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リヴァプール、エヴァートン、トッテナム…ワイナルドゥム獲得を巡る三つ巴の争いに注目!

ニューカッスルに残ってチャンピオンシップで戦うと決めたラファエル・ベニテス監督にとっては、厳しい夏になりました。冬に獲得したアンドロス・タウンゼントは、プレミアリーグでプレイするべくクリスタル・パレスへ。タインアンドウェアで8年を過ごしたコロッチーニは契約解除となり、古巣である母国アルゼンチンのサンロレンソに入団しました。パピス・シッセは爆買い中国の山東魯能への移籍が決まり、チャンピオンズリーグに出たいと語っているアリ・シソコにはドルトムント行きの噂があります。さらに…。イギリスメディア「デイリー・メイル」は、昨季プレミアリーグで11ゴールを挙げたクラブのトップスコアラー、ジョルジニオ・ワイナルデゥムをトッテナムとエヴァートンが争っていると報道。「テレグラフ」は、リヴァプールもまた、オランダ代表の10番の獲得に迫っていると伝えています。

ラメラ、シャドリ、エリクセン、ソン・フンミン。2列めのタレントはそれなりに揃っているスパーズのポチェッティーノ監督は、チャンピオンズリーグとプレミアリーグを両立させるためには層が薄いとみているのか、あるいは今のメンバーでは得点力不足ということなのか。コウチーニョ、フィルミーノ、ミルナー、ララナ、マルコヴィッチを抱えるクロップ監督もまた、長いシーズンで勝ちきるためにもう1枚ほしいのかもしれません。リヴァプールは、エンポリで頭角を現わしたピオトル・ジエリンスキ獲得についてミラン優勢と報じられたばかりですが、プレミアリーグで実績があるワイナルドゥムが獲れれば、22歳のポーランド代表MFのことは忘れられるでしょう。ミララス、アーロン・レノン、デウロフェウ、アルナ・コネを使えるエヴァートンのロナルド・クーマン監督は、セントラルMFとしても適性が高そうなロス・バークリーのポジションを1列下げようとしているのでしょうか。3つとも、トップ下やサイドにはそれなりのメンバーがいるクラブではありますが、「あとひとり」といわれれば、それもまた納得です。

気になるお値段については、「ニューカッスルは2700万ポンド(約38億円)に設定しているが、リヴァプールは2000万ポンド(約28億円)あたりに落ち着くはずと楽観視(テレグラフ)」、「2500万ポンド(約35億円)という価格に、トッテナムのレヴィ会長が選手の価値に見合っていないと難色(デイリー・メール)」と報じられており、いずれにしてもニューカッスルの強気に対して獲る側が下げようとしているという話のようです。昨夏、PSVからニューカッスルに渡ったときの移籍金は1450万ポンドであり、ワイナルドゥム自身がプレミアリーグのクラブへの移籍を希望すると考えれば、寄ってたかって吊り上げない限りは2000万ポンド程度というレッズの読みは妥当なのではないでしょうか。

どこが獲得するかといわれると、まったく見当がつきませんが、どの監督がワイナルドゥムをいちばんうまく使いそうかと問われれば、中盤の選手に激しいポジションチェンジを繰り返させるポチェッティーノ監督を指名します。リヴァプールはフィルミーノ、エヴァートンはロス・バークリーとのかぶり感があり、両雄並び立たずで終わる可能性もありそうです。

11ゴールをすべてセント・ジェームズ・パークで決めた内弁慶のアタッカーの行き先を気にしつつ、トップクラスの選手を抜かれまくりそうなベニテス監督のやりくりにも注目しています。ニューカッスルは、ボーンマスからマット・リッチー、クリスタル・パレスからドワイト・ゲイル、アトレティコ・マドリードのベテランSBヘスス・ガメスなど3000万ポンドを投下して5人の新戦力を獲得しており、失った選手の穴は今のところは何とか埋まっています。ワイナルドゥムを抜かれるのは、シソコと同じぐらい厳しそうですが、ベニテス残留の期待値でシーズンチケットが売れているニューカッスルなら、チャンピオンシップを勝ちきる戦力は揃えられるでしょう。1シーズンでのプレミアリーグ復帰をめざす名門のチーム作りを横目で見ながら、当面はオランダ代表MFを巡る三つ巴の争いの着地を追いかけたいと思います。

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“リヴァプール、エヴァートン、トッテナム…ワイナルドゥム獲得を巡る三つ巴の争いに注目!” への3件のフィードバック

  1. nyonsuke より:

    更新お疲れ様です。

    ワイナルドゥム、いい選手ですがマネを獲得したので必要ですかね…。
    ウィガンとのプレマッチみたのですが、ケント、ウッドバーンはとても楽しみな若手でカップ戦を中心に出場機会を与えてほしい逸材です。
    マルコヴィッチもそこそこいい動きをしていたと思いますが、マネを獲得しても前線の選手の噂が出るということはマルコや他の選手の放出を疑ってしまいますね。
    話はそれますが、ウィガン戦でフィルミーノのプレーにちょっと驚きました。
    昨年より体が一回り大きくなっており、DFを背負ったポストプレーを頻繁に行い、昨年よりもCFの動きに磨きがかかっていました。
    クロップ監督がフィルミーノはMFもできるCFだと言っていましたが、まさにCFとしての才能を開花させようとしている感じです。
    管理人さんも仰るように、フィルミーノがいれば特段ワイナルドゥムの必要性も薄いかなとも思いました。

  2. ひろと より:

    愚痴です!!
    アーセナルスカウト陣の皆さんは夏休み中なのでしょうか?もういっそのこと、アメリカ遠征の際に、ビジャ、ピルロ、カカーとウルトラCで契約してほしいです!!ランパードは青色が似合うので勘弁してあげます。もうヤケになってまーす。

  3. makoto より:

    nyonsukeさん>
    フィルミーノ、スケールアップした印象でしたね。おっしゃるとおり、ワイナルドゥムの役割はフィルミーノとマネで充分だと思います。

    ひろとさん>
    やっとCBの話が出ましたね。ストライカーは、今どんな進捗なのでしょうか。

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