「個人合意」「最終的な交渉中」…アーセナルが、スイスの逸材グラニト・ジャカ獲得間近⁉
「オファーがあったのは事実。とはいえ、グラニトを彼らの提示した金額で売ると認めたわけではない。最初のオファー金額では、話し合う必要もないだろう」(マックス・エベルSD)
「移籍交渉をしているのかどうかは、グラッドバッハとアーセナルの両クラブが知っているだろう。僕はまだグラッドバッハの選手だ。来週あたりに変化があるかもしれないし、そうじゃないかもしれない。ユーロの前には結論が出ると思う」(グラニト・ジャカ)
問題は金額のようで、ボルシアMGが要求している3500万ポンド(約56億2000万円)に対して、アーセナルの最初のオファーは1900万ポンド(約30億5000万円)。これだけ開いていれば、エベル氏がお話にならないと嘆く気持ちもわかります。23歳のジャカは、4年めとなった今季ブンデスリーガでは28試合出場3ゴール。以前に所属していたバーゼルで監督だったフィンク氏が「シャキリはスイスで最高クラスだ。ジャカの次だけど」と語った逸材は、かろうじてチャンピオンズリーグ出場権を獲得したチームで中心として働いており、簡単に出せない存在であるのは間違いありません。一方、プレミアリーグでの出場試合数は少ないながらも、アルテタ、ロシツキ、フラミニと一気に3人が抜けたガナーズにとっては、セントラルMFは一線級の選手を加えたいポジション。ジャカを獲得できれば安心してラムジーをサイドに置けるでしょう。エルネニー、カソルラ、コクラン、ジャカの4人に加えてジャック・ウィルシャーもまわせるとなれば、中央は盤石です。
この話は、アーセナルがジャカをどれだけ欲しいかにかかっているようです。FAカップ優勝やプレミアリーグ2位ではもはや納得できず、ヴェンゲル監督退任を要求するサポーターが目立ってきている現状に対して、大物獲得によって彼らに前向きになってもらおうとするなら、最初の話を早期に決めておきたいところ。「ストライカーやCBのほうが重要なのではないか?」という声もありそうですが、イオビの成長を見越してウォルコットを売る気があるのであれば、ジャカを獲得したうえで前も後ろも強化すればいいと思います。
ところで、ストライカーはどうするのでしょうか。ウェルベックが来季プレミアリーグ開幕に間に合わない重傷を負ってしまい、ヴェンゲル監督は「ストライカーは獲る」「既にリストアップしている」と語っています。ポストプレーやチェイシングができ、ゴール以外の貢献度が高いジルーを残しつつ、彼よりもさらに得点力がある選手を獲得できれば、来季こそはエジルがプレミアリーグのアシスト記録を塗り替えるでしょう。モラタの名前が挙がっていますが、ほしいのはセリエAで7ゴールの選手ではなく、プレミアリーグで20ゴールを決められるような正統派ストライカータイプだと思います。ジェイミー・ヴァーディ、ジエゴ・コスタ、ファン・ペルシ、アグエロ。2013-14シーズンのマンチェスター・シティを除く過去5年のプレミアリーグ優勝チームには、20ゴールのストライカーが必ずいました。以前に話があったイグアインは、セリエAでとてつもない記録を打ち立ててしまい、ヴェンゲル監督は高騰した移籍金を払う気はないでしょう。カウンターで威力を発揮し、セットプレーでも武器になるエヴァートンのルカクなどいいと思いますが、いかがでしょうか。
おっと、ジャカでしたね。移籍金を双方歩み寄って、6月10日のユーロ2016開幕前に発表があるとみます。これだけ早い時期に最終的な段階と報じられた話を、「高いから」という理由だけで簡単に破談にしたりはしないでしょう。獲れたら、盛り上がりますね。続報に期待しましょう。(グラニト・ジャカ 写真著作者/Borusse86)
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ジャカの記事、毎日ウオッチしてます。ガナーズファンとしてはとにかくユーロ前に第一段ニュースとして獲得確定を願ってます!
ジャカには左利きのボックストゥーボックスMFとしてのみならず、前チームにおいて23歳にしてキャプテンを務めたそのキャプテンシーを強くのぞみます!頭に血が登ってしまうのが欠点と聞いていますが、その熱さも今のアーセナルの背骨に欠けている部分です!
CFルカクは欲しいですが移籍金が高過ぎるて行かないのではと予想しています。プレミアではレッズのスターリッジかワトフォードのネクストドログバ イグハロが予算想定内かと!何れにしてもまずはジャカの獲得発表を心待ちしてます!
契約上はベンゲルのラストシーズンとなっていますので、お金を出し惜しみせず、思う存分自分のチームを作って欲しいです。
ジャカを獲得できれば中盤はOK、あとは前線と最終ラインです。前線はプレミアの経験を重視したいですが、イガロ、ルカクよりはスターリッジのほうがフィットするイメージがあります。最終ラインに関しては、無名の若手を引っ張ってきて覚醒というコシェルニのパターンを期待します。
ボランチはコクラン、カソルラ、ウィルシャー、エルネニーと枚数は揃っていて、中盤も陣容としては毎年ケガ人が出ることもいれてもキチンと使い分けやターンオーバーが出来れば困らない気がするのですが、ボスはあまりする気がなさそうなので、それなら今年のようにボールを捌けて守備も頑張れるボランチをケガ人が出ることを計算し始めたボスの成長なのかなと強引に言い聞かせています
それよりも、FWの補強を頑張って欲しいです。ルカクはチェルシーにいた頃からデカくてスルーパスにもよく反応しそうなのでいいなと思っていましたが、4位以上を争うアーセナルにはチェルシー(モウリーニョ)が売らないだろうと諦めていました。ルカク本人もCLに出たいみたいようなのでエヴァートンは売ってくれそうなので、是非ボスには挑戦して欲しいと願っています。
ストライカーはだいぶ色々名前が出ていますが、センターバックはあまり見えてきませんね。私はセンターバックにこそ、最近お得意の「メガクラブからのおさがり」作戦はどうかと考えます。パリ、バイエルンでそれぞれ不満を抱えている、マルキーニョス、ベナティアあたり来てくれたら満足だと思うのですが、管理人さんは守備の補強に関して何か案はありますか。