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主力の退団が噂されるチェルシー、「イグアインを5300万ポンドで獲得」ってホントですか⁉

クルトワ、アザール、カンテ、ウィリアン。昨季プレミアリーグで5位に沈み、マウリツィオ・サッリ新監督の下で巻き返しを図るチェルシーですが、主力の移籍に関するゴシップが止まらなくなっています。サポーターのみなさんは、さぞかし落ち着かない日々をお過ごしでしょう。エース、絶対的守護神、中盤の仕切り役、ダイナモを一気に失えば、プレミアリーグ4位以内奪還ではなく、エヴァートンやウェストハム、バーンリーの下克上を阻止するのが精一杯になってしまいそうです。しかし、この状況は、半分はいい話でもあるのだと思います。クラブに所属した選手たちが、ワールドカップで大活躍したからこそ、話題を集めているわけですから。

とはいえ、代えの利かないエンゴロ・カンテは何としても守りたいところです。リヴァプールと競合しているといわれるローマのGKアリソン・ベッカーや、ラツィオで急成長を遂げたミリンコヴィッチ=サヴィッチなど、最後尾と攻撃のキーマンは代役をしっかり押さえられればクオリティを下げずに戦えるでしょう。しかし、CBの負担を減らしてくれるフランス代表MFだけは、代役をこなせそうな選手が見当たりません。カンテ、ジョルジーニョ、噂のミリンコヴィッチ=サヴィッチといった中盤を実現できれば、左サイドは「ネクストアザール」と呼べるような原石抜擢でも、いいチームになるのではないか…いや、ひとつ大きな懸念がありました。「最前線は、モラタとバチュアイでいけるのか」。この問いに対して、チェルシーはベテラン大物ストライカーの獲得という答えを出そうとしていると伝えられています。

ゴンサロ・イグアイン、30歳。いわずと知れた、アルゼンチン代表の点取り屋です。母国の名門リーヴェル・プレートから2007年にレアル・マドリードに渡ったストライカーは、ナポリとユヴェントスで5シーズンを過ごし、10年連続でリーグ戦2ケタゴールを継続中。2015-16シーズンにはナポリでセリエA35試合36ゴールというとてつもない数字を残しており、当時獲得の噂があったアーセナルはなぜ強引にいかなかったのかと、悔しい気分にさせられたものです。地元メディア「イブニング・スタンダード」は、チェルシーが用意した移籍金は5300万ポンド(約78億円)で、代理人である兄のニコラスさんには週給12万7000ポンド(約1880万円)の3年契約をオファーしていると報じています。

「エクスプレス」の記事は、なぜか背番号の話が半分を占めており、「モラタが残るなら、背番号はジエゴ・コスタが付けていた19が濃厚で、他に12、20、26が空いている」と移籍が決まったかのようにレポート。ニコラス・イグアインさんは、クリスティアーノ・ロナウドが加わっても残留できるとしており、「ユヴェントスとの3年契約がある。今のところは、他のクラブと話しておらず、流れている話は噂にすぎない」とオファーの存在を否定しています。これは事実なのか、あるいはとぼけているのか。イグアインが来れば、サッリ監督のチームの得点力が上がるのは間違いないでしょう。「どこへ行くにしても、アザールはついてきてくれないと。僕らが手を離すことはない」とクルトワが語っており、守護神と10番の退団は濃厚と主張するメディアもあるだけに、チェルシーの前線と最後方に関するニュースが気になるのであります。いいときのモラタは、ワールドクラスなんですけどね…。(ゴンサロ・イグアイン 写真著作者/Leandro Ceruti)

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“主力の退団が噂されるチェルシー、「イグアインを5300万ポンドで獲得」ってホントですか⁉” への4件のフィードバック

  1. ペップの街 より:

    イグアイン、どうなんでしょう?
    いい選手なのはわかってるんですが、なんかいまひとつ見る方を燃えさせてくれないんですよね。
    アーセナルに来ると噂の時も、いらないなぁを連発してました。
    チェルシーファンも、アザールの代役としてイグアインでは納得しないのでは?
    ワールドカップ優勝を屋台骨になって支えたジルーが、また控えになっちゃうんでしょうか?
    ていうか、デシャンさんはジルーをすごく信頼してましたよね?
    あれはグリーズマンとムバッペがいればこそなのでしょうか?
    改めて考えると、フランス代表のタレント、控えも含め凄かったですね(笑)

    —–
    変に話を展開して申し訳ないのですが、ジルーつながりで私としてはベンゼマに言及したいのです。
    ジズーはベンゼマを擁護してCLでも輝かせました。代表に送り出したかったのだと思います。でも、デシャンはそれを拒否しました。
    外野から見るとベンゼマがいればフランスはもっと楽に優勝できたでしょう。エミリーさんもイグアインが来ればジルーはベンチ?と心配してらっしゃいますよね。
    実力差は歴然としてると思います。
    デシャンは今や勝てば官軍ですけど、ベンゼマはこのままヤーさん、悪ガキと縁を切れなかった愚かな奴としてフランス代表の歴史からフェードアウトしていくのでしょうか。

  2. エミリー より:

    ペップの街さん。
    ベンゼマにしろ、私のお気に入りのラカゼットにしろ、ハナからプラン外ですよね。
    ベルギーにサッカーじゃないとまで言わせた守備的戦術は、代表選考の前からやるつもりで目論んでたわけで、あれをやるために選考したデシャンスペシャルチームだと思うんです。
    そこには、従来タイプの点取り屋は不要で、あの形でやる為のチームなんだと思います。
    実際、堅守でありながら、決定機の説得力というか破壊力は、かなり高かったと思います。
    大会終盤、その戦いかたが解ってきてからは、さらに強力だったですよね。

    スターFWに任せて自滅というか、出しきれずに終わるチームが多い中、あの形でフランスはやりきりましたからね。
    結果として、偉大な指揮官の戦術を遂行できたのはベンゼマではなくジルーで、でも、チェルシーにイグアインが来たら、ジルーは控えかもしれないという話で。
    書いていてよくわからなくなってきましたが(笑)
    デシャンがスペシャルなことをして、そこではベンゼマよりジルーだった。
    足し算的にチームを組まなかったデシャンが勝ったワールドカップだったというか…。
    文章をかくのって大変ですね(泣)

  3. タムコップ より:

    ジルーとイグアインorモラタの2トップ、というファーストオプションは考えられないですかね?
    側から、若しくは直接対戦の際に、ここ数年1、2を争うくらい嫌だったストライカーはジルーなんですよね。
    実際得点率も毎年なんだかんだで上位ですし。
    それでも仮にイグアインが入るとなると補完関係も加味してやはりスーパーサブと考えるのが現実的でしょうね…、もったいない。

  4. ペップの街 より:

    ご意見有難うございます。
    ジャケにしろ、デシャンにしろ、勝つことで、結果を出すことで批判を跳ね返しましたが、その頑固さというか、ブレなさは立派ですね。フランス人の哲学なのかな?ジダンもフランス人だけど(w)
    クルトワの「アンチ・サッカーl」発言は悔しさから出たものでしょう。
    いずれにしろ、チェルシーのいく末が気になります。makotoさんが仰る通り、トップ6から陥落するのか、劇的に生まれ変わるのか?
    でも、アザール・クルトワ抜きではちょっときついです。

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