輝かしいキャリアは、ポチェッティーノとともに~ハリー・ケインからの最後のメッセージ。
 「Gaffer. I’ll be forever thankful to you for helping me achieve my dreams. We’ve had some amazing moments in the last 5 and a half years that I will never forget. You were my manager but my friend as well and I thank you for that relationship. Good luck with your next chapter! (監督へ。夢の実現を手伝ってくれたことをずっと感謝し続けるでしょう。 素晴らしい瞬間を一緒に経験できた5年半を忘れません。 あなたは私のマネージャーであるとともに、良き友でもありました。この関係に感謝しています。 次の章に幸あれ!)」
「Gaffer. I’ll be forever thankful to you for helping me achieve my dreams. We’ve had some amazing moments in the last 5 and a half years that I will never forget. You were my manager but my friend as well and I thank you for that relationship. Good luck with your next chapter! (監督へ。夢の実現を手伝ってくれたことをずっと感謝し続けるでしょう。 素晴らしい瞬間を一緒に経験できた5年半を忘れません。 あなたは私のマネージャーであるとともに、良き友でもありました。この関係に感謝しています。 次の章に幸あれ!)」
2014年5月、マウリシオ・ポチェッティーノと出会った頃のハリー・ケインは、プレミアリーグ14試合出場3ゴールという凡庸なスタッツしか残していない選手でした。そのシーズンが始まる前に、21歳のバースデーを迎えた原石は、6試合めの途中出場となった10節のアストン・ヴィラ戦で90分に劇的な決勝ゴールをゲットします。次節のストーク戦が、新監督の下で初のスターティングメンバー。前シーズンの最後にレギュラーポジションをつかみかけていたストライカーは、2度めのチャンスを逃しませんでした。11月23日のハル・シティ戦でゴールを決めると、3試合の沈黙の後、14節のスウォンジー戦から怒涛のゴールラッシュがスタートしました。
ニューイヤーズデーのチェルシー戦で2発、2月7日のノースロンドンダービーでも2発、3月21日のレスター戦でハットトリック。プレミアリーグ15試合17ゴールという大ブレイクがロイ・ホジソン監督の目に留まり、3月27日に行われたユーロ2016予選のリトアニア戦で初めてイングランド代表のベンチに入ったハリー・ケインは、71分にルーニーと代わると、80秒後にスターリングのクロスをヘッドで叩き込みました。ポチェッティーノ監督との最初のシーズンは、プレミアリーグ34試合21ゴール、ヨーロッパリーグで9試合7ゴール。スパーズの最前線を自分の持ち場にした10番は、一気にプレミアリーグ屈指の点取り屋と呼ばれるまでに成長を遂げました。
2015‐16シーズンは38試合フル出場で25発を決め、初のプレミアリーグ得点王。2016‐17シーズンは30試合29ゴールで2年連続の得点王に輝き、ライバルのガナーズを22年ぶりに上回る2位フィニッシュの立役者となりました。サラーとの一騎打ちとなった2017‐18シーズンの得点王争いは、2ゴール足りずに2位で終わったものの、自身初の30ゴールの大台を記録しています。昨季は後半戦の負傷が祟り、プレミアリーグ28試合17ゴール。チャンピオンズリーグのノックアウトラウンドは、ドルトムント戦の決勝ゴールのみに留まりましたが、リヴァプールとのファイナルに間に合い、ポチェッティーノ監督と戦う最後の大舞台を走り切りました。
スパーズの指揮官とエースが、マドリードでトロフィーを掲げる姿を観たかった…とはいえません。サラー、フィルミーノ、マネ、ファン・ダイク、アリソンの歓喜も楽しみで、天秤のどちらかに錘を乗せることはできませんでした。しかし、今。ポチェッティーノ監督がノースロンドンから去ると決まり、エースの惜別のメッセージを目にすると、タイトルを獲得して誇らしげにスタンドに手を振る彼らを見ぬまま、ひとつの時代が終わることを残念に思います。
彼らは勝てなかった。ただ、それだけだ。平静を装うように努めながら、こんなことを考えたりします。ジョゼ・モウリーニョとハリー・ケインがタイトルを獲得したとき、ワールドカップ得点王を育て上げたアルゼンチン人指揮官を思い出すのだろうか。答え合わせができるかどうかもわからない問いは、頭の隅に眠らせておくしかありません。「Good luck with your next chapter!」。今週末から、ビッグタイトルを渇望するストライカーと、25回のタイトル獲得を誇る名将の新たな戦いが始まります。
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ここ数年の躍進の紛れもない立役者であるエリクセン、ベルギーコンビがクラブを去ろうとしている今期は
新陳代謝、スカッドの刷新、新たな若手中心サイクルへの転換の絶好機だったのかと思います
モウリーニョが2年前に来ていれば、サイクルの絶頂にあったスパーズは3冠取っていたと本気で思います
ただ今のスパーズがやるべきスカッドの整理と新サイクルへの切り替えは、モウリーニョが一番苦手な仕事です
短期的には結果を出すでしょう、ただその成功故に派手にサイクルの潮時を誤るということにならなければと思うのですが