フォンテとサコのトレード!?「持ちつ持たれつ」のリヴァプールとセインツを巡る怪しいゴシップ
「ジョゼ・フォンテが正式に移籍したいといってきた」と、セインツのレス・リードSDが語ったのは1月初旬でした。33歳のポルトガル代表CBには、夏に噂があったマンチェスター・ユナイテッドが職種を伸ばすのではという憶測がありましたが、モウリーニョ監督が冬の補強を否定。その後は、めぼしい移籍先の名前は聞こえてきませんでした。そんななかで、「デイリー・ミラー」が報じたのは、リヴァプールのママドゥ・サコとのトレード説です。1000万ポンド(約13億7000万円)あれば商談成立といわれているフォンテをクロップ監督がほしがっており、従前からセインツ移籍が噂されていたサコを差し出して「Win-Win」で着地させようとしているという話です。うーん、これぞゴシップ!?実現すればおもしろいのですが、記者の作文の香りがぷんぷん漂ってきます。
シーズンに何件か、必ず交換トレードの噂があるのですが、実現することはまずありません。最大の理由は、双方が納得する条件設定が難しいことでしょう。「選手本人+代理人+クラブ経営陣+指揮官」×2と、8人からの船頭が同じ方向に漕がなくてはならない船は、簡単に山に登ります。ましてや今のレッズは、マティプ、デヤン・ロブレン、クラヴァン、ジョー・ゴメスとCBが揃っており、最近のロブレン&クラヴァンコンビはまずまず安定しています。セインツから獲るなら、守護神フレイザー・フォースターかレドモンドあたりを指名したいところでしょう。リッキー・リー・ランバート、デヤン・ロブレン、アダム・ララナ、ナサニエル・クライン、サディオ・マネと、安心・信頼のセインツブランドにはお世話になってきたレッズも、そろそろお腹いっぱいなのではないでしょうか。
リヴァプールとマンチェスター・ユナイテッドがないとなれば、フォンテを狙うクラブはどこでしょうか。プレミアリーグの上位には、ほしがりそうなクラブは見当たりません。30代の選手が多いマンチェスター・シティとエヴァートンは、ファン・ダイクなら喜びそうです。アーセナルには4人のCBがおり、チェルシーもナタン・アケ、イヴァノヴィッチ、ズマとバックアッパーは揃っています。あるとすれば、フェルトンゲンが負傷したトッテナムか、選手層が薄いWBAか。33歳のCBがプレミアリーグでもうひと花咲かせるには、心もとない状況です。
一方、フォンテの去就次第ではあるものの、ママドゥ・サコのセインツ入りは現実的です。ヨーロッパリーグでの活躍が認められ、出場機会が増えつつある吉田麻也にとっては、ライバルがフォンテからサコに変わるのは歓迎でしょう。昨季のサコと今の吉田なら、ピュエル監督は後者を取るのではないかと思います。私の予想は、「フォンテ国外、サコはセインツ、麻也レギュラー」ですが、さあ、どうなることやら…。
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仰る通りでリバプールは今CBを探してません。
リバプールの記者もフォンテに興味持ってないとの見方です。
まあ、これまでがこれまでなのでセインツの選手の移籍の噂が絡められるのは仕方ないと思いますけどね(苦笑)
サコーはセインツなんですかね。
クラブの要求額が20mらしく、なかなか詳しい話が出て来ませんね。
プレミアリーグ大好き!さん>
セインツは、フォンテが出ていくと決まらなければ動かないのではないかと思います。これから、いろいろありそうです。