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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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ファン・ペルシが青いユニフォームって…!タウンゼント移籍決定の裏で怪しいゴシップ発生!

サンダーランド、ニューカッスルのタイン・アンド・ウェア勢が相次いで新戦力獲得を発表しました。サンダーランド入団が決定したのは、ロリアンに所属するコートジボアール代表DFラミーヌ・コネ。移籍金は公表されていないものの、契約期間のほうは4年半と報じられています。いろいろ調べてみたのですが、初めてのプレミアリーグとなるこの選手は情報が少ないですね。2010年にロリアンでリーグ・アンデビューを果たし、以来6シーズンにわたり同クラブで活躍していたこと。186センチと大柄な選手で、アラダイス監督が強さを評価しているということ。今季も18試合出場のうち17試合がスタメンと、フランスの中位クラブでレギュラーを張る選手だということぐらいです。キルヒホフ、コネと2人のDF補強で、プレミアリーグワーストの46失点を積み重ねてきた守備は改善するのでしょうか。残留争いをしているクラブのなかでは得点力は低くないだけに、冬の補強がはまれば来季のプレミアリーグでも赤白のユニフォームを観ることができそうです。

そしてニューカッスルは、昨日獲得寸前とお伝えしたタウンゼント獲得を正式に発表しました。
イギリスメディア『スカイスポーツ』によると、移籍金は1200万ポンド(約20億3000万円)。この額は、ニューカッスルがオファーしていた1000万ポンドとトッテナムの要求額1400万ポンドのちょうど真ん中で、大方の予想通りの着地です。契約期間は5年半、背番号は25。2013-14シーズンの活躍の印象が強く、素晴らしいドリブラーと評価する向きもあるようですが、2012年のプレミアリーグデビューからの3シーズン半でたったの5ゴールは、サイドアタッカーとしてはもの足りない数字です。ひと足先にチームに加わったシェルヴィやアヴェ、タウンゼントに求められるのは、守備もさることながら「どれだけゴールシーンを演出するプレイができるか」でしょう。タウンゼントには、プレミアリーグファンを驚愕させた「馬車馬ドリブル&豪快ミドル」を連発していただければと思います。

ここまでが移籍決定のニュースですが、新たに動きそうなクラブの話がいくつか報じられています。レスターのムサ、チェルシーのファン・ペルシ、リヴァプールのジャカは、あるとしてもセカンドチョイスという位置づけでしょう。アーメド・ムサは、本田圭佑がCSKAモスクワにいたときに、アクロバティックなプレイに何度となく目を惹かれた選手です。イギリスメディア「デイリー・メール」は、以前にレスターが移籍金1500万ポンド(約25億円)を提示していたと報道。一時はCSKAが求める1900万ポンド(約32億円)をみて断念したものの、インテルと競合するエデル獲得が怪しくなり、こちらを復活させようとしていると伝えています。出場機会を求めていたクラマリッチをホッフェンハイムにレンタルしたレスターは、ストライカーを2枚置いて戦うことが多く、ヴァーディ、岡崎慎司、ウジョアだけでは心もとないのでしょう。サンプドリアでセリエA12ゴールのエデルなら、1300万ユーロ(約16億7000万円)。しかしムサは…。サイドMFのデマライ・グレイと右SBアマーティまでは既に押さえたレスターのさらなる補強は時間切れとなり、プレミアリーグ優勝をめざすなら前線に負傷者を出せない布陣となる可能性大です。

ドイツ紙が「クロップ監督がコンタクトをとった」と報じたボルシアMG所属のスイス代表MFジャカは、2017年以降は契約解除条項がついており、3000万ユーロ(約38億5000万円)を出せば獲得できる選手になるとのこと。うーん、いい選手だと思うのですが、ヘンダーソン、エムレ・ジャン、ジョー・アレン、ミルナーがいる中盤センター(あるいはパサータイプのトップ下)の補強優先順位が高いのかというお話と、未来の3000万ユーロよりも相当積まなければ獲れそうにないのが気になります。よりゴールに近い位置でプレイできるテイシェイラがやはり最優先で、彼が無理ならこの冬は我慢、夏に大物GKやCBを獲る資金にまわしてはどうかと思います。よっぽどのオファーじゃなければボルシアMGは手離さないようでもあり、ここはひたすらウクライナからの朗報待ちでしょう。

さて、ファン・ペルシです。パトが破談になればこちらを…という噂ですが、過去にマンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、アーセナルにすべて所属した選手はいましたっけ。2つまでなら、セスク、チェフ、アシュリー・コール、ウェルベック、マタ、シルヴェストルとすらすら名前が出てくるのですが、3つとなると思い当たりません。最もエキサイティングだったのは、チェルシー、アーセナル、トッテナムの「ロンドンビンゴ」を達成したギャラスという認識です。ファン・ペルシ…。途中出場が多いトルコでも7ゴールを挙げている32歳には、何しろあのキック力があるので、お膳立てバットリのチェルシーに入れば4~5発は固いでしょう。計算できるという意味では、プレミアリーグ経験がないパトよりもこちらだと思われます。問題は1点、「青が似合うか」。赤白ひと筋15年のストライカーですので、今季の紺と黄色の縦縞でも違和感があるのに、いよいよ真っ青ですかとドキドキします。…いや、まだ早いですね。ブラジルからの客人が来ないようなら、せっかくですからプレミアリーグビンゴめざしていっちゃってください!もちろん応援します。恩人ですので。

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“ファン・ペルシが青いユニフォームって…!タウンゼント移籍決定の裏で怪しいゴシップ発生!” への4件のフィードバック

  1. デリック より:

    セスクにペルシにコスタなんてことになればトテナムよりサポは敵意むき出しになりそうです笑

  2. グローリーグローリー より:

    ペルシーはまだ復活の可能性ありですね。ファルカオと違って致命的な負傷をおってませんし。チェルシーのような大きなクラブでの新たな挑戦は静まってるであろう彼の心を大きく奮い立たせてくれるのかもしれません。トルコではベンチ要員ですがその分フィットネスも回復しているでしょうしかつてのファンデルサールのようにセカンドブレイクも期待できるかと思います。好きな選手なので応援したいですね。

  3. K より:

    昨日仕事が早く終わったのでレッズ移籍の噂がある選手をひたすらYouTubeで見てたんですが欲しいのはGK バトランド、左CB ムリージョ、テイシェイラとジャカの4人でした。GK以外は既存戦力と大差ない選手が多く、GKはマンダンダがフリートランスファーなのでジャカに大金もありかと思います。

    セントラルは1対1守備でのディレイ、複数人数で囲い込む周囲と連動した守備と攻守への運動量、プレスをかわすボールコントロールとパス成功率85%超を求めますが、ヘンダーソンとミルナーはボールコントロール、カンは守備に難があります。

    バルサの中盤は1番悪いセルジロベルトでも成功率86%に対しヘンダーソン76、ミルナー77、カン80、アレン82でロングパス失敗が多いアレン以外は失格です。ヘンダーソンはスアレスがいた一昨年は87%で昨年82%なんで怪我を考慮する必要があります。
    ノリッジ戦ではCBから中盤にボールが殆ど入らず、SBからのパスの受け手がプレスで狙われて上の3人とアイブがボールロストを繰り返したのを見ると実は左CBより補強の優先度が高いかも、と私は考えます。というのも今のロヴレンとシュクルテルの2人以上に左側出来るCBはムリージョくらいしか見つけられず、£22mでも無理なら狂った金額積んでも難しいかなぁと。

    ジャカはロングパスが多い中でも平均パス距離20mで成功率85%を出している上、とにかくキック力が高いので強烈なカウンターの起点になれると思います。テイシェイラが取れたなら彼の裏への飛び出しを活かすパサー兼アンカーとして移籍して欲しいですが、誰にどれだけ使うかお金のバランスが難しいところです…

  4. makoto より:

    デリックさん>
    確かに(笑)

    グローリーグローリーさん>
    観たかったのですが、パト決定で難しくなってきました。最終日、事件はあるのでしょうか。

    Kさん>
    数字については、戦い方が決まらず試行錯誤していた時期が長かったことは考慮すべきなのかもしれません。いただいたとおり、ジャカはいい選手だとは思いますが、「お金のバランス」を「今季後半戦で効果的な移籍」というテーマで考えると、優先順位は後ろとセカンドストライカーではないかと思います。

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