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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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アーリング・ブラウト・ハーランド獲得に1億5000万ポンド!? チェルシーはやりかねない…!

マンチェスター・ユナイテッドにジェイドン・サンチョを放出するクラブが、さすがに同じタイミングで絶対的エースを手離すとは思えないのですが…。チェルシーが、ドルトムントのアーリング・ブラウト・ハーランド獲得のために1億5000万ポンド(約229億円)を用意しているという噂が、根強く残っています。

フランク・ランパードが年末の不振で解任となり、トーマス・トゥヘルを招聘したチームは、守備は改善したものの、得点力という課題を解決できずに終わりました。プレミアリーグ2020-21シーズンのトップスコアラーは、PKキッカーのジョルジーニョ。ティモ・ヴェルナーとタミー・アブラハムの6ゴール、ジルーとカイ・ハヴェルツの4ゴールはいずれももの足りない数字です。

堅守を武器にチャンピオンズリーグを制覇した指揮官が、プレミアリーグで勝つためにはストライカーが必要と提言するのは当然でしょう。問題は、「誰を連れてくるか」です。チェルシーが、ノルウェー人ストライカーの獲得に向けて動き始めていると報じたのは「90min」。ジェイミー・スペンサー記者は、「1年後に6400万ポンドのバイアウト条項が発動すると、争奪戦が過熱する」と考えたロンドンのクラブが、ライバルが動きづらいこの夏の決着をめざしていると主張しています。

彼らは既に代理人のミーノ・ライオラと長時間の交渉を行っており、個人合意に到る可能性は高いとのこと。20歳のストライカーは、父親の故郷・リーズ生まれで、ロンドンに魅力を感じているそうです。唯一にして最大のハードルはドルトムントとの合意ですが、チェルシーの希望は
1億3500万ポンドの分割払い。ファイナンシャル・フェアプレーの基準さえクリアできれば、問題はないようですが、サンチョを手離すクラブが金額で妥協するとは考えられません。

この話に対して、チェルシーの動向を追いかけている「フットボールロンドン」は、「アーリング・ブラウト・ハーランドのために1億5000万ポンドを費やす可能性は低い」といっています。これほどの額を出せるなら、1億2000万ポンドのハリー・ケイン、9000万ポンドのロメウ・ルカク、4050万ポンドのカルヴァート=ルーウィンを獲れば余剰資金を他にまわせるというお話です。

とはいえ、スパーズのエースがロンドンのライバルに移籍というシナリオに現実感はなく、ルカクはインテル残留を明言。エヴァートンのストライカーはお買い得ですが、2019-20シーズンのプレミアリーグで15ゴールを挙げているタミー・アブラハムよりも明確に上とはいえない補強となります。アーリング・ブラウト・ハーランドは、昨季ブンデスリーガで28試合27ゴール6アシスト、公式戦トータルで41試合41ゴール12アシスト。あまりにも素晴らしいスタッツを見せつけられると、ヴェルナーのフィット感が高まるのを待たずに、一気に問題を解決したくなる気持ちもわかるような気がします。

チェルシーは既に、フィカヨ・トモリ、ダニロ・パンティッチ、ピエール・エクワ・エリムビー、ヴィクター・モーゼスの売却で3000万ポンド程度のキャッシュを得ており、さらに何人かを売れば超絶ストライカーの獲得資金を補充できます。今のところは「トランスファーマーケットは、何が起こるかわからない」としかいえませんが、果たして…!?


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