アーセナルでは不遇だったルーカス・ペレスに、ニューカッスル移籍の噂…⁉
2014-15シーズンにPSVで30試合22ゴールと大活躍し、エールディヴィジ得点王に輝いたデパイは、ファン・ハール監督のチームで29試合2ゴールと沈黙すると、ジョゼ・モウリーニョ監督にはリーグ戦では4試合しか出場機会を与えられませんでした。今年の1月にオリンピック・リヨンに移籍した23歳のオランダ人FWは、入団して2ヵ月もしないうちに5ゴールを決め、復活の兆しを見せています。フィジカルに長けたDFとのぶつかり合いが多いリーグが合わなかったのか、英語の国で意志の疎通ができなかったからか、あるいは指揮官との相性か。スランプには複合的な要因があるのだと思われますが、私たちはしばしば「彼はプレミアリーグには向いてなかった」という抽象的な解釈で思考を止めてしまいます。ファンにとっては、もう観ることのない選手よりも、今いる選手や新戦力のほうがリアルでエキサイティングなのです。
前置きが長くなりました。ロベルト・ソルダードやボルハ・バストンは「不向き組」にカウントしたとしても、ルーカス・ぺレスに同じレッテルを貼るのはかわいそうです。2015-16シーズンにデポルティーボ・ラ・コルーニャで36試合17ゴールと頭角を現したストライカーは、アーセナルではチャンスをつかめず、プレミアリーグ11試合1ゴールという不満の残るシーズンを過ごしました。「彼のクオリティが高いのは間違いないが、私は彼が求める出場時間を与えられてなかった。申し訳ないと思っている。シーズン開始時にはジルーの状態がはっきりせず、ウェルベックもいつ戻るかわからなかったが、彼らの復帰によって渋滞が発生してしまった」と指揮官が謝ったとおり、出場機会を満足に得られなかった主たる原因は戦力過多にあります。CLのバーゼル戦でハットトリックを決めるなど、可能性を感じさせてくれただけに、スペインに戻りたがっていると聞いたときは、ただただ残念のひとこと。プレミアリーグの中堅クラブで、持ち前の得点力を発揮していただくことはできないものだろうかと思いながら成り行きに注目していました。
するとこのたび、「ザ・サン」からひと筋の光。プレミアリーグに復帰したばかりのニューカッスルが、アーセナルの9番に興味を示しているとのこと。彼らのエースは昨季チャンピオンシップで22ゴールを挙げたドワイト・ゲイルですが、クリスタル・パレスに在籍したプレミアリーグ3シーズンで15ゴールしか決めていないFWと伸び悩み中のミトロヴィッチが相手なら、ルーカス・ぺレスはポジションを奪えるのではないでしょうか。いつもやらかしてくれる「ザ・サン」が移籍金の額を書けなかったぐらいのライトなお話ですが、実現したらおもしろくなります。故郷ア・コルーニャのクラブでブレイクしたストライカーは、プレミアリーグでも真価を発揮できるのか?あっさりスペインに帰ってしまいそうな予感もあるものの、トップリーグで活躍できるレベルの点取り屋が不在のチームにエースとして招かれ、大暴れする姿を見てみたいと思います。「BBC」「スカイスポーツ」「テレグラフ」「インディペンデント」が一斉報道するのを待ちましょう。以上、ニュースソースは「マンチェスター・シティが1億6000万ポンドでムバッペ獲得を狙う!」と報じた「ザ・サン」でした。
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正直もっと見たかった選手です。
少ない出場でしたが、いい動きをしてました。
出場回数がもっとあれば、きっと活躍できたでしょう。
ボスが申し訳ないと思うのなら、古巣に多少安くて帰してあげてほしい。
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戦力過多、ローテーションをしたがらない指揮官、後半戦のチームの雰囲気悪化、と悪条件が重なってしまい不運な面がありましたね。
可能性は感じられたのでW杯前とはいえもう1シーズン留まって勝負していただきたいです。
アウェイのボーンマス戦のゴールが印象的です。新加入のラカゼトに背番号取られたり(無断だったようでペレス本人も怒ってるみたいですが…)、不遇な扱いなので、プレミアの別のチームでも活躍する姿が見たいです。
ミハルさん Davinciさん 北グナさん>
残留、国内移籍、復帰と見事にご意見・ご希望が分かれましたね。私は「ニューカッスルならおもしろい!」とテンションが上がっております。