「本田圭佑はプレミアリーグへ…」今年も出ました移籍報道、あるとすれば…。
ACミランがクロアチア代表FWマルコ・ピアツァ獲得となれば、たとえ残留しても背番号10を明け渡さなければならないと伝えられる本田圭佑は、現在挙がっているクラブへの移籍は避けたほうが無難ではあるでしょう。クーマン監督のチームにはロス・バークリーがおり、両サイドにはミララス、デウロフェウ、アーロン・レノン。ウェストハムは、ディミトリ・パイェがクラブを離れる可能性が日に日に高まってはいるものの、フェグリやトレを獲得して中盤が厚くなったところに入っていくのは簡単ではありません。アルナウトヴィッチが出ていきそうなストークも、シャキリ、ウォルターズ、ボージャン・クルキッチが残れば厳しい競争が待っています。どのクラブも、「本田圭佑のような選手が欲しかった!」という状況ではなく、「リーズナブルに獲れるのなら獲るかもしれないけれど、トップ下か右サイドでレギュラー争いからスタート」といった立ち位置となりそうです。
プレミアリーグは、サイドの選手にはスピードと突破力を求め、トップ下には得点力を期待するクラブが多く、キープ力とキックの正確さや守備への献身性はあるものの、スピードで勝負できない本田圭佑は、ゴールに絡めるとアピールしなければなりません。CSKAモスクワでシーズン7~8ゴールを決めていた頃、あるいはミランで6ゴールだった2014-2015シーズンであれば、ゴールを奪えるトップ下としてそれなりに評価してもらえたはずです。しかし、既に30歳になったプレイメーカーの昨季は、セリエA1ゴール3アシスト。この数字では、打診は入れたとしても結局懸念を拭えず話を進めないクラブのほうが多いのではないでしょうか。あるとすれば、昇格したてのクラブや、残留争い必至のクラブに潜り込んで活躍するパターンです。アーフィールドやジョージ・ボイドがサイドにいるバーンリーや、20位のフラムよりもゴール数が少なかったミドルスブラなら、クラブの残留の立役者になり、評価を高めることができるかもしれません。サンダーランドをプレミアリーグ残留に導いたデフォーや、ワトフォードで活躍しているカプェのように。
決して、「本田圭佑は中堅クラブですら活躍は無理で、いくとすれば下位だ」などといいたいわけではありません。この夏は、タイミングが悪いのではないかといっています。マンチェスター・ユナイテッド、リヴァプール、トッテナム、エヴァートンなどがチーム改革を進めていた1~2年前ならよかったのですが、現在は上も真ん中も一定のベースを築き上げたタイミングで、主力をがっつり抜かれたサウサンプトン以外は「変化」ではなく「積み上げ」で補強するフェイズです。どうしてもプレミアリーグに挑戦したい、あるいはミランを出なければならないならともかく、混乱の渦中にある所属クラブに残留する道があるのであれば、2年半過ごしたアドバンテージや戦術理解の速さ、守備意識の高さなどを活かして勝負したほうが得策かと思います。
「本田圭佑に興味がある」と報じられたクラブのほとんどは、リストアップしただけ、あるいは記者の作文のいずれかでしょう。本気で来てほしいといってくれるクラブが現われたときに、決断すればいいのだと思います。2016年も、夏の風物詩・本田移籍ゴシップは、風鈴のような穏やかな音だけを残して消えていくと予想しておりますが、いかがでしょうか。ぜひ、プレミアリーグで彼のゴールを観てみたいとは思いつつ…。
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本田がプレミアリーグに参戦する姿、見てみたいですね!
いくなら、昇格組の3チームどれかでしょう。
他のチームは本田にとって厳しい一年になる
岡崎が自身のプレースタイルが活かされるレスターに移籍したように本田も本人にあったクラブを選ぶ必要があると思います。
個人的にはワトフォード、スワンズ辺りなら・・と思いますがいかがでしょうかね。
話題が少し変わりますが、日本人選手がプレミアリーグに参戦して活躍してほしいと思う反面、見たい試合のテレビ中継がされないのではと危機感を感じてしまいます。
来シーズンもレスターは全試合放送でしょうし仮に本田圭佑が来るとなれば放送枠の都合上、ユナイテッドの試合が見れない節が増えるとなると非常に悲しいです。
おハムさん>
スノドグラスなどライバル関係厳しいハルはなし、残留組でもスワンズはあり、ではないかと思います。
yutoさん>
ディーニー中心、カウンター基本のワトフォードは微妙ですが、スウォンジーはおもしろいと思います。放送枠問題は、「日本人絶対固定システム」はどうにかしていただきたいですね。カードを見ながら臨機応変にしていただければ。