宮市の移籍決定、ビダル&チェフ獲得進展、オスピナ放出⁉ アーセナルに新たな動きあり!
エールディビジのフェイエノールトから始まり、プレミアリーグのボルトンとウィガン、最後はトゥエンテとレンタル先を転々としていた宮市は、アーセナルの錚々たるメンバーと度重なる負傷に遮られ、結局ポジションを得られませんでした。一時期はイギリス紙に「世界の注目の若手25人」に選ばれていたものの、2014-15シーズンに所属したトゥエンテでも戦力外となっては、ガナーズに居場所を見出すことはできません。ザンクト・パウリでは、トップフォームを思い出すところからのスタートでしょう。22歳になったサイドアタッカーが新しいクラブで結果を出せば、日本人選手を評価するクラブが多いブンデスリーガにステップアップする道は見えてくるものと思われます。
そして2つめは、最近話題のGKについてのニュースです。イギリスメディア「デイリー・ミラー」「スカイ・スポーツ」が15日に「チェルシーの幹部と会談した」と伝えたペトル・チェフのアーセナル移籍が濃厚となっているようです。プレミアリーグ屈指の守護神のノースロンドン入りを裏付ける新しい情報は、トルコからやってまいりました。「HaberTurk」が、ダビド・オスピナの移籍についてアーセナルとフェネルバフチェが合意に至ったと報じています。昨季、ニースからプレミアリーグにやってきたコロンビア代表GKの移籍金は350万ポンド(約6億円)といわれておりましたが、今回のお値段は550万ユーロ(約7億7000万円)。この取引自体がどうこうよりも、アーセナルを出るのがシュチェスニーではなくオスピナだといわれていることにびっくりしています。
控えGKというポジションは、ホームグロウン選手の数を確保するためには絶好の場所。16歳からクラブにいるシュチェスニーを残してオスピナを出したほうが、「ホームグロウンルールの遵守」「より高額な移籍金獲得」「チェフを絶対的なレギュラーにしやすい」といいことづくめには見えます。正式な発表があるまでは何ともいえませんが、ニュースを聞いたときの率直な感想は「それにしても思い切りましたね」でした。チェフが負傷したとき、後ろにいるのがオスピナならグーナーが不安を募らせることはないと思われますが、シュチェスニーでは期待より心配が先に立つ方もいらっしゃるでしょう。イギリス側の報道を待ちたい情報ではありますが、いずれにしても年明けのチャンピオンズリーグという大事な場面では、チェフがゴールマウスにいてくれればいいですね。
最後のトピックスは、イタリアメディア「ガゼッタ・デロ・スポルト」からの情報です。南米選手権に出場しているチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルは、チームの主軸として3ゴールを決めたことよりも、大会の最中に起こした酒気帯び運転の交通事故で目立ってしまいましたが、彼が所属するユヴェントスは、3500万ユーロ(約49億円)を支払うクラブがあればビダルを放出する意向とのこと。アーセナルとビダルの代理人は既にコンタクトを取っているといわれており、ポドルスキ、ヤヤ・サノゴ、ジョエル・キャンベルらの売却を画策しているクラブが移籍金が高過ぎるという理由で断念することはないでしょう。昨季のセリエAで28試合7ゴールという数字を残し、チャンピオンズリーグ準優勝にも貢献した「真ん中のスペシャリスト」ビダルが加入すれば、アーセナルの中盤の守備はより安定するものと思われます。
しかし、さすがに頭数が多いですね、アーセナルの中盤。昨季のプレミアリーグ並みに負傷者が続出すればちょうどいいのですが、あれだけのアクシデントが2年続いたりはしないでしょう。ビダルが入ればアルテタの居場所はなくなり、ウィルシャーとラムジー、カソルラがサイドやトップ下に入る機会が増えれば、ロシツキやチェンバレンの出場機会も減ることになりそうです。攻撃モードのときはエジル、カソルラ、アレクシス・サンチェス、ビダル、ウィルシャーあるいはラムジー。守備重視の際はエジル、カソルラ、アレクシス・サンチェス、ビダル、コクランが基本フォーメーションでしょうか。チェフを差し出すチェルシーがチェンバレンをほしがっているという情報もありましたが、中盤の補強の進捗次第では、押し出されるようにクラブを離れる選手が出るかもしれません。
ここまでの話が実現すれば、あとはストライカーとCBです。ヴェンゲル監督が本気でウォルコットのCFコンバートを進め、ウェルベックを育て上げるというなら「前線は現有戦力で」という選択もあるのかもしれませんが、CBについては、メルテザッカーでチャンピオンズリーグを戦うのは難しいのではないかと思います。とはいえ、マタやシュールレ、デブライネを放出したモウリーニョ監督のような大胆な改革を好まないヴェンゲルさんは、両方とも獲らないかもしれませんね。それでも、ビダルとチェフが獲れれば上々です。特にチェフ!デ・ヘアに助けられてチャンピオンズリーグに復帰したクラブのサポーターがいうのだから間違いありません。
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更新お疲れ様です。
自分もオスピナ放出の話は目にしてびっくりしましたが、なんとしてもチェフ獲得を!というアーセナル&監督の
らしくない、強い意思表示は喜ばしいですね(もちろん、オスピナには申し訳ない気持ちでいっぱいですが、
さして放出されるようなむごいプレーをしたわけでもないので、これでお別れ、というのはさみしいですね、
プレー内容で考えると出ていくのは、当然シュチェスニーなんですが、シティがスターリング獲得に馬鹿げた
金額提示していることからも、自分が思っている以上に、ホームグロウンの影響は非常に大きいんでしょう)。
とはいえ、(今のところ)残り2年のヴェンゲルアーセナルはなりふりかまっていられない、という覚悟の表れでしょう。
それならそれでいい!が、ここまでしたからには、DMFは言わずもがな、CFも獲れ!と言いたい!ここまでして
CFはウォルコットコンバートで…、なんてひよったことは、やめていただきたい…、ですが、それをしちゃうのが
ヴェンゲル監督なんですよねぇ…、まぁ正直、アーセナルがチェフ獲得なんてチャンスも本来ありえなかったこと
ですから、予測不可能な移籍市場、嬉しい誤算と呼べるアクションを起こしてくれることを期待しましょう。
最後に、モウリーニョが「チェフを取るクラブは、代わりの選手とのトレードを要求する」と言っていますが、
まぁ監督がそれに応じるとは思えないですが、万一あったとしても、チェンバレンだけは出さないように…。
チェンバレンはサイドも真ん中もハイレベルでこなせる選手、彼だけは出しては駄目だ!と思います。
オスピナが出て行くとしたら心より残念ですが、代表GK3人体制はやはり無理が有りますよね。
チェフの移籍に関しては「チェフィはアーセナルへ」と発言したチェルシーGKコーチが一緒に
アーセナルに来るようで、アーセナルのGKコーチがスワンズに移籍しています。
アーセナルのコーチは長期間在籍している方が多いですが、今季はユースの総責任者に
ファン・ハール解任後にバイヤン暫定監督を務めたことも有るアンドリース・ヨンカーを、
フィジカルコーチに元ドイツ代表コーチのフォーサイスを迎えるなど、あまり良い結果を
残せていなかったセクションのコーチの入れ替えが進んでおり、長年GKには苦しんできた
アーセナルのGKコーチの入れ替えも良い方向へ向かうことを期待しています。
サッカー小僧!さん>
チェフが入るだけで、最終ラインは目に見えて堅くなるのではないかと期待しています。ビダルは微妙ですが、ジャクソン・マルティネスはあるかもしれません…。
ゆうまさん>
やはり、最近のガナーズは本気度高いですね。オスピナも、相手がチェフとなるとやはり控えにまわるほかなく、おっしゃるとおり、3人はないでしょうね。