ルカク、リュディガー、さよならルーニー!スカイスポーツの「Transfer Centre LIVE!」追跡レポート!
「誰が世界最大のクラブにノーといえる?最高のスタジアム、最高のファン。完璧なチャンスだ。すべてのトロフィーを獲りにいくようなクラブでプレイしたいと、いつもいっていたわけだからね。マンチェスター・ユナイテッドは素晴らしいクラブだ。歴史がそれを充分に物語っている」 「彼らのようなクラブの一員になりたかったので、機会を与えられたことに感謝している。気持ちはひとつ。振り返ったりはしない。チームの一員になるために心の準備をしていた」「マンチェスター・ユナイテッドから電話を受けた瞬間、すぐに考えは決まった。彼らの歴史の一部になれるのをうれしく思う」
8時55分、ライブブログは、メディカルチェックを受ける施設に入ったロメウ・ルカクがマンチェスター・ユナイテッドのシャツを着たファンにサインしているインスタグラムの写真をUPしています。「Lukaku has already got down to work as a Manchester United player(ルカクはマンチェスター・ユナイテッドの選手としての仕事を既に始めたようだ)」。9時40分には、ルカクが無事にメディカルを完了したとレポートがあり、ロサンゼルスもマージーサイドも、正式な手続きとサインのみとなったようです。
13時17分、ついに「Transfer Centre LIVE!」がルーニーの移籍を発表しました。エヴァートンの公式サイトを覗くと「Rooney Rejoins Everton」の見出し。「ウェインは、われわれに必要な野望と勝者のメンタリティを私に見せてくれた。彼はタイトルを獲得する方法を知っている。復帰してくれてうれしい」というロナルド・クーマン監督のコメントを読みながら、2011年2月12日のあのゴールシーンを思い出しました。シアター・オブ・ドリームスのマンチェスターダービー、1-1で迎えた78分、クロスを入れたのはナニ。ジョー・ハートが反応できなかった美しいオーバーヘッドは、プレミアリーグ創設20周年を記念して企画されたファン投票でベストゴールに選ばれました。このとき彼は、25歳。マンチェスター・ユナイテッドがプレミアリーグの優勝争いに加われなくなることも、エースがシーズンを通じて5発しか決められなくなることも、想像できない栄光の時代でした。
「#FarewellToALegend」とハッシュタグが付けられたマンチェスター・ユナイテッドのツイッターは、「Thank you, Wayne, from all of us」という短い言葉でキャプテンとの別れを惜しんでいます。ありがとう、ワッザ。そういえばこのニックネームも、エヴァートンに一時期所属していたポール・ガスコイン「ガッザ」という体型がよく似た偉大な先輩になぞらえて付けられたものです。こんな別れ方になるのは残念ですが、彼に似合う唯一の移籍先に旅立つと決まり、寂しさ半分、安堵半分です。2017年1月21日、プレミアリーグ22節のストーク戦でクラブ史上単独トップとなる250ゴールを達成したストライカーは、空前絶後のレコードを253でストップすることになりました。チェルシー時代にルーニー獲得を熱望したマン・ユナイテッドの指揮官は、クラブの公式サイトを通じて互いに難しかったシーズンを振り返りつつ、キャプテンの人となりをリスペクトしています。
「偉大な選手が、自身が望むよりも少ない時間しかプレイできないのを見続けるのは簡単ではなかった。エヴァートンに戻りたいといわれたとき、邪魔するようなことはできなかった。彼の経験、集中力、決断力が失われることはないだろう。彼にいい未来が待っていることを祈っている」(ジョゼ・モウリーニョ)
16時、「Done Deal!」。ルカクを呼び戻せなかったチェルシーが、3400万ポンドでアントニオ・リュディガーを獲得したと発表しました。ルーニーのエヴァートン入団が決まった後、マンチェスター・ユナイテッドの選手たち27人はアメリカで行われるプレシーズンツアーに旅立っています。彼らが現地に着くまでに、ルカクの入団発表はあるのでしょうか。日本時間10日5時、ロンドンは9日21時、ロサンゼルスは13時。ジエゴ・コスタが年内はベシクタシュでプレイするのではないか、シュチェスニーがユーヴェ移籍に近づいているなどのニュースはありますが、ルカクの新しいニュースは届かず、ルーニーにまつわるさまざまな情報がライブブログを占領しています。
マンチェスター・ユナイテッドのサポーターとしては、湿っぽくなりがちな1日でしたが、感傷的な気分を吹き飛ばすネタを2つ紹介して、この稿を締めることとしましょう。遡ること1週間、7月2日にホームパーティーを開いたルカクは、騒音に対して近隣住民から5枚のイエローカードを喰らい、駆けつけた警官にその場で身柄を拘束されました。10月2日に出頭せよという命令に対しては本人が足を運ばなくて済みそうですが、罰金は必至のようです。そしてルーニーは、マンチェスター・ユナイテッドサポーターが知りたくなかった禁断の習慣をカミングアウトしました。ああ、そうだったのね…。
「To be honest, I’ve kept it quiet for the last 13 years but I’ve actually been wearing Everton pyjamas at home with my kids.I had to keep that a bit quiet!(正直になろう。13年間黙ってたけど、家では子どもたちと一緒にエヴァートンのパジャマを着てたんだよね。これはちょっといえなかった)」
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更新ご苦労様です。
ルーニーのコメントはお茶目であり、やっぱりそうだよね〜!と思う人間らしいコメントでした。
マージサイドダービーが今から楽しみです。
いつも素敵な感性と豊富な知識に感動してます!
ルーニーだけの記事書いてほしかったです(T-T)
ルーニー笑
そうだったんだ笑 こういうところも好きなんだよなぁ…
前のルカクの記事ではご回答ありがとうございました。お礼が遅くなり申し訳ありません。
このブログはデータに基づいた客観的な記事が多いのでふと気になったのです。
ルーニー同様、ルカクもエヴァートンの歴代最多得点者ですね。
ルーニーがルカクのクラブ記録を更新するためには確か60点必要だったと思いますが(間違っていたらごめんなさい)、計算上はシーズン通算15点x4年。
彼の得点力ならコンデションさえ戻れば不可能な数字ではないはずです。
レジェンドの復活に期待したいですね。
ルーニーは最近調子が良くない印象がどうしてもありますが、それでも期待せずにはいられないですね。バリーやジャギエルカ、ベインズなどのイングランドのベテランとともにまだまだやれるぞっていうところを見せてほしいと思います。
記事の後半は笑ってしまいました(笑)。
ユナイテッド関係なく大好きな選手なので、新しい挑戦を素直に応援したいと思います。これでルーニーが調子を取り戻せば、今期のエヴァートンは驚異ですね。
ルーニーついに決まりましたね。最高の着地点でした。
そして、コメントが人間味あふれるルーニーらしさ満点。
ライフスタイル・体型などは絵になるカッコよさからはかけ離れています。
奥さんの尻にしかれたり、ギャンブルで損したり、今回のコメントといい味のある男です。
まだまだ、プレミアで見られるのはファンでなくとも楽しみ!
最後、笑いました。仕事はマンユナイテッド、プライヴェートはエヴァートンですか笑。
グディソンでのルーニーのやる気無さは、やはりメンタルにあったんですね。
寂しいですね。ユナイテッドで引退するとばかり思ってました。
ルーニーが古巣とはいえ違うユニフォームを着るなんて。
次のユナイテッドの顔はいったい誰になるのか。
ルカクの逮捕の件ですが、駆けつけた警官に身柄を拘束されましたと書かれてますが、そのような事実はないようですよ。どこから情報引っ張ってきてるのでしょうか
このブログは『神ブログ』です。
99%のコメント欄のお話も勉強になって面白い‼です。
いつも楽しく読んでいます。
主さんはマンチェスターユナイテッドのファンであるならばルーニーの記事を別に掲載するべきだと思います
きっと忙しくて時間がなかったのだと思いますが…
エバートンに戻った途端絶好調になるかもしれませんね(笑)
エバートンの時天才天才言われてたのが懐かしいです。
更新お疲れ様です。
ルーニー退団はとても悲しいですが、クラブはレジェンドへ最大限の敬意を払った対応をとれたのではないでしょうか。
再びオールド・トラッフォードを訪れたときには盛大な拍手で迎えてほしいですね。
—–
Mackiさん>
ダービー、盛り上がりそうですね。エヴァートンは相当強敵なのではないかと思います。
京都一のMUFCファンさん>
すみません。ルカクとダブルで追いかけていたこともあって、ルーニーについてはさまざまなコメントが出揃ってから書かせていただこうと思ってました。本日、まとめましたのでぜひお読みください。
Bさん>
いいですよね!
COYSさん>
「中盤に下がっても素晴らしいルーニー」を見たい気持ちもあります。
エバートンさん>
ベテランががんばっているのも、いい刺激になるかもしれないですね。
のこさん>
脅威です。残る不安は、層が薄いSBとグイェのバックアッパーです。
だしまるさん>
あれだけクレバーな選手なのに、ピッチから一歩出るとおちゃめですよね。
イレブンさん>
パジャマがエヴァートンって、相当ガチなサポーターですよね(笑)
不知火さん>
ラシュフォードが化けてくれればと思ってます。
プレミアリーグ大好き!さん>
「BBC」の記事です。明確に「arresteded」「released」と表現しています。アメリカの逮捕は、日本のように「警察が拘留→検察に送致→起訴→裁判」ではなく、逮捕→裁判所引致で、軽犯罪の場合は裁判所出頭の有無等を決めたら釈放されるため、逮捕・釈放という重いニュアンスの言葉を回避しました。「not physically arrested」ではありますが、連行されなくても「arrested」から「released」までは身柄は拘束されているため、こう書いた次第です。
http://www.bbc.com/sport/football/40545516
「逮捕=身柄を拘束する処置」ですので、拘束されていないというのはどういう状態なのでしょう。拘留されていない、ならわかるのですが。ネタ元はどちらですか?「Qoly」が「デイリー・ミラー」の記事を引用しながら身柄は拘束されてないと書いてますが、こちらの元の記事にも「arrested」「Citations(引致)」とあります。彼らがいいたかったのは「not physically arrested」だということなのではないかと思います。
4さん>
ありがとうございます!引き続き、がんばります!
ユナイテッドさん>
忙しかったのではなく、選手や監督、OBのみなさんのコメントが現地メディアによってまとめられるのを待つと火曜日だな、と思ったのです。本日、書かせていただきました。
プレミアリーグ大好き!さん>
その可能性はありますね。
yutoさん>
同感です。秋に、さっそく当たりますね。