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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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ベンテケ、シグルズソンにウォルコットまで…全部いくのか?爆買いエヴァートン!

4-2-3-1というよりは、4-4-1-1のほうがぴったりなのではないでしょうか。プレミアリーグ2017-18シーズンに向けて、積極的に補強を進めているエヴァートンのお話です。ロメウ・ルカクの後釜として、オリヴィエ・ジルーとクリスティアン・ベンテケを候補を上げていると聞いて、クーマン監督のめざすサッカーの輪郭がくっきりしてきました。彼らはいずれも、ポストプレーに長けたターゲットマン。昨季プレミアリーグNo.1の空中戦勝利322回を記録したベンテケと、プレミアリーグにおける先発出場は11試合ながら12発決めたジルーなら、どちらが来てもゴールを量産してくれるはずです。その後ろにウェイン・ルーニー。マラガから獲得したサンドロ・ラミレスは、新しい10番のバックアッパーからスタートすることになりそうです。

中盤は、リーグNo.1のタックル数135回を誇るグイェは鉄板。相棒は、アヤックスから来たディヴィ・クラーセンか成長著しい19歳のトム・デイヴィスか。守りを固めたいときは、ギャレス・バリーやシュナイデルランが加勢することになるのでしょう。マイケル・キーンとアシュリー・ウィリアムズのCBも盤石。経験豊富なジャギエルカも計算できます。心配なのは、サイドです。デウロフェウはバルサに帰り、エネル・バレンシアもレンタル期間満了でウェストハムに戻りました。ボラシェは年内に復帰できるかどうか。カルヴァート・ルーウィンとアデモラ・ルックマンという活きのいい若手はいるものの、彼らに加えてコンディションに不安があるアーロン・レノンと調子に波があるケヴィン・ミララスでは、万全の態勢とはいえません。

Everton target Arsenal’s Theo Walcott for £30m transfer swoop as their big-spending summer continues(まだまだ続く爆買いの夏、エヴァートンは3000万ポンドでアーセナルのウォルコットを狙う)」。イギリスメディア「デイリー・ミラー」は、スティーヴ・ウォルシュFDの次のターゲットはウォルコットだと報じています。昨季プレミアリーグの前半戦で16試合に先発して8ゴールを決めたサイドアタッカーは、年明けからは2ゴールと失速。ヴェンゲル監督が3バックにシフトした終盤戦は居場所を失い、スタメンはわずか1試合でした。ベンチで過ごすのをよしとしないイングランド代表MFが、野心あふれるクラブで自らの持てる力を出し切りたいと考えてもおかしくありません。ギルフィ・シグルズソンを狙っているといわれるクラブがウォルコットまで手を伸ばすとすれば、ロス・バークリーのスパーズ入りはもはや既定路線なのかもしれません。

ここまで9000万ポンドを補強に費やしているエヴァートンですが、ルカク、ロス・バークリー、デウロフェウ、トム・クレヴァリーで1億3000万ポンド以上の売却益を得ることになり、さらに3~4人を獲りにいくものと思われます。ターゲットマン、サイドアタッカーに加えてSBまで押さえられれば文句なし。以前に噂になっていた長友佑都が加わることになれば、日本のプレミアリーグファンは盛り上がるでしょう。ベンテケ、シグルズソン、ウォルコット…2017年夏の主役の動向から、しばらくは目が離せません。

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“ベンテケ、シグルズソンにウォルコットまで…全部いくのか?爆買いエヴァートン!” への2件のフィードバック

  1. グッチ より:

    更新お疲れ様です。お隣のクラブがほとんど別物になりそうな予感がして恐ろしい限りなレッズファンです。適材適所かつオーソドックスな戦術で完成度勝負となればこの補強は厄介極まりないです

  2. シャーザー より:

    この額のオファーが本当ならアーセナルはウォルコットを真っ先に売るべきだと思いますがベンゲルはウォルコットを評価してるのでどうなるかはわかりませんね
    個人的にはウォルコットを売却してレマル狙ってほしいですが

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