マンチェスター・シティ、「ヤヤ・トゥレの後釜!?」ポルトMFフェルナンド獲得合意!
元々、マンチェスター・シティにとっては1年前から目をつけていた選手で、ハビ・ガルシアとロドウェルだけでは心もとないセンターMFの強化として考えていた移籍でしたが、ヤヤ・トゥレの移籍問題(どこまで本気かわかりませんが)が湧いて出てきたことで、フェルナンドの存在はより重要なものになりました。フェルナンドはブラジルのU-20代表には選ばれたことがあるものの、フル代表経験はなく、ともすると守備専門のようにみえるプレースタイルが、ブラジル代表監督からすればそそらないのでしょう。ヤヤ。トゥレが残留すれば、来季のプレミアリーグでは、アンカーにフェルナンド、その前にヤヤ・トゥレとフェルナンジーニョが入る3センターの布陣もオプションのひとつとなり、プレミアリーグ上位との戦いでは守備に忙殺されがちだったフェルナンジーニョの攻撃センスがより活かせる形になります。
一方、ヤヤ・トゥレがパリやバルセロナにいくとなると、ブラジル人コンビのセンターが基本。時折、前線への飛び出しも見せてくれるフェルナンドが攻撃が下手だとは思いませんが、何でもできるヤヤ・トゥレと比較されるのは、さすがに酷です。アーセナルからサニャを獲り、DFマンガラも引き続き狙っていると報じられているマンチェスター・シティは、FFPの縛りもあって無理な補強はしにくい状況ですが、ヤヤ・トゥレを失ったら、センターの大型選手をもうひとり、獲りにいくかもしれません。うーん、こうして考えてみると、やはり昨季20ゴールを挙げた世界一のセンターMFが抜けると、何とか穴埋めをしたとしてもマンチェスター・シティの上がり目は薄いですね。脅しめいた論陣を張って手数料を獲りにくると悪評高い、ヤヤの代理人である「ミスター10%」ディミトリ・セルク氏を多少儲けさせてでも、プレミアリーグ王者はヤヤ・トゥレを引き留めないといけません。
7月にはひと悶着ありそうで、不穏な空気漂うマン・シティですが、ここまでは初志貫徹で、めでたしめでたしでしょう。とはいえ、彼らの最大の課題はDFの層の薄さ。これをどう解決するのか、次なる一手に注目です。(フェルナンド・フランシスコ・レゲス 写真著作者/Amarhgil)
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