レスターに続いて2クラブが関心ありと報道。岡崎慎司のプレミアリーグ入りに新たな可能性!
「キッカー」1紙の記事であり、「獲得を画策」「関心高まる」としか書けないようなので、今後オファーがあるかどうかはわからず、多分に記者の作文が入っているレポートでしょう。この記事から何かを読み解くとすれば、「ブンデスリーガの上位クラブは岡崎慎司を獲りにこない」「マインツは、岡崎を可能な限り高値で売りさばこうとしている」といったところでしょうか。ウェストハムとエヴァートンの名前が出たのは、両チームとも「現在いるストライカーに移籍報道がある」「新たなストライカー獲得に積極的な姿勢を見せている」からだと思われます。
「いつかチェルシーのようなトップクラブに戻りたい。この野望を隠すつもりはない」と語っていたエヴァートンのロメウ・ルカクは、海外からいいオファーがあればプレミアリーグを去る可能性があるといわれています。ロイク・レミーを獲りたがっていると伝えられたウェストハムは、昨季プレミアリーグで14試合5ゴールに留まったキャロルと、4ゴールしか挙げられなかったエネル・バレンシアを放出するかもしれません。ウェストハムは昨年の10月以降、何度か岡崎獲得を噂されており、ブンデスリーガで65試合27ゴールという実績は、レスターより少ない44ゴールに終わったクラブにとっては魅力的でしょう。
仮に3チームからオファーが来たとすれば、来季もプレミアリーグ残留争いに加わるであろうレスターや、ヨーロッパリーグの出場権はあるものの本大会にいけるかどうかわからないウェストハムより、来季こそは欧州大会の出場権争いに食い込みそうなエヴァートンがいいですね。絶対的なエースのルカクが残ったとしても、試合中に前線の枚数を変えながら戦うことが多いロベルト・マルティネス監督のチームなら、岡崎慎司が使われるチャンスは充分にあるでしょう。マージ―サイドの古豪は、既に中盤のトム・クレヴァリーを獲得しており、バルセロナで出場機会が得られないデュルフォーを、以前のレンタルではなく完全移籍で迎えるという話になっています。ロス・バークリーやマクギーディ、ネイスミスらが揃う中盤からは、いいパスがもらえるのではないでしょうか。トップクラブから注目されているベルギー代表MFミララスがチームに残れば、サイドからの突破力とカウンターの迫力を失うことはないはずです。
私がエヴァートンを推す理由は、もうひとつあります。岡崎には、ぜひグディソンパークの素晴らしい雰囲気のなかでプレイする喜びを味わってもらいたいと思うのです。今季、ヨーロッパリーグにチャレンジするビリッチ新監督のウェストハムもおもしろい選択肢ではあるものの、スタジアムの魅力を含めた総合力で、イーストロンドンよりもマージーサイドに軍配が上がります。エヴァートンは欧州大会のチケットを持っていないクラブですが、自らの力で来季勝ち取ればいいでしょう。彼らのポテンシャルは、チャンピオンズリーグは厳しくても、ヨーロッパリーグには充分手が届くレベルです。「CBジョン・ストーンズを引き止め、DFラインの再整備がうまくいけば」という但し書きはつきますが…。
マインツのハイデルGMは、「私が決められる範囲のことを、なぜ心配しなければいけないんだ?」と岡崎の残留に自信があるような発言をしていますが、契約が残り1年となったストライカーについての本音は「できるだけ高い値段で売りたい」だと思われます。武藤嘉紀に続いて、ドイツ2部のハイデンハイムから昨季33試合15ゴールのFWニーダーレヒナーを獲得したのも、エースが抜ける最前線の補強が必要という判断からでしょう。オファー済みのレスターか、昨季から狙っていたウェストハムか、積極補強のエヴァートンか。どこに移籍したとしても、岡崎慎司がプレミアリーグにチャレンジすることになったら、来季は現地に応援しにいこうと決めています。プレミアリーグで初めて成功した日本人ストライカーになるかもしれないわけですから。ぜひ、活躍してほしいですね!
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岡崎も難しい立場にありますね。現状ではマインツに残ってもポジション争いが厳しくなりましたし。マルティネス監督はスウォンジーも率いていた人なので、現在の日本代表の選手にはとっつきやすい戦術だと思います。ただプレミアはフィジカル面でやっぱり厳しいように感じます。結局は主力を引き抜かれたブンデスの中堅クラブに移籍というオチになりそう。香川とのW移籍&出場も見てみたいところではありますが…。
Uボマーさん>
上位ならともかく、ブンデスリーガ中堅ならマインツも岡崎もメリットがないので残留になるのではないでしょうか。