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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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ベテランが続々と移籍決定間近!ルーカス・レイヴァはローマ到着、ジョー・ハートはメディカル完了!

2人の移籍が決まるのを、待っていました。ジョー・ハートとルーカス・レイヴァ。プレミアリーグを長く見続けてきた者として、彼らのキャリアチェンジは感慨深い出来事です。イングランド代表GKがシュルーズベリー・タウンからマンチェスターにやってきたのは、2006年の夏。当時のマン・シティは、プレミアリーグのTOP10と下位を行ったり来たりする中堅クラブでした。2007年にレギュラーポジションを得たジョー・ハートは、2009年にやってきたシェイ・ギヴンに押し出されてバーミンガムにレンタル移籍。ここで意地を見せたことが、マンチェスター・シティにおける彼のポジションを確固たるものにしました。プレミアリーグに昇格したばかりだったクラブを9位に押し上げる活躍を見せ、PFA年間ベストイレブンに選出。ジョー・ハートを呼び戻したクラブは、バイエルン・ミュンヘンから名将を招聘するまでは、守護神を代える荒療治に出ることはありませんでした。

ショットストッパーとして高い評価を得ながらも、ファンブルの多さや足技に疑問符が付けられていたGKは、昨年9月にペップ・グアルディオラ監督がクラウディオ・ブラボを引き入れたことによって居場所を失いました。レンタル移籍先のトリノでは、35試合に出場。ウルバーノ・カイロ会長は、「ミスが多すぎる」とこぼしながらも残留を希望していたのですが、ワールドカップ出場をめざすイングランド代表の正GKはプレミアリーグに戻ることを選択しました。昨日、メディカルチェックをパスしたと伝えられたウェストハムは、経験豊富でキャプテンシーがあるジョー・ハートにとってはうってつけのクラブだと思います。パブロ・サバレタが先に契約したクラブは、30歳のベテランGKに買い取りオプションを付けてレンタルしたようです。2018-19シーズンには、完全なるハマーズの一員としてゴールマウスに君臨しているのではないでしょうか。プレミアリーグ復帰の場がオールド・トラフォードのマンチェスター・ユナイテッド戦というのは、ジョー・ハートからすれば望むところでしょう。

一方のルーカス・レイヴァは、ラツィオとリヴァプールの間で移籍金500万ポンド(約7億3000万円)が合意され、本日メディカルチェックが行われるとのこと。レッズで10シーズン、プレミアリーグ247試合出場1ゴール14アシスト。縁の下の力持ち的な存在として中盤を支え続けたMFは、香港に入ったチームを離れてローマに到着しており、「スカイスポーツ」はラツィオのスカーフを手にしている30歳MFの写真を掲載しています。ジョー・ハートの正式発表の後、ルーカス・レイヴァのニュースも世界に配信されることになるでしょう。新天地では、中盤の舵取りとともに、8年ぶりのリーグ戦ゴールも期待したいと思います。

両者の正式決定が先送りになったところに、別な「Done Deal!」のニュース。エヴァートンが、フリーエージェントでセインツにいたSBクコ・マルティナを獲得したようです。シェイマス・コールマンの留守をフォローしてほしいという補強でしょう。ピックフォード、クラーセン、サンドロ・ラミレス、マイケル・キーン、ウェイン・ルーニーと華やかに獲ってきたウォルシュ&クーマンコンビは、一転してシブいところに目をつけました。昨季プレミアリーグで9試合出場のキュラソー島代表SBは、セインツ時代の監督の下なら臆せずプレイできるのではないかと思われます。残るパーツはストライカー、サイドアタッカー、左SB。クーマン監督のチーム作りは、引き続き順調です。

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