ホイビュルグ獲得決定も、マネ、ワニャマ、ペッレ…とにかく出ていくサウサンプトン、大丈夫!?
オリンピックスタジアムへの移転もあり、景気のいい話が続くウェストハムに対して、昨シーズンのプレミアリーグではひとつ上の6位にいたサウサンプトンが苦しそうです。バイエルン・ミュンヘンから獲得した20歳のデンマーク代表MFピエール=エミール・ホイビュルクは、ネイサン・レドモンドと一緒にサディオ・マネ移籍の穴を埋められるでしょうか。移籍金は非公表ですが、ドイツでは5年契約、1500万ユーロ(約17億円)と報じられています。2012年に、17歳251日でバイエルン史上最年少のトップチームデビューを果たしたホイビュルクは、期待されていた逸材ではあるものの、今年の2月にレンタル先のシャルケ04でようやくレギュラーになったばかり。ブンデスリーガ56試合出場で2ゴールしか挙げていない選手を、いきなりトップ下や左サイドでフル回転させるのはギャンブルでしょう。
クロード・ピュエル新監督の頭痛のタネは、出ていく選手の多さではないでしょうか。大黒柱サディオ・マネはリヴァプールへ去り、中盤の要だったビクター・ワニャマはトッテナムへ。ガストン・ラミレスは契約満了でクラブを離れ、昨夏加入のファンミはプレミアリーグで1ゴールも挙げられないまま、レアル・ソシエダに売却となりました。ここまででチームを去った選手は7人、入ったお金は締めて5200万ポンド(約67億6000万円)。さらに昨日、イタリア代表FWグラツィアーノ・ペッレが中国の山東魯能に入団すると発表されています。2年半でサラリー総額45億円という信じがたい数字が報じられているエースの移籍は織り込み済みだったとはいえ、マネがいなくなった今となると、さすがに痛いのではないでしょうか。
ペッレの移籍金は1300万ポンドといわれており、レドモンドとホイビュルグの獲得費用を合わせた収支は約4100万ポンド(約54億5000万円)。現状、前の選手で計算できるのはシェーン・ロングとタディッチだけ。中盤の真ん中はロメウ、クラーシ、スティーブン・デイヴィス、ウォード=プラウズで何とかするとしても、10ゴール以上が見込める点取り屋と、ひとりもいなくなったドリブラーを連れてこないと、セインツの新シーズンは相当ゴールが遠くなりそうです。
ユーロ2016でポルトガルの優勝に貢献したCBのジョゼ・フォンテも、プレミアリーグ開幕をトップフォームで迎えられるかわかりません。吉田麻也にはチャンスですが、クラブとしてはピンチです。どうする、セインツ。デフォーやアーロン・レノンのように、プレミアリーグでの経験が豊富でハズレがなさそうなタイプがほしいところですが…。もとい、本日は「ホイビュルグ獲得おめでとうございます!」ですね。期待してます。(ピエール=エミール・ホイビュルク 写真著作者/Michael Lucan)
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サウサンプトンの補強 将来性を買ったいい補強だと思います
レッドモント、ホイビュルグはいい選手ですよ
とくに、レッドモントは欲しかったな
おハムさん>
気になっているのは、主軸が抜けたのに将来性を期待した補強しかしていないところです。ワニャマとマネの役割には、計算できる選手がほしいのではないかと思います。