イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ジニの代役を探すリヴァプール、最重要ターゲットはやっぱりティーレマンス!?

バルセロナへの片道チケットを握りしめ、エアポートに足を運んだジニ・ワイナルドゥムは、パリに向かう近距離便に乗り換えたと報じられています。スペインメディア「マルカ」「アス」によると、インセンティブの比率が高かったバルサのサラリーに対して、パリ・サンジェルマンは倍額を基本とする契約を用意したとのこと。30歳になったベテランMFは、ロナルド・クーマンのプロジェクトの魅力よりも、自らに対する評価が高いクラブを選んだようです。

ジニの思い出を問われたレッズサポーターの多くが、2019年5月7日のアンフィールドと答えるのではないでしょうか。バルサと対峙したチャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグ、メッシに2発喰らって3-0で完敗した後の大逆転劇。54分、56分に連発してトータルイーブンに追いついた彼のパフォーマンスがなければ、14年ぶりの欧州戴冠という誇らしい歴史を刻むことはできませんでした。

豊富な運動量と判断スピードの速さで、中盤をコントロールし続けた大黒柱を失った今、レッズは後継者の選択を迫られています。サポーターのファーストチョイスは、先頃のFAカップ決勝で唯一のゴールを決めたレスターのプレーメイカーでしょう。ユーリ・ティーレマンス、プレミアリーグ2020-21シーズンは38試合6ゴール4アシスト。パス本数2481本はリーグ5位です。

「ティーレマンスにとっては非常に難しい決断になるだろう。2週間前に、クラブのプレーヤー・オブ・ザ・シーズンを受賞したときの涙がそれを物語っている。ユーロでいいプレイを見せられれば、レスターとの別れにイエスといえるだろう。新たなチャレンジ、次のステップへの準備はできていると確信している」

発言の主はベルギーのサッカージャーナリスト、スヴェン・クラエス氏。ヨーロッパのトップリーグで活躍する同郷の選手たちの動向に詳しく、「リヴァプールエコー」がレスターの8番に関する最新のコメントを紹介しています。「ピッチの内外で優れたメンタリティを備えた絶対的なタレント。モナコでは苦戦したが、レスターでは誰もが真の資質を再認識した。彼の近い将来について、すぐに聞くことができるだろう」。ビッグクラブからオファーがあれば動くと語ったジャーナリストは、「レスターの獲得額は3800万ポンド。現在は、5600万ポンド(約86億円)の価値がある」と付け加えています。

「リヴァプールエコー」のマーク・ウェイクフィールド記者は、ワイナルドゥムの代役にぴったりと評価しつつ、「主な問題は彼のタグとレスターの意向」とレポート。レッズといえども、5000万ポンドを超える高額移籍金を支払うのは厳しく、「プレーヤー自身が先に進みたいという願望を表明すれば、金額は変わる可能性がある」という記者の見立てが実現するかどうかにかかっています。ライプツィヒのCBイブラヒマ・コナテをロケットスタートで獲得したレッズの交渉術に注目です。殺し文句は、「チャンピオンズリーグで勝ちたければ…」ですね。


おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


コメントを残す