「静かなるエヴァートン」が動いた!ロメウ・ルカクをクラブレコードの移籍金で獲得!
しかし、今週に入り、「もうひとつのマージーサイド」がようやく動き出します。まずはMF。ボスニア・ヘルツェゴビナ代表として、ワールドカップ3試合をレギュラーで戦ったムハマド・ベシッチ。セントラルMFもCBもできる器用な21歳は、バリーと並んでエヴァートンの堅牢な守備を支えるのだと思われます。そして本日、ついに来ました、念願のストライカー獲得。結局戻ってきたか、ロメウ・ルカク!移籍金は、エヴァートンのクラブレコードとなる2800万ポンド(約48億7000万円)。やりくり上手で名が通ったクラブが、これだけの金を出すのは、マルティネス監督がルカクを軸とした攻撃陣でプレミアリーグを戦うことを熱望していた証拠でしょう。
昨季は、プレミアリーグで16ゴール。6月には「いい監督がいるチェルシーでプレイできると期待している」と、モウリーニョ監督の下で戦うと明言していたルカクですが、しかし、古巣は優しくありませんでした。ジエゴ・コスタに加えてドログバまで獲得し、既にFWは3人。ややもすると、同点で迎えた終盤、いざ点を獲りにいこうという状況で、ルカクより先にシュールレの名前が告げられるかもしれません。レギュラーポジションは、はるか遠く。ルカクが翻意するのに必要な時間とネガティブなニュースは、充分に揃っていました。
エヴァートンは、ケガ人が続出しない限りは、2013-14シーズン同様にやっかいな存在となりそうですね。GKはワールドクラスのハワード。レイトン・ベインズとコールマンの両サイドは相変わらず脅威。新シーズンには、昨季後半戦で不在だったオヴィエドとダロン・ギブソンも戻ってくるはずです。ベシッチとバリー、レオン・オスマンで中央を固め、デュルフォーの穴は、1月に獲得したマクギーディがよりフィットすれば埋まるでしょう。ロス・バークリー、ミララス、ナイスミスがポジションチェンジしながらペナルティエリア外からもシュートチャンスを狙い、フィニッシュはルカク。…クラブにヴィジョンがあり、監督と選手の信頼関係が強ければ、移籍市場で評価の高い選手がこれだけ残留するんですね。どうですか?サウサンプトンのクリューガー会長。
話を戻しましょう。次は「出したほう」のお話。チェルシーとしては、モウリーニョ監督のルカクへの評価が高くないのもさることながら、常時試合に出たいとストレスをためているベルギー代表を、レンタルでプレミアリーグ中堅クラブに貸すなどして、ごまかし続けるのは限界だったのでしょう。ジャッジを1年先送りにすれば、来年の今頃にはもっと安くなってしまうかもしれない…であれば、50億獲れる今が出し時という判断なのだと思います。「なぜ、この時期にホームグロウンルールで貴重な選手を出すの!?」というサポーターの絶望的な嘆きが聞こえてきそうですが、これはやむなしではないでしょうか。
とはいえ、チェルシーの問題は依然として残っています。2人オーバーしている外国人登録選手から、結局、誰を外すのか?この答えは、8月16日のプレミアリーグ開幕戦、バーンリーの本拠地ターフ・ムーアに立つまでには決着をつけなければなりません。エヴァートンの次の打ち手に注目しながら、引き続きモウリーニョ監督のファイナルジャッジを追いかけていきたいと思います。
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今季も首位争いと4位争いがおもしろそうですね。ガナーズは、早くDMFとCB補強しないと、また4位争いになりそう。
やはりルカクにとっては去年のデンバ・バをアーセナルにローン移籍させるのを
キャンセルして、替りにルカクが弾き出されたのが決定的だったんでしょうね。
チェルシーは凄く良い補強をしていて、チェフとルカクが残れば補強は完璧と
思っていましたが。ルカク退団チェフも残るか怪しい状況で、他サポとしてはしめしめです(笑)
ルカクは不満分子となるくらいなら50億で売れたのはマイナスではなくプ ラスだと思っています
放出候補のチェフも年齢を考えれば今が売り時じゃないでしょうか
うまく人員整理できれば誰か獲得というかのうせいもありそうです
ルイス、ルカクを売ったので収支さほどマイナスではないですし
londres nordさん ゆうまさん プレミアムさん>
アーセナルは、ケディラもシュナイデルランも厳しそうですね。ルカクに関しては、ゆうまさん、プレミアムさんに同感で、移籍はやむなしですね。チェフ出すんでしょうかね…。衰えもみられず、お金出してくれそうなクラブが見当たらないので、結局残るんじゃないかと踏んでいるんですが…。