ガリー・ネヴィル氏が提言!「デ・ヘアを放出するならベイルとのトレードにするべき」
「デ・ヘアの今シーズンの活躍を目にすればするほど、マンチェスター・ユナイテッドに残ってほしいといいたくなる。とはいえメディアの騒ぎようをみると、移籍は避けられないだろう。選手との契約が残り1年となれば、クラブは何らかの対策を講じるものだ。…レアル・マドリードがもし実際にオファーを提示してきたら、マンチェスター・ユナイテッドはしかるべき決断を下さなければならない。片やでマンチェスター・シティ、チェルシー、アーセナル、リヴァプールなど、プレミアリーグのどのクラブもガレス・ベイルを欲しがっている。だとすればデ・ヘアをレアル・マドリードに放出する際は、ベイルとトレードの形にするべきだ」
出演している「スカイスポーツ」のサッカー番組でのコメントです。確かに、50億円を割るような金額でデ・ヘアを持っていかれることになるぐらいなら、プレミアリーグのライバルクラブを悔しがらせるベイルとのトレードに持ち込むのは有効な選択肢のひとつでしょう。ただし、これが成立する前提は「マンチェスター・ユナイテッドがベイルを必要としている」ことです。ネヴィルさんは先日、「ディ・マリアは素晴らしい選手」と語ってましたが、今季の両サイドのレギュラーだったアシュリー・ヤング、マタに加えて、バレンシア、ベイル、ディ・マリア、デパイと、サイドが本拠地の選手ばかりこんなに必要なのでしょうか?
「マンチェスター・ユナイテッドのサッカーにはウイングが必要。アシュリー・ヤングは輝かしいシーズンを送った。マタは直近の数ヵ月はうまくやっていたが、ウイングとしては適切な選手ではない。ディ・マリアがどうなるか興味深いね。私はディ・マリアを信じている。マドリードで彼を何度も見てきたが、そのパフォーマンスのレベルは素晴らしかった」
なるほど。ベイルとディ・マリア、アシュリー・ヤングが基本ということですね。ネヴィル氏のおっしゃっていることをマンチェスター・ユナイテッドのスターティングメンバーで表現してみましょう。
■パターン1=4-1-4-1
CF/ルーニー(デパイ)、
右MF/ベイル(バレンシア)、左MF/ディ・マリア(アシュリー・ヤング、デパイ)、
セントラルMF/マタ、フェライニ(エレーラ)、アンカー/キャリック(ブリント)
■パターン2=3-5-2
FW/ルーニー、デパイ
MF/ベイル(バレンシア)、ディ・マリア(アシュリー・ヤング)、
マタ(フェライニ)、エレーラ、キャリック(ブリント)
来季はいない可能性があるファン・ペルシとファルカオを外してまとめてみました。ルーニーとデパイに大暴れしてもらうことを考えればパターン2のほうに魅力を感じるのですが、アザール、アレクシス・サンチェス、ヘスス・ナバスなどの顔を思い出すと、サイド攻撃が厚いクラブが多いプレミアリーグでは4バックのほうが機能するだろうと、今季の戦い方であるパターン1に戻っていきます。私は、ベイルとディ・マリアは両方は要らないだろうと思っていたのですが、こうしてみると、ないこともないかもしれません。しかし、上記2つのパターンは、どちらをとっても余剰人員が発生しますね。1トップで4バックにすると左サイドが豪華すぎて、3バックならルーク・ショーの居場所がありません。4-4-2にすると、今度はマタがベンチ暮らしとなりそうです。
アシュリー・ヤングがコンスタントに最近のクオリティを発揮できて、ディ・マリアが復活するなら、デパイ、バレンシアも置けるサイドにベイルまで投入しなくてもOK。むしろほしいのはキャリック不在時のアンカー、統率力のあるCB、本職の右SBなど後ろの選手ということになると思いますが、いかがでしょうか。マタをスペインにお返しするぐらいの大英断をするのであれば別ですが、エレーラとの連携抜群で今季プレミアリーグ9ゴールの選手を放出するのは得策ではないと思われます。ネヴィルさん、ベイルとディ・マリア、ホントにいっときます?「デ・ヘア+100億でベイル獲得」などとなるなら、ブレーキをベタ踏みしたくなるのですが…。(ガリー・ネビル 写真著作者/Austin Osuide)
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ホント、レアルには憎悪しか抱きません。
アザールには手を出さないで ( ;´Д`)
バレンシアとマタのコンビ結構良いと思うんですがね。
ベイルは左サイドのほうが輝ける様ですし、やはり左で輝けるデパイを獲ってなお
取る必要がありますかね?
どちらかと言うと契約問題で揉めていて放出も有りと言われているセルヒオ・ラモスを
トレード要員として狙ったほうがマンUの補強ポイントにマッチするのでは。