マンチェスター・ユナイテッドとアーセナルの一騎打ち⁉ シュナイデルラン移籍報道に新展開!
ミケルがチームを離れるという噂があったプレミアリーグ優勝クラブは、マティッチ、セスクに続く第3のセントラルMFの補強。シュナイデルランが獲れれば、セスクをひとつ前のポジションで起用するオプションにも迫力が出ます。ヤヤ・トゥレ、ミルナーに移籍の噂があったマンチェスター・シティは、いわゆる「ナンド&ジーニョ」、フェルナンドとフェルナンジーニョのコンビだけでは不安でしょう。守備力の高いセンターがコクランのみのアーセナルも、このポジションの補強は喫緊の課題。キャリックがいれば上位を次々と食えるのに、いなくなったとたんに下位にオールド・トラフォードで苦戦するマンチェスター・ユナイテッドは、ブリントではまかないきれなかったアンカーの強化は最重要テーマのひとつです。
先週までは、幅広くリストアップしているマンチェスター・ユナイテッドからは複数のオランダ人選手やドイツ人MFの名前は出てくるものの、シュナイデルランという話は聞こえてこず。チェルシーは沈黙。マンチェスター・シティのファーストチョイスはポグバとなると、本命はアーセナル…という構図でした。しかし今週になって、いくつかの新しいニュースが入り、どうやら状況は変わってきているようです。
ヤヤ・トゥレが残留を明言し、ミルナーが交渉中と伝えられたマンチェスター・シティは、ご執心のポグバにはコンタクトを取り続けるとしても、シュナイデルランよりもストライカーやサイドのプレイヤーが先でしょう。ビダルと獲得合意とまでいわれたアーセナルが、アレクシス・サンチェスとのチリ・コネクションにこだわってユヴェントスと交渉するのであれば、彼らは南米選手権が終わる7月上旬まではシュナイデルランを口説きにはいけなくなります。そして、どうやらマンチェスター・ユナイテッドの補強リストにフランス人MFの名前はあったようです。イギリス紙「デイリー・ミラー」「デイリー・メール」がほぼ同時に伝えたのは、「最有力候補はマンチェスター・ユナイテッド」というお話でした。まだ具体的なオファーには至っておらず、打診のみのようですが、「デイリー・メール」はシュナイデルラン本人の気持ちはマンチェスター・ユナイテッドに傾いているとまで書いています。
傾いているというのが事実なのか、事実だとしたらその理由が何なのかはわかりませんが、シュナイデルラン目線でいえば、出場機会がいちばん多そうなのはマンチェスター・ユナイテッドであることは間違いありません。セスクとマティッチの間に割って入るのは明らかにハードルが高く、フェルナンジーニョやカソルラ、コクランも難敵です。マンチェスター・ユナイテッドにおけるライバルは34歳のキャリックで、「チームの中心として考えている」と嘘偽りなく口説けるのはファン・ハール監督だけでしょう。いずれにしても、この話は、マンチェスター・ユナイテッドとアーセナルのどちらが先に二股・三股をやめて本気で獲りにいくか、ではないでしょうか。彼らが、ビダル、ギュンドアン、シュヴァインシュタイガーなど他の候補者との天秤をやめなければ、チェルシーが話をまとめてしまうという着地もあるかもしれません。
それにしても、ある日本のマスコミの「横取り」という見出しはひどいですね。決まりかけている話を引っくり返しにいったという情報があるとか、デッドラインデーに急遽オファーしたならともかく、時はまだ6月上旬。アーセナルもオファーを入れたわけでもなく、それぞれのクラブがいつもどおりに各所に照会・打診を入れているなかで、シュナイデルランに関してはマンチェスター・ユナイテッドが一拍遅かっただけでしょう。週刊誌や夕刊のタブロイド紙ならともかく、サッカー専門メディアは、そのあたりのニュアンスや相場観を押さえて報道していただければと思います。ネガティブな情報は特段なく、至って普通の自由競争なのにサポーター同士がむやみにライバル心を煽られるのは、いいことではないと思いますので。
シュナイデルラン、どうなりますか。私自身は、「ギュンドアンやシュヴァイニーも観てみたい」と、浮気心を捨て切れていない状態です。25歳のホームグロウン選手で、プレミアリーグ経験ありと即戦力のいい補強なのは重々承知なのですが…オフシーズンは始まったばかりですからね!
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更新おつかれさまです。
記事とは関係ないのですが、リクエストをひとつ…
移籍情報などを世に発信するそれぞれのメディアの特色をブログに取り上げていただけないでしょうか。
daily mail、guardian、 telegraph、metro…
他にもたくさんの名前を見かけますが、どこの報道がくれば本格的に踊ればよいのか、あるいはある程度流して聞くべきなのか。
Manchester evening newsやLiverpool echoなどの地元紙の信憑性は高いのか、などなど。
管理人さんの知るところを教えていただけたら、とても幸いです。
ストロートマンがあれな感じですし、ギュンドアンもあの調子。。。ナインゴランにすれば?とか思いましたが、シュネイデルランなら文句なし!是非来て欲しいですね。
しかし、CBも噂出ませんね〜。どうなるんでしょうか?
おにちゃんこさん>
わかりました。パワーがかかるネタなので、いつとお約束はできませんが検討します。ちなみに、各紙の骨格的な特徴が分かる記事がありますので、こちらはぜひ読んでみてください。
http://www.news-digest.co.uk/news/features/567.html
あくまで経験的にですが、比較的信ぴょう性が高い情報だと感じるのは、以下の状況です。
1)複数紙が「同日一斉報道」(同日がポイントです)
2)ドイツの選手がプレミアリーグに来るという話が、ドイツとイギリスで同時に報道される
3)タブロイド紙の情報を、後からガーディアン、インディペンデント、BBCなどが追いかけてきて報道
イギリスの高級紙を日本の朝日、読売等と同じように見ないほうがよいと思います。向こうの新聞は、高級紙といわれる新聞でもゴシップなんだけどねといいながら、噂レベルの記事を載せていたりすることもあります。昨日の「ガーディアン」の記事を事実だとして読むと、ミルナーはリヴァプール、シュナイデルランはマンチェスター・ユナイテッド、ベンゼマがアーセナルに入団するということになりますが、記事の横にRumourと書いてあったりするのです。
地元紙は、選手のインタビューや関係者情報、クラブに近い名物記者のコラム等が迫力がありますが、信ぴょう性が特段高いわけでもないと思われます。これは、移籍交渉自体が進展したりブレイクしてしまったりと、実際にめまぐるしく動いているからではないかと思います。ランバートやロシツキが「冬に移籍する話になっていたがギリギリでダメになった」などといってますし。こういう話を目いっぱい取材して都度掲載している熱血メディアが、がんばってやっているのに状況があっちいったりこっちいったりするがために、結果的に嘘つきにみえてしまうという面もあるでしょう。
確かに、はなから怪しい記事もありますが。「ザ・サン」だけはどうしてもうさんくさい…。
ざっとこんな感じでしょうか。
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けいやまさん>
そうですね。CB出ませんね。ファン・ハールさんは早期に確定させるといっていたので、まったく動いていないことはないのでしょうが…。
移籍先はまだ分かりませんが、シュナイデルランがサウサンプトンから去るのはほぼ確実でしょうね。
自分はシュナイデルランが去った後の来季のサウサンプトンがどうなるか少し気になります!
マンUはまずCL本戦出場を決定しないとシュナイデルランには動けないんじゃないかと思います
その前にアーセナルが取ってくれないかな
ご丁寧なお返事、ありがとうございます。
記事にして頂くのを気長に、楽しみにお待ちしています。
頂いたお返事にも具体的な情報が含まれていて、大変勉強になります。
makotoさんが掲載されたページも興味深い内容なので、後ほどじっくり読ませていただきます。
まーしさん>
出ていくのはシュナイデルランだけではすまなそうで、大変なことになりそうです。今朝の記事にまとめてみました。
京都グーナーさん>
本大会にいこうがいくまいが「CL出場権」なので、シュナイデルラン1本と決めれば獰猛にプッシュするはずです。昨季、同様にCLに出たいといっていたディ・マリアを出場権なしで獲ったクラブですから。
おにちゃんこさん>
お役に立てればうれしいです。よろしくお願いいたします。