来季もベテランが観られる…フレッチャーはストーク移籍、キャリックに続いてヤヤ・トゥレ残留決定!
長い間チームを支えてくれたキャリックを称えて開催される顕彰試合は、「マンチェスター・ユナイテッド2008VSマイケル・キャリックオールスターズ」。サー・アレックス・ファーガソン率いる在りし日のマンチェスター・ユナイテッドは、欧州を制覇した雨のモスクワでアネルカのPKを止めたファン・デル・サールをはじめ、ギグス、スコールズ、ヴィディッチ、パク・チソンら懐かしいCL優勝メンバー。キャリックの仲間たちという体で組まれた対戦相手には、キャラガー、ジェラード、ランパード、セードルフ、グジョンセン、オーウェンといった錚々たる顔ぶれが揃い、ハリー・レドナップの采配の下でオールド・トラフォードに集うファンを湧かせます。
「自分と家族にとって、とても誇らしい瞬間だ。素晴らしいシーズンの後、こんな終わり方ができるとは完璧だ。サポーターのみなさんにも、輝くヨーロッパリーグのトロフィーを見てもらえると思うと興奮するよ」(マイケル・キャリック)
私たちサポーターにとっては、欧州のトロフィーもさることながら、来季もオールド・トラフォードでキャリックを観られることがうれしいです。時を同じくして、キャリックの元相棒、33歳になったMFダレン・フレッチャーが新天地を見つけたと報じられました。WBAを離れたフレッチャーが2年契約を結んだのはストークです。マンチェスター・ユナイテッドに所属した15年で、プレミアリーグ出場338試合。潰瘍性大腸炎を克服した後、2014-15シーズンの冬にWBAに移籍し、昨季はプレミアリーグ全試合出場、今季も37試合とチームの大黒柱として活躍しました。
「すぐに決まった。ここに来られてうれしい。ストークはトップレベルの監督と優秀な選手たちが揃った素晴らしいクラブだ。プレイするのが待ち遠しい」(ダレン・フレッチャー)
WBAで見せたパスを散らすセンスと、サイドに通す鋭い中距離パスに錆びる気配はありませんでした。マーク・ヒューズ監督のチームでは、ジョー・アレンとともに中盤を仕切り、前線の選手を動かす役割を担うのでしょう。栄光と苦難をそれぞれ味わったベテランの技を引き続き楽しめると思うと、新シーズンの開幕が今から楽しみです。
さて、もうひとり、来季もプレミアリーグでプレイすることが決まったベテランがいます。私がキャリックの次に去就を気にしていたマンチェスター・シティの34歳MFヤヤ・トゥレです。ペップ・グアルディオラのチームは、サバレタ、カバジェロ、クリシー、サニャ、ヘスス・ナバスと5人の30代選手が退団を決めており、ヤヤもこの流れには抗えないのではないかと半ば覚悟していました。7シーズンの在籍でプレミアリーグ220試合出場59ゴール、リーグ優勝2回、国内カップ制覇3回。マンチェスター・シティをトップクラブに押し上げた功労者を、ペップは必要と判断しました。ギュンドアンが復帰し、新戦力も加わるであろう来季の中盤において、ヤヤの出番は減るかもしれませんが、馬車馬のようなドリブルと美しい直接FKで大事な試合を勝利に導いていただければと思います。
キャリックはおそらく最後のシーズン、ヤヤも水色のユニフォームは残り1年、フレッチャーはストークでスパイクを脱ぐことになるのでしょうか。プレミアリーグを盛り上げてきてくれたベテランたちが、やりきったという充足感とともにピッチに別れを告げられることを願っています。ラストシーズンのリストのなかに、サンティ・カソルラとウェイン・ルーニーの名前が入らないことを祈りつつ。
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更新お疲れま様です。
サッカーの楽しみ方は人それぞれで、若手を見る期待感と同じくらいベテランの技に唸ることも自分は好きです。ヤヤは馬力とムラっ気がありつつもいい時は手に負えず、キャリックはここ数年のユナイテッドにおける頭脳そのものだと思います。体調不良に苦しんだフレッチャーが見事復活し、地上戦へと切り替えて久しいストークでまたタクトを振るのは嬉しい限りです。願わくば1日でも長くプレーしていただき、プレミアリーグの若手にその経験を繋いでくれれば(また若手がベテランから盗めば)、再び欧州を席巻する時代が来ると信じます
グッチさん>
欧州で他国を圧倒しているプレミアリーグ勢を見たいですよね。欧州での経験豊富なベテランの存在は貴重です。