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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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ストライカーが動く夏。ジェコのローマに続き、ソルダードがスペイン復帰決定!

ファン・ペルシ、ヨヴェティッチ、ドログバ…。この夏、何人かの大物ストライカーがプレミアリーグに別れを告げました。今週は、エディン・ジェコのASローマ移籍が決定。ネグレドと同様の「1年後買い取りオプション付きレンタル」という形になっており、今季中に30歳になるボスニア・ヘルツェゴビナ代表の点取り屋をプレミアリーグで観ることは、もうないかもしれません。2011-12シーズンからの3年間、マンチェスター・シティで必ず14ゴール以上を記録していたジェコは、途中出場が増えた昨季は22試合で4ゴール。下り坂に入ってしまったのか、あくまでも単年のスランプでありローマで復活を遂げるのかは、今季の彼のプレイを観ないことにはわかりません。トップクラブのストライカーは、30歳という節目が見えると非常に厳しい目線にさらされます。プレミアリーグで10ゴールを決めたにも関わらずマンチェスターを追われたファン・ペルシともども、新天地でも素晴らしいゴールシーンを積み重ねて、サポーターを盛り上げていただければと思います。

プレミアリーグで実績を残したファン・ペルシやジェコに対して、まったく力を発揮できずにトッテナムを去ることになったロベルト・ソルダードには、無念という言葉しか浮かびません。在籍した2年間のレコードは、プレミアリーグ52試合出場でたったの7ゴール。このうちPKが4本を占め、2年めの2014-15シーズンは1ゴールしか決められませんでした。ソルダードが最も彼らしさを発揮したのは、2013年12月に行われたヨーロッパリーグ・グループステージの第6節、アンジ・マハチカラ相手に決めたハットトリックでしょう。当時は、この爆発で波に乗れるのではないかと期待したのですが…。その後のソルダードは、プレミアリーグのピッチに立つとことごとくチャンスを失い続けました。「決まらない→味方から信頼されない→少ないチャンスに焦ってミスをする→決まらない→味方から信頼されない」という悪循環にはまったまま、出口が見えなかった2年だったのではないかと思われます。スペインのビジャレアルとの契約は3年。30歳のソルダードにとって、新しいクラブがトップレベルで戦う最後の場となるでしょう。

レヴィ会長がソルダード売却にゴーサインを出したということは、噂のベラヒーノ獲得の目処が立ったのでしょうか。逆に、獲得のほうが決まっていて、戦力外のストライカーが売れないのがリヴァプールです。イタリア行きの話がまとまらなかったバロテッリとボリーニ。レッズとしては、完全移籍で対価を得たいところではあるものの、レンタルで出せれば御の字という状況のようです。ボリーニはサンダーランドで決められそうですが、9月1日までクラブに在籍すれば10万ポンド以上のボーナスを受け取れると報じられたバロテッリは、サラリーが下がる話はすべて断り、プレイできなくても残留を選ぶ可能性もあるといわれています。ベンテケ、スタリッジ、ダニー・イングス、オリギが揃ったクラブでは、キャピタルワンカップにも出られないと思われます。リヴァプールは、少なくとも年末まで悩ましい状態を抱え続けることになるかもしれません。

ここで触れた以外に、動くストライカーはいるでしょうか。チチャリートはクラブを離れるのか、ロンドン在住希望のアデバヨルに地元クラブからオファーは来るのか。ベネズエラのモデル、ジェニー・リザラソさんは「ベンゼマのアーセナル移籍は決まっている。外れたら罰を受ける」といっているそうですが、果たして…?

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“ストライカーが動く夏。ジェコのローマに続き、ソルダードがスペイン復帰決定!” への5件のフィードバック

  1. プレミアリーグ大好き! より:

    ソルダードがゴール決まらず→焦ってどんどんドツボにハマって行ったのは事実ですが彼が味方から信頼されてなかったということは無いと思いますよ
    スパサポなら彼のピッチ内外での人柄の良さは周知の事実、チームメイト皆から愛されていたと思います。
    リーガでの実績も十分でしたがプレミアは彼には合わなかったのでしょうね。
    最後の最後まで素晴らしいコメントを残してさって行ったソルダードの復活を願ってます。

  2. シティズン より:

    ジェコには本当にお世話になりました
    新天地ローマでもきっとゴールを数多く決めてくれます
    復調を祈ってます

  3. makoto より:

    プレミアリーグ大好き!さん>
    ソルダードの最後のあいさつは、プロらしくかつ泣けるもので、人柄が愛されていたというのはそのとおりだと思います。しかし、彼がほしい形でボールがもらえていたかといえば、難しかったのではないでしょうか。リヴァプールの今季初戦で、コウチーニョがボールをキープするとすかさずベンテケの位置を確認していたのを見て、同じレッズのランバートやトッテナムにおけるソルダードが、もう少しでも周囲にうまく使ってもらえていれば結果は変わっていたかもしれないと思い、書かせていただきました。

    シティズンさん>
    本格派ストライカーという言葉がぴったりの頼もしい選手でしたね。ライバルクラブからの目線で見ておりましたが、いつも脅威でした。

  4. ぜれ より:

    関係ない話題ですがオタメンディが移籍志願して監督に使わないでほしいと懇願したみたいですね
    シティ行くのかユナイテッド行くのかはわかりませんが
    今の状況をみる限り退団はほぼ確定的だと思いますのでもし赤い方にいったら一気に優勝候補になるかもしれません

  5. makoto より:

    ぜれさん>
    青優勢のようですね。うーん…。

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