イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

デッドラインデー直前!プレミアリーグ残留をもくろむ巻き返し組が続々と新戦力発表

移籍市場が締め切られるのは、現地時間で2月1日月曜日の23時。残すところ30数時間となった今でも、「BBC SPORTS」のTransfer dealsのページに掲示されている「イギリスにおいて最も高値でサインした選手」は、ニューカッスルに移籍したジョンジョ・シェルヴィです。何かと噂は多かったプレミアリーグ勢ですが、マンチェスター勢にニュースなし。上位クラブの冬は静かに締まるのでしょうか。一方で、残留争いを繰り広げている巻き返し組の動きは活発。ビッグネームはパトぐらいで地味な選手が多いながらも、BBCいわく「最も忙しかったクラブ」のノリッジとサンダーランドをはじめ、多くのクラブが続々と新しい選手の入団を発表しています。

29日に入団が発表されたのは、最終的には夏までのレンタルとなったチェルシーのアレシャンドレ・パト、イタリア人のグイドリン監督が引っ張ってきたキエーヴォのストライカー、アルベルト・パロスキ。「パルマで一緒に仕事をしてきた監督がいるのが何よりも素晴らしい」「多くの選手がプレミアリーグでのプレイを望んでいるだろう。僕も国外でプレイしたかった。これは大きなチャンスだ」と語る元ミランのパロスキはモチベーションも高そうで、バフェティンビ・ゴミスだけでは心もとなかったスワンズの最前線を強くしてくれるでしょう。

バイエルンのヤン・キルヒホフ、ロリアンのラミーヌ・コネ、トラブゾンスポルからダメ・エンドイエ、フリーのスティーヴ・ハーパーを既に獲得していたサンダーランドの5人めは、ワフビ・カズリです。得点力があり、プレースキックもうまいチュニジア代表MFが900万ポンド(約15億3000万円)となかなかのお値段だったのは、ボルドーの中心選手としてリーグアン20試合5ゴールと活躍しており、サウサンプトンやアストン・ヴィラなどプレミアリーグ内に競合がいたからでしょう。30歳のベテラン・エンドイェより、こちらのほうが楽しみです。カズリが第2のパイェと呼ばれるぐらいの存在感を発揮すれば、サンダーランドは降格ゾーンから脱出するはずです。

ワトフォードが400万ポンド(約6億8000万円)で獲得したマリオ・スアレスにはびっくりしました。夏にアトレティコ・マドリードからフィオレンティーナに完全移籍した選手が、たった半年でまたも完全移籍です。こちらもパロスキ同様、現在の監督がアトレティコ・マドリード時代の恩師であるキケ・フローレスさんだったことが大きかったようです。「キケとかなり話したから、クラブのことは理解している。ファンのために全力を尽くしたい」と語る28歳のスペイン代表は、攻守のハブという重要な役割を担います。イタリアでは9試合1ゴールとくすぶっていたセントラルMFの奮起に期待しましょう。

チェルシーがパトをレンタルとしたのは、クラブにとっても選手にとっても賢い選択だったのではないでしょうか。欧州での復活をめざすパトは、ここからの4ヵ月で目に見える結果を出すことを求められます。さらにヒディンク監督のチームは、アメリカ代表の長身CBマット・ミアズガの獲得も発表しています。20歳のミアズガや19歳のクリステンセンが来季のチームに定着すれば、ケーヒルやテリー、イヴァノヴィッチとベテランが多いチェルシーの最終ラインは一気に若返ります。ヒディンク監督はどういう用兵を見せるのでしょうか。まずはパトの使い方に注目したいと思います。

「De Gea, Remy, Griezmann, Gayle, Stones」。BBCの「Sunday’s gossip」に並んでいる名前ですが、イギリスではBBCにも怪しい話が盛りだくさんです。日本のNHKには絶対載らないネタばかりですが、ロイク・レミーだけは気になりますね…。いよいよ、明日は最終日です!(ダメ・エンドイェ 写真著作者/Светлана Бекетова)

おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


“デッドラインデー直前!プレミアリーグ残留をもくろむ巻き返し組が続々と新戦力発表” への4件のフィードバック

  1. プレミアリーグ大好き! より:

    マリオ・スアレスを獲得できたのは何気にワトフォードに取ってプラスに働きそうな気がしていまいます。
    後個人的にパロスキは好きな選手なので活躍して欲しいと思ってます。

  2. グローリーグローリー より:

    ワトフォード良い取引成立させましたね。
    今知りました。びっくり
    最近はフットボールのニュースを追いかける気に全くなれなくて、管理人さんのブログで情報を知る事が多いです
    同じユナイテッドサポーターが書いてはるってのもあるんですが、なにより面白いのでついつい見ちゃいます。これからも更新楽しみにしております!

  3. シティズン より:

    レミーとテイシェイラは難航してますね
    シティは1人くらい動くと思っていましたが そんなことは無いようです
    ロバーツのレンタルが決まるのか決まらないのか 現状全く出場機会が与えられないだけに成立して欲しいですが

  4. makoto より:

    プレミアリーグ大好き!さん>
    12月がよかったワトフォードは、さらにやっかいなクラブになりそうですね。中盤から飛び出す選手がゴールを決められるようになれば、かなり強くなるのではないかと思います。

    グローリーグローリーさん>
    ありがとうございます。マンチェスター・ユナイテッドは、結局誰も取らなかったですね。最前線以外は、負傷者が戻ってくればダブつくだけなので、若手起用で乗り切る方針でいいと思います。

    シティズンさん>
    パトリック・ロバーツはおもしろいところにいきましたね。経験を積んでいただいて、1年半後には出てきてほしい選手です。

グローリーグローリー へ返信するコメントをキャンセル