアーが控えており、問題なし。WBやサイドMFをまかせられる人材がほしいところですが、2年めのムサ・シソコとエンクドゥが本来の力を発揮できれば充分戦えるでしょう。「値段を下げられれば、バルセロナのヤングスター、カルレス・アレニャを狙える」。利き足こそ違えど、セスクが出てきたときの驚きを思い出させる19歳が来たら盛り上がります。
TOP6の他クラブに比べると放出候補は少なく、主力が残れば充分戦えるスパーズ。チャンピオンズリーグを勝ちにいくなら最終ラインとサイドの層は厚くしたいところではありますが、前後とも完成度が高く、ポチェッティーノ体制の4年めはタイトルを手に入れたいシーズンです。彼らの最高の補強は、初年度はチームにうまくフィットしなかったシソコ、エンクドゥ、フィンセント・ヤンセンの力を引き出すこと、エリック・ラメラの復帰、キャメロン・カーター=ヴィッカースやオノマー、ヌジェなど若手の成長促進なのかもしれません。来季こそウェンブリーに慣れていただき、プレミアリーグのみならず欧州で強いスパーズを見せていただければと思います。楽しみです。
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セセニョンはフラムとの契約延長が決まってしまったみたいですね…
プレミアでぜひ見たかった…!
更新お疲れ様です。
おっしゃるようにスパーズは完成度の高さで大きなアドバンテージがあると思ってますが、ラメラの復帰が10月頃に遅れそうな事と、ソンやローズの出遅れ、アリのCL出場停止、さらにウェンブリーへの適応と、序盤でつまづきそうなネタが多いのが気がかりです。
逆にポジティブな面ではケインが久々にゆっくりオフを過ごせているので、今年こそ開幕からゴールを量産して、諸々帳消しにしてくれる事を期待しています!
This boyさん>
残念ですね。1年後に期待します。
NORIさん>
ウェンブリーがやっかいですね。昨季、ホームで無敵だっただけになおさら。