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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

さすが、お目が高い!「ユヴェントスが冬に獲得を検討」といわれるプレミアリーグの選手たち

UEFAランキングでイタリアの猛追を受けており、今後の成績如何ではチャンピオンズリーグの出場枠をひとつ削られる危機にあるプレミアリーグのファンとしては、バルセロナやレアル・マドリード、バイエルン・ミュンヘン以上にユヴェントスが気になる今日この頃です。 昨シーズン、セリエAとコッパ・イタリアを制し、チャンピオンズリーグではファイナルまで進んだ「準三冠」クラブは、UEFAランキングを8位まで上げ、アーセナルやパリ・サンジェルマンと激しく争っています。2013-14シーズンにプレミアリーグ7位という暗黒時代を過ごし、欧州では19位まで転落してしまったマンチェスター・ユナイテッドのサポーターからすれば雲の上の存在なのですが、強いはずのイタリア王者も今季は大スランプ。最近になって持ち直してきたものの、現在、5勝3分4敗とセリエAで7位に沈んでおり、「東のユーヴェ、西のチェルシー」と見出しを立てたくなるほどのサプライズとなっています。

プレミアリーグでチェルシーの補強に注目が集まっているように、あちらさんもテコ入れ策が話題になっているのですが、イタリアメディア「カルチョメルカート」は、ユーヴェがプレミアリーグの4人の選手に目をつけていると報じています。彼らの悩みは、ビダルとテベスが抜けた穴が埋まっていないことのようで、ストライカーと司令塔から4人がピックアップされているのですが、これが事実なら、お買い物リストのセンスのよさは抜群です。今回は、ファッション誌風にいえば「あのユーヴェが狙う、お買い得実力者コレクション2015冬」といった趣向で、ターゲットと噂されている選手を紹介させていただこうと考えております。

最初に登場いただくのは、遅咲きの30歳ストライカー、サウサンプトンのグラツィアーノ・ペッレです。モラタやマンジュキッチ、ディバラといったラインナップに高さを加えたいという狙いでしょうか。クーマン監督がセインツに着任した昨季、プレミアリーグにやってきたペッレは、入ってすぐにフィットしてエースの座に定着。2015-16シーズンも12試合6ゴールと順調に結果を残しており、ヘディングの強さとポストプレーのうまさは、セインツになくてはならない武器となっています。

ユーヴェから声がかかれば、母国のトップクラブを取るか恩師クーマン監督を取るかの二択を迫られることになりますが、セインツの前任ストライカー、リッキー・リー・ランバートが若き頃に自分を放出したリヴァプールへの凱旋を選択したように、ペッレも故郷で成功をめざそうとするのではないでしょうか。彼がいなくなるのはとても寂しいのですが、何しろ相手はUEFAランキング8位ですから…いえ、ひがんでいるわけではなくてですね、もとい、ユーヴェでは仕方がありません。

そしてストライカーはもうひとり、こちらも高さと強さに定評があるベルギー代表FWロメウ・ルカクです。プレミアリーグ12試合で7ゴールと得点王争いに食い込んでいるエヴァートンの絶対的エースは、スピード、テクニック、シュートの強さとオールラウンドに才能を発揮しています。「君の力があればチャンピオンズリーグ出場権を取れる」という口説き文句は、移籍するなら欧州最高の大会に出られるクラブと語っているルカクには刺さるのではないでしょうか。トップのチームが既に3敗しており、絶対的に強いチームがないセリエAは、ユヴェントスと3位の勝ち点差8は充分射程圏内です。

3人めからは、ポスト・ビダルのゲームメーカー候補です。いやー、ペッレもルカクも困りますが、天才エリクセンを抜くのだけは勘弁してください。パスの強弱、高低まで微妙な線を狙って出せるエリクセンは、ユーヴェに移籍すれば不調のエルナネスの出場機会を限りなくゼロに近づけるのではないでしょうか。素晴らしい直接FK、わざとGKの手前でバウンドさせるシュート、GKが出にくいエリアに曲げてくるクロスなど、彼はセンスの塊です。現状、トッテナムのほうがチャンピオンズリーグ出場権に近い位置にいることは、移籍を妨げる要素になりえるかもしれません。一方で、デンマークのユーロ予選敗退で身が軽くなったことが、この時期に名門を選ぶ理由となるのではないかと懸念しています。

私は、エリクセンを観たいがために、JSPORTSに虐待されているトッテナムの試合を毎週英語の実況で観戦しているといっても過言ではありません。チェルシーサポーターのみなさんには申し訳ありませんが、以前からユーヴェの本命といわれている4人めの候補、オスカルのイタリア行きが決まったら、ほっとしてしまうでしょう。こちらは、チェルシーにおいて以前の輝きがなく、ウィリアンやセスクにポジションを奪われがちなので、モウリーニョ監督の算段次第でスムーズに商談成立する可能性もなきにしもあらずです。

以上でございますが、さすがはチャンピオンズリーグのファイナリスト、お目が高い。あくまでも報道ベースではありますが、エジルやアグエロ、ハリー・ケインなど、活躍は目立つものの移籍金も高そうなところにはいかず、自らの戦略・戦術とお値段を考慮してチョイスしているようで、やはり油断ならないクラブだと警戒感が高まります。プレミアリーグを最近観始めた方は、ユーヴェコレクションと報じられた素晴らしい4人に、ぜひ注目していただければと思います。いいときのエリクセンを見たら、それはもう腹の底から震えますから!

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“さすが、お目が高い!「ユヴェントスが冬に獲得を検討」といわれるプレミアリーグの選手たち” への6件のフィードバック

  1. スパーズ推し より:

    ユーベの移籍話が度々噂されるエリクセンですが、僕は一切心配していません、少なくともこの噂についてはですが

    理由は、会長がレヴィだからです
    少なくとも、レヴィがいるうちはチームの中心選手は超高額な商品です
    (これに若干哀しさを覚えることもあるんですがね^^;)
    何が言いたいかと言いますと、少なくとも今のセリエレベルの財政力で、エリクセンをレヴィから引き抜けるチームは無いと思います、それはユーベも例外ではありません
    そして、エリクセンにかかる値段を快く支払うチームは当然財力のあるビッククラブに限られます(見あう金額を用意されなければそもそもレヴィは交渉のテーブルに座りません)
    なので、現在エリクセンの移籍については心配していません
    そして、遠く無い将来にビッククラブに移籍する時には、快く彼のステップアップを送り出すだけです(笑)
    ただ現状の財政状況を踏まえると、その時のクラブはセリエでは無いと思います
    国外では、レヴィの納得できる金額を提示できるのは恐らく4チーム程度でしょう
    最も、ユーベが予想外の額で挑んできたら話は変わってきますけどね(笑)

  2. シティズン より:

    今夏では有り得ないと冗談として笑い飛ばせたオスカルの移籍がこの中では寧ろ一番可能性が高いような気がするのがサッカーの面白さですね
    チェルシーの連覇はないと思っていましたがココまでズタズタになるとは…

  3. makoto より:

    スパーズ推しさん>
    スパーズ推しさんのご意見を信じましょう!しばらく見ていたい選手です。

    シティズンさん>
    そうなんですよね。たった数ヵ月で、別世界のような感覚です。

  4. サンドバック より:

    エリクセン、べた褒めですね。ww
    確かに、近年では絶滅が危惧されている『ファンタジスタ系』の見ていて楽しい選手の最右翼ですよね。
    一人でチームを変えてしまえる実力とセンスと意外性。うーん、ケインとセットでマンUに欲しいです。。

  5. プレミアリーグ大好き! より:

    いいねー

  6. nori より:

    更新お疲れ様です。
    エリクセンいいですよね!
    常に相手の嫌な所を狙ってますし、どんな時でも冷静にプレーできるメンタルの強さも魅力ですよね!
    便乗になって申し訳ないですが、移籍に関してはスパーズ推しさんと同じ意見です。
    少なくとも今冬の移籍は99%ないと思ってます。
    (来年の夏はわかりませんが。。)
    今シーズンCL権とって契約延長とかが理想の展開ですけどねー
    まだ若いですし出来るだけ長くプレミアで、とゆーかスパーズでプレーして欲しいです!

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