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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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クロップ、CL、アンフィールド。3つの武器が揃ったリヴァプールがファン・ダイクとサラー獲得に迫る!

ユルゲン・クロップ、チャンピオンズリーグ、アンフィールド。「三種の神器」を揃えたリヴァプールは、プレミアリーグのピッチのみならず、移籍市場においても上位対決に負けないクラブになったのではないかと思います。「Virgil van Dijk wants transfer to Liverpool from Southampton this summer(ヴィルジル・ファン・ダイクは、この夏サウサンプトンからリヴァプールに移籍したがっている)」。イギリスメディア「スカイスポーツ」は、プレミアリーグにおける最大の目玉商品であるオランダ代表CB争奪戦は、リヴァプールが一歩リードとみているようです。マンチェスター・シティが、移籍金6000万ポンド(約85億8000万円)と週給18万~20万ポンド(約2570~2860万円)という破格の条件で決めにいったという報道の後、チェルシーとリヴァプールも同様の条件を用意したと報じられました。記事は、クロップ監督の個人的関与がファン・ダイクに好印象を残したとしており、金銭的な条件を理由に手を引かない限りはペップを破る可能性は充分にあるようです。

前任者ブレンダン・ロジャースの確かな手腕は、スコティッシュ・プレミアリーグにおけるセルティックの無敗優勝で証明されましたが、ビッグネームに「彼がいるチームに移籍したい」と指名されるほどのカリスマはありませんでした。一方、ユルゲン・クロップは人の心をつかむ術を心得ており、リヴァプールの主力選手の多くが指揮官に心酔しています。ファン・ダイク獲得に際しては、名将の熱い口説きに加えてセインツとのコネクションもレッズに有利に働く可能性があります。リッキー・リー・ランバート、デヤン・ロブレン、ナサニエル・クライン、アダム・ララナ、サディオ・マネ。「セインツはレッズに主力を引き抜かれた」という見方は、逆サイドから見れば「リヴァプールから多額のクラブ運営資金を受けた」ということでもあります。お得意様レッズか、先手必勝のマン・シティか、交渉上手のチェルシーか。クロップ監督がこのバトルを制すれば、リヴァプールのプレミアリーグ初優勝がにわかに現実味を帯びてきます。

そしてもうひとりの注目株、モハメド・サラーは早晩移籍が決まるのではないでしょうか。「Liverpool have agreed personal terms with Mohamed Salah but are yet to agree a fee with Roma(リヴァプールはモハメド・サラーと個人的な条件で合意したが、ローマとはフィーが折り合っていない)」という「スカイスポーツ」の見出しが示す通り、課題は明確です。ローマが2800万ポンド(約40億円)を拒否した後、新たな動きはなく、レッズは他の選択肢も検討しているといわれていますが、2011年1月にアンディ・キャロル獲得に遣ったクラブ史上最高の3500万ポンドを超える額で妥結するのではないかとみられています。

レッズがダブルを決めるか、あるいはライバルの資金力に屈するか。動きが早いクラブによる争奪戦は、月をまたがずに決着すると思われます。昨季のエンゴロ・カンテがそうだったように、ファン・ダイクの行き先によって優勝チームが変わるほどのインパクトがあるかもしれないと妄想してしまいます。チェルシーが優勝を決めてからちょうど1ヵ月。プレミアリーグ2017-18シーズンの優勝争いは、絶対に負けられない指揮官たちによって既にキックオフの笛が鳴らされたようです。

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“クロップ、CL、アンフィールド。3つの武器が揃ったリヴァプールがファン・ダイクとサラー獲得に迫る!” への7件のフィードバック

  1. yuto より:

    ファンダイクを納めるのはどこのチームなのか、今夏の注目事項の一つですね。
    マンシティが獲得してファンダイクとコンパニが中央にいるとしたら攻める側としては勘弁してほしいですね笑
    リヴァプールであれば、人材不足だったセットプレーのターゲットとしても効果が出てきそうですね。
    しかし、センターバックに6000万ポンドの移籍金とは金銭感覚が5年前と比較してもかなり変わっているのが怖いところです。

  2. より:

    ファン・ダイクは何とか獲得してもらいたいですね。最終ラインはやっぱり不安が残ります。
    サラーについては、正直微妙です。
    直前でチェルシーを選ばれたという過去もあり、そこにクラブ史上最高額使って獲得なんて・・・と煮え切らない気持ちが。
    セリエAも観てるので、ジェコとの相性も良く、凄く活躍してたし良い選手だというのは分かったのですが、気持ち的にもやっとしちゃうんですよねー。

    ほぼ決まりそうな感じで報道されているので、開幕までに気持ちの整理が必要ですね。

  3. グッチ より:

    ファンダイク、欲しいですねぇ〜!ただ週給がいきなりチームトップになるとガバナンス的に難しいという意見もちらほら見かけており、また他クラブほどレッズは資金面で思い切らない上にSBをはじめとして「数」をまず揃えたいはずなのでなんとも言い難いですね…

  4. nyonsuke より:

    更新お疲れ様です。

    サラーとファン・ダイク、そしてケイタの獲得が決まれば、今夏のレッズフロントの仕事は大成功と評価できるのではないでしょうか。
    中でも、サラーは個人合意済みとファン・ダイクは本人がクロップ率いるレッズを希望している点で俄然期待できます。
    報道通りであればファン・ダイクがクラブレコードの移籍金となりそうで、DFがクラブレコードを更新するとは数年前までは考えられませんでした。
    しかし、ファン・ダイクにはそれだけの価値があり、移籍金を積んでも獲得すべき選手だと思います。
    ファン・ダイク、マティプのセンターラインは今季を大幅に下回る失点数とビルドアップが期待でき、ヘンドの代役にも相棒にもなれるケイタ、マネの負担を大きく軽減してくれるサラーが加わり、そこにフィルミーノ、コウチ、ララーナ、ジニが絡むと想像するだけで開幕が待ち遠しくなります。
    妄想が止まりませんが、まずは冷静にサラーとファン・ダイクの吉報を期待しています。

  5. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    現時点でまだ報道先行で、何も決まっておりませんが名前が出ている、サラー・ダイクの両名が獲得できたらここ数年ではかなり大きな補強になりますね。ただ、まだ何も決まっていないのでモヤモヤ感とドキドキ感が交錯し、仕事の合間を見つけてはTwitterやEcho、BBC、Skyなどをチェックしてます。こんな気持ちは久方ぶりですね(笑)

  6. K より:

    サラーもダイクもケイタも個人間では合意してそうですけど、クラブとの交渉がまとまらないと移籍は決まりませんからね
    サウサンプトンが違法取引で訴えを起こそうとしてますし、個人的にはしばし静観です

    ただワールドユースのソランケが予想以上にフィルミーノしてて満足なので3人と本物の左SB取れたら文句なしです
    まぁヘンドの控えは欲しいんですが、チャンに出場機会を与えないと契約延長せずに退団されそうですので我慢するとします
    インハーとしての彼には大きなポテンシャルを感じていますので

  7. makoto より:

    yutoさん>
    嫌なニュースが聞こえてきて、青いチームにいく可能性が高まりました。成り行きに注目です。

    ご さん>
    サラーはバーゼル時代に一発で魅了された選手で、プレミアリーグでちゃんと見てみたいなと思ってます。

    グッチさん>
    昨季と違って売りに出す選手がいないので、数をそろえるのは工夫が必要ですね…。

    nyonsukeさん>
    セインツがヘソを曲げたようで、不安ですね。サラーをセカンドトップに置くというオプションが増えそうで、ワクワクします。

    Mackiさん>
    一基一通しますよね。毎日大変です(笑)。

    Kさん>
    ソランケがうまくはまってブレイクしてくれたらいいですよね。おそらく中盤よりも後ろが先なので、アンカーの補強は見送りかもしれません。

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