チェルシーはルカク&バカヨコ獲得間近!エヴァートンは「ルカク資金」でさらに的確補強!?
それから2週間。現地メディアの見出しを飾ることがなくなっていたプレミアリーグ25ゴールのストライカーが、「ロンドン・イブニング・スタンダード」の記事に登場しました。「Chelsea confident deals for Romelu Lukaku and Tiemoue Bakayoko are close(チェルシーは、締結間近となっているロメウ・ルカクとティエムエ・バカヨコとの交渉に自信あり)」。コンテ監督に戦力外と通告されたジエゴ・コスタの後釜に加え、モナコのセントラルMFも交渉完了に向かっているとのこと。彼らの入団が6月中に決まれば、7月1日にはマンチェスター・シティからフリーエージェントで加わるGKウィリー・カバジェロがロンドンに到着すると報じています。
エヴァートンは、プレミアリーグ141試合69ゴールとクラブレコードを更新したストライカーに7500万ポンド(約107億円)のタグをつけたといわれていましたが、チェルシーはこれを満額で支払うのでしょうか。1年前、レスターからエヴァートンに「転職」したスカウティングのスペシャリスト、スティーヴ・ウォルシュ氏は、この夏が勝負とばかりに積極的にターゲットにアプローチしており、既にGKピックフォードとMFクラーセンを獲得。5300万ポンド(約75億3000万円)を2人に費やしながら、さらに4人の選手を追いかけているようです。
ジャギエルカとアシュリー・ウィリアムズのベテランコンビが踏ん張っているCBには、バーンリーのマイケル・キーン。さらに中盤には、昨季プレミアリーグで38試合9ゴール13アシストという目覚ましい数字を記録したスウォンジーMFギルフィ・シグルズソンをリストアップしています。マラガのサンドロ・ラミレスには525万ポンド(約7億4000万円)で獲得目前という報道あり。ここまでで「ルカク資金」は軽くオーバーしています。しかし、ルカクとアルナ・コネがいなくなる最前線は、スペイン人FWだけでは足りません。北ウェールズの「デイリー・ポスト」は、ルカクの後釜はセルティックのムサ・デンベレだと主張。スコティッシュ・プレミアリーグ29試合17ゴールの点取り屋について、クラブOBのジョン・ハートソンは「2500万ポンド(約35億5000万円)出せば、セルティックは売るね。断れない」といい切っています。
真に怖ろしいのは、ルカクを獲った方ではなく出したほうかもしれません。伝えられているディールがすべて成功すれば、エヴァートンは相当強くなります。アンカーにグイェ、クラーセンとロス・バークリーがデル・アリ&エリクセンのように絡む4-1-4-1でしょうか。シグルズソンは、しばらく不在のボラシェとは違うアプローチでサイドからゴールに迫るのでしょう。成長著しいカルヴァート・ルーウィンとトム・デイヴィスはヨーロッパリーグでの活躍も期待され、シグルズソンの逆サイドにはルックマン、そしてデンベレ…ああ、妄想が止まりません。どうなる、エヴァートン。来季のマージーサイドダービーが、今から楽しみです!
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エヴァートンはクーマン監督とスティーブ・ウォルシュの2人の効果が相まって若く優秀な人材が集まってきていますね。
ルカクがいなくなるということで前線の補強が話題になるのは分かるのですがニアッセとミララス、デウロフェウはどうするのか。
またベインズしかいない左サイドやコールマンが離脱している右サイド、ジャギエルカがかなり厳しくなっているセンターもルカクの後釜と同じくらい重要なことだと思うのですが大丈夫ですかね。
個人的にはセンターフォワードの次にディフェンスラインが心配です。