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あまりシアワセそうに見えない、長友佑都&岡崎慎司のプレミアリーグ移籍の噂!

2人の日本人プレイヤーが、プレミアリーグのクラブから注目されていると報じられています。インテルで5シーズンめを戦っている長友佑都と、ブンデスリーガでゴールランキング4位の8ゴールを挙げているマインツの岡崎慎司。長友を欲しがっているのは、先頃トニー・ピューリス監督が就任したばかりのWBA。同じくWBAに加え、ウェストハムなどの名前もあった岡崎は、最近はレスターからのオファーが話題になっていました。

トニー・ピューリス監督の長友佑都への興味を伝えたのは、イギリスメディア「サンデー・ピープル」と、イタリアの「スポーツ・メディアセット」。現在、プレミアリーグ17位と低迷するWBAは、アーヴァイン監督を解任してピューリス監督を迎えるにあたり、3000万ポンド(約56億円)の補強予算を冬のマーケットで使えるという条件を握ったといわれています。そのなかで、いち早く報道されたのが、トッテナムのサイドアタッカー、アーロン・レノンと長友。イタリア紙では移籍金500万ユーロ(約7億1000万円)と報道されたようですが、既に28歳で後ろの選手とはいえ、これは安いですね。長友のプレミアリーグ入りがあるとすれば、ポドルスキやシャキリ獲得で得点力UPをもくろむインテルが、人員整理をすると決断した場合でしょう。

今季の長友は、負傷もあって17試合中9試合の出場に留まっており、左サイドのスペシャリストである22歳のドドや、ユーティリティのある26歳のダンブロージオ、あるいはメデルで、日本代表SBの穴は埋まります。マッツァーリ監督の解任を受けて、11月から指揮を執るマンチーニ監督は、「長友は経験豊富で必要な選手」と語ってレギュラー起用。今のところはバランス感覚と運動量をとってドドより長友なのかもしれませんが、前線補強のために誰かを売るとなれば話は別。これからは安くなる一方、今がチャンスとばかりに28歳を売ろうとするかもしれません。この話は、現状は「リストUP」というライトな情報ですが、今後具体化した場合の長友の去就は、財政的には余裕がないはずのインテルがどういうジャッジを下すのかにかかっているのではないかと思われます。

クレスウェル、クリシー、アルベルト・モレノなど、小柄なSBが左サイドで活躍するプレミアリーグで、長友は充分通用するでしょう。WBAとなると、ベルギー代表のポコニョーリとのポジション争いとなりますが、ピューリス監督は、中央に正確なクロスを入れられる日本代表SBを好むのではないでしょうか。長友には、できればインテルに残ってほしいと思うものの、売るほうと獲るほうの思惑が合致する可能性は充分にあると思います。

さて、岡崎慎司です。過去、噂になっていたウェストハムは、キャロル復帰でFW充実。直近、14億円でオファーを出したといわれていたレスターは、元々ファーストチョイスだったリエカのクラマリッチ獲得が報じられ、岡崎の可能性はほぼなくなりました。「プレミアリーグでプレイするのが子どもの頃からの夢」と語る28歳に、この冬チャンスがあるとすれば、WBAがベラヒーノ売却の決断をした場合でしょう。とはいえ、ここはピューリス監督。ブンデスリーガで8ゴールという得点力を買われてチームに合流したとしても、長身のストライカーを好む指揮官は、岡崎にはサイドで走れというミッションを背負わせるのではないでしょうか。ゴールが遠いというシュツットガルト時代と同じ悩みを抱えるよりは、岡崎をチームの軸に据えてくれる相思相愛のマインツに残るのが得策と思われます。

レスターの話がまとまらなくてよかったですね。プレミアリーグ残留が厳しいクラブはキャリアアップとはいえず、タイプの違うクラマリッチと岡崎を並べて検討していたとすれば、このチームに入っても、彼のよさをうまく活かしてくれたとは思えません。岡崎慎司がプレミアリーグという夢を叶えたいならば、今季はブンデスリーガで通期の実績を出して、夏に勝負でしょう。私は、フィジカルが強いFWが求められる傾向が強いプレミアリーグは、岡崎にとっていい舞台ではないと思います。イングランドのトップクラブにおいて、身長170センチ台で最前線に据えられているFWはファルカオぐらい。ソルダードですら厳しい状況に置かれており、セカンドストライカーでも、ルーニー、アグエロ、アレクシス・サンチェスという超一流のみですから…。

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