マルシアルとラシュフォードでは足りない!? モウリーニョ監督がペリシッチを求める理由!
インテルが設定した移籍金が高額だったため、頓挫しているといわれた交渉に再度スポットライトが当たったのは、彼らが代わりの選手を押さえたと報じられたからです。「ザ・サン」の記事はにわかに信じがたいのですが、インテルはラツィオで31試合16ゴールとブレイクした22歳のセネガル代表MFケイタ・バルデを獲るというだけでなく、マルシアルのレンタルも進めているとのこと。タブロイド紙は、両クラブは4000万ポンド(約58億8000万ポンド)で合意しているといい切っています。彼らの報道が話半分だったとしても、28歳の選手にはなかなか思い切った値札です。同様の数字を残している25歳のモハメド・サラーは、リヴァプールが3400万ポンドで手に入れています。マルシアルやラシュフォードを自由に使えるモウリーニョ監督は、なぜペリシッチにこだわるのでしょうか。選手やチームの分析レポートが素晴らしい「スカイスポーツ」に、彼の魅力を語っていただきましょう。
「Ivan Perisic to Manchester United: Why does Jose Mourinho want him?」と題された記事が最初に挙げているクロアチア代表MFの強みは、「オールラウンダーであり、激しいペースに耐えうること」。頻繁にカウンターを仕掛けるモウリーニョ監督のサッカーにおいて、彼のスピードと動きは大きな武器になり、とりわけファイナルサードで威力を発揮するとしています。中に斬り込むプレイを得意としているのも、昨季のプレミアリーグでボーンマスよりも少ない54ゴールに終わったチームにはうってつけです。ストライカー出身だけに、危険なエリアに飛び込むプレイが多く、90分あたりのボックス内からの平均シュート数はセリエAの他のMFを凌駕しています。
2016-17シーズンはセリエA36試合11ゴール8アシスト。マンチェスター・ユナイテッドでサイドをまかされた選手を見てみると、マタがプレミアリーグ6ゴール3アシスト、マルシアルは4ゴール6アシスト、初年度を4ゴールで終えたムヒタリアンはアシストがひとつしかありません。「スカイスポーツ」は、「ズラタン・イブラヒモヴィッチを除けば、他の選手の2倍以上」と指摘しています。そしてもうひとつ、いかにもモウリーニョ好みなのは187センチという高さです。かつて「長身の選手が5~6人いなければ、セットピースで死ぬことになる」と語った指揮官は、好守両面でペリシッチの圧力を活かしたいと考えているのかもしれません。
1年前にチームに加わったムヒタリアンは、負傷もあってプレミアリーグにフィットするのに時間がかかりましたが、ペリシッチは初めてのリーグを早期に手の内に入れることができるでしょうか。私がこの移籍話に今ひとつ気分が乗らないのは、ムヒタリアン、マルシアル、マタ、ラシュフォードらが持てる力を発揮すればマンチェスター・ユナイテッドは充分戦えると思っているからなのですが、ピッチで違いを見せてもらえれば、モウリーニョ監督がほしがっていた理由を理解できるようになるでしょう。リンデロフ、ルカクに続く3人めのディールに、引き続き注目してまいります。
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最後のパラグラフに私の意見がすべて入っています笑
マルシャルをレンタルでよそに出してまでも必要な選手にはどうしても思えません。
ウイングとしてだけでなくセンターフォワードとしても人数が足りてるようには思えませんし・・・