バルセロナはデル・アリ、バイエルンはエリック・ダイアー…スパーズは売るのか、残すのか!?
この夏のマーケットで新戦力をひとりも獲らず、昨季の戦い方をベースに開幕を迎えようとしているトッテナムに、5人中2人を削られるかもしれない危機が訪れているようです。イギリスメディア「エクスプレス」は、ネイマール売却で1億9800万ポンド(約287億円)を手に入れたバルセロナの補強リストに名前を書き込まれているのは、フィリペ・コウチーニョだけではないといっています。リヴァプールOBのダニー・マーフィー氏が「コウチーニョよりもいい」といい切ったデル・アリは、スペインでも通用する稀有なイングランド人MFなのではないでしょうか。ボールをシンプルにさばくことができ、ゴール前に入るタイミングを心得ている21歳は、12ヵ月前からバルサのレーダーに捕捉されていると報じられています。
リヴァプールの10番は、クロップ監督が絶対売らないとがんばっていますが、商売人のレヴィ会長が1億ポンドを積まれたら、どんなリアクションをとるでしょうか。7億5000万ポンド(約1088億円)という巨額のスタジアム建設費を抱えているクラブが、ネイマール売却というビッグイベントでもなければ出てこない移籍金を前にして断れなくなるのは想像に難くありません。メディアは、「ロンドンは、自分たちはセリング・クラブ(=若手を育ててビッグクラブに売って収益を上げるクラブ)ではないと証明したがっている」と添えているものの、本人がスペイン行きに傾けばリヴァプールのようなディフェンス力は発揮できないかもしれません。
さらにスパーズには、バイエルン・ミュンヘンからもオファーが届く可能性があるようです。「ザ・サン」が、シャビ・アロンソの後継者としてエリック・ダイアーに白羽の矢が立ったと伝えています。1年前にもドイツ紙「ビルド」が、イングランド代表のセントラルMFがブンデスリーガ王者に狙われていると報じており、タブロイド紙の記事だとスルーできる話ではないかもしれません。バイエルンは、昨季プレミアリーグで36試合2ゴールの主力に5500万ユーロ(約72億円)でアタックするといわれていますが、スパーズはカイル・ウォーカーと同等の金額を振り払うことができるのでしょうか。ポチェッティーノ監督は、「移籍市場が閉まる前に何人か獲りたい」といっており、ホッフェンハイムのU-21ドイツ代表DFジェレミー・トリアン、レスターのマフレズ、エヴァートンのロス・バークリーが候補に挙がっていますが、チェルシーやマンチェスター・ユナイテッドが苦労したセントラルMFの獲得は難易度が高いでしょう。
ベルバトフ、ガレス・ベイル、モドリッチらを手離した以前のトッテナムなら、高額の移籍金にノーとはいわなかったと思われますが、プレミアリーグ優勝にあと一歩まで迫った今の彼らは、代えの効かないタレントたちを守りにいくのではないでしょうか。ウェンブリーを手の内に入れれば、チャンピオンズリーグでベスト8を狙えるであろうトッテナムには、クラブ史上最強の今のメンバーでもう一度チャレンジしてほしいのです。策士レヴィ会長の男気に期待したいと思います。デル・アリはプライスレスだ、と。
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曲者であるレヴィ会長がいればスパーズは易々とは動かないと思いますが・・・
今、名前の挙がっている選手たちはつい数週間前まで「値札のついていない選手」だったはずです。
しかし、PSGが値札のついていなかったネイマールを獲得したことによって各クラブの危機感が急激に増したのではないでしょうか。
"買えない"と誰もが思っていた選手を"買える"に変えてしまった影響は今後どのように響くのでしょうかね。
yutoさん>
バルサの高額オファーは脅威ですが、バイエルンのほうは止められそうな雰囲気ではあります。今まで聞こえてこなかった新しい動きがあるかもしれませんね。
更新おつかれさまです。
ケイン以上に騒がれる理由として、割と曖昧なインタビューの返答が一つの要因としてあると思います。
個人的にはここからレビィさんには次のステージに挑戦してほしいと思います。経営に関しては彼の右に出るものはいないと思いますので、後は成績だけです。