アトレティコ・マドリードかインテルか。プレミアリーグ離脱必至のチチャリート争奪戦が始まる!
チチャリートが故郷のクラブ、グアダラハラからプレミアリーグにやってきたのは2010年の夏でした。以来4年間、プレミアリーグ101試合出場で、積み上げたゴールは37。カップ戦まで入れれば、50以上のゴールをサポーターに届けてきました。175センチと小柄ながらヘディングの打点は高く、ボールが出てくるところにしっかり入れるポジション取りのよさと、相手より一瞬先にボールに触れる瞬発力の高さが魅力。最初の3年は2ケタゴールを記録していたものの、ファン・ペルシの入団以降、年を追うごとに途中出場が増え、昨季のプレミアリーグでは先発はわずか6試合。チーム状態が悪く、決定的なパスがなかなか出てこない1年でしたが、それでも942分という限られた時間のなかで4ゴールを決めています。
頼れるスーパーサブ。センスあふれるワンタッチゴーラー。アトレティコ・マドリードにはマンジュキッチ、インテルにはパラシオという絶対的なエースがおり、マンチェスター・ユナイテッドと使われ方は同じかもしれませんが、欧州の舞台や国内カップもあるなか、出場時間は格段に増え、年間2ケタは決めてくれるでしょう。
今はまさに、チチャリート争奪戦の真っ最中。さよならを告げるのはまだ早いですね。スペインやイタリアとの交渉が進み、いよいよそのときが来たら、プレミアリーグとマンチェスター・ユナイテッドを盛り上げてくれた小さなストライカーに感謝の意を表したいと思います。FWに求められる仕事が多いスペインよりも、堅守速攻型のイタリアのほうがメキシコ代表にも近く、チチャリート向きだと思いますが、いかがでしょうか。続報あれば、また紹介させていただきます。
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