なぜマンチェスター・ユナイテッド!? 名守護神ヤン・オブラクにプレミアリーグ参入の噂!
「スカイスポーツ」は、それぞれ2度めのオファーを準備中と伝えていますが、さすがにダブルで連れてくることはできないでしょう。一方、放出の噂をチェックすると、エレーラに続いてデ・ヘアがパリ、ルカクはインテルという噂が流れており、前線と最後方の新戦力獲得を強いられる可能性が高そうです。CL出場権に手が届かなかったクラブが、忙しい夏になるのは間違いありません。
最大の頭痛の種は、デ・ヘアの契約延長交渉が破談に向かっていることでした。ショットストッパーとしてプレミアリーグNo.1の守護神を失うことになれば、レベルダウンは免れない…一昨日までは、最も好きだった選手の移籍ゴシップを目にするたびに、ため息が漏れる日々を過ごしていました。そんななかで、そのニュースを見たのは11日の朝でした。「Oblakがマンチェスター・ユナイテッドに来たがっている」。オブラク…あのオブラク!? アトレティコ・マドリードで公式戦100試合出場に到達したとき、54失点しかしていなかったヤン・オブラク!ラ・リーガの最少失点GKに贈られるサモラ賞を4年連続で獲得したワールドクラスです。
にわかに信じがたい話を掲載しているのは、マメにチェックしている「マンチェスター・イブニングニュース」だけではありませんでした。「ガーディアン」「メトロ」「デイリー・ミラー」「ザ・サン」「スカイスポーツ」。火を着けたのは「ESPN」でしょうか。現地メディアは一様に、スロベニア人GKが所属クラブに愛想をつかしていると報じています。アントワーヌ・グリーズマン、ディエゴ・ゴディン、リュカ・エルナンデズ、ファンフラン、フィリペ・ルイスと主力がごっそり抜けるクラブの競争力を疑っているとのこと。マンチェスター・ユナイテッドは、競争力などという物差しを持ち出されたら苦しいクラブですが、オブラクにとっては「子どもの頃から好きだったチーム」であり、プレミアリーグに挑戦したい気持ちが高まっているそうです。
契約期間が1年しか残っていないデ・ヘアがパリに行くとなれば、移籍金は最大7500万ポンド(約103億円)。26歳のオブラクには1億ポンドを超えるバイアウト条項があるといわれていますが、プレミアリーグ最高額レベルを要求していたスペイン人GKよりも、サラリーは安くなるでしょう。今どき、金でもなくCLでもなく「好きだ」といって来てくれる選手は、さほど多くはありません。あのクラブでプレイしたいと名指しで入団した選手がどれだけモチベーションが高いかは、ヴィルジル・ファン・ダイクが教えてくれています。盛大なゴシップ祭りが開催されているのでなければ、ぜひともいってほしいものです。デ・ヘアへの未練を断ち切ってくれる唯一の存在といっても過言ではないでしょう。
エデルソンやアリソンがプレミアリーグを盛り上げてくれる一方で、クルトワ、デ・ヘアと名手が去る流れに寂しさを感じていたのですが、マンチェスター・ユナイテッドにオブラクが加われば、ゴールデングローブを巡るバトルが楽しみになってきます。…いや、右SBとCBを強化しないことには、2強とのガチンコ勝負は望めないですね。売却が200億円、お買い物が400億円といった激しい夏になりそうですが、どうなることやら。胸騒ぎを抑えつつ、しばし静観です。(ヤン・オブラク 写真著作者/@cfcunofficial (Chelsea Debs) London)
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ケイラー・ナバスで落ち着くとは思っていたのですが、、、なるほど、オブラクですか。確かに前々から給与格差や選手の流出などゴタゴタ続くアトレティコから出て行きたくなる背景は理解出来ますね。
ここはマストで買いですねー。後はディフェンスラインと中盤にいい選手取られるとかなり厄介なチームになります….グーナーには厳しい夏が待ってますねー(笑)
再建中にもかかわらず好きだからという理由でユナイテッドを選んでくれたら、それだけでひいきの選手になりそうです。。