やっぱりナビル・フェキルはリヴァプール!? 欧州王者が有利なディールの背景をチェック!
プレミアリーグ史上最強の2位チームが抱えている課題を列挙してみましょう。ロバートソンのバックアッパー。3トップの一角を欠いた際のフォローアップ。攻撃のオプション、とりわけ中盤の得点力の向上。このうち3トップについては、もはや課題としなくてもよさそうです。サラー、フィルミーノ、マネというアンタッチャブルなユニットがトラブルによって崩れた際は、シャキリやオリギをサイドに配してカバーすることができます。
神出鬼没の偽ストライカー、フィルミーノがいないときは、サラーかマネを中央にまわせばOK。マイケル・エドワーズSDとクロップ監督は、オリギが計算できるようになったため、ダニエル・スタリッジの代役は不要と判断しているのではないでしょうか。クラブOBのマーク・ローレンソンが補強ポイントと指摘した「左SBと10番タイプ」が獲れればよしとするなら、ターゲットはクルーゼやペペではなくなります。
セカンドストライカーとしても機能するアタッカー…「デイリー・メール」は、リヴァプールが1年前に破談となったリヨンのフランス代表MFナビル・フェキルを再度狙っていると報じています。当時は5300万ポンドでディール成立といわれ、メディカルチェックまで進んだものの、膝のトラブルを理由にレッズが移籍金の値段を下げにいったために話はストップしてしまいました。リヨンに残ったフェキルのリーグアン29試合9ゴールは悪くない数字ですが、前シーズンが18発だっただけに、移籍金を引き上げる材料にはならないはずです。
ジャン・ミシェル・オラス会長は既に「フェキルはクラブを離れる」と明言しており、本人も夏の移籍に備えて価値観が合わなくなった代理人をチェンジ。クラブも選手も、いわば腹を見せており、この夏の交渉は極力支払いを抑えたいリヴァプールが有利な状況で進められることになりそうです。4000万ポンド(約55億円)程度ならレッズの粘り勝ち。25歳の攻撃的MFが加われば、トップにサラーを置いて、その後ろにワイナルドゥムとフェキル、サイドは引き気味の4-1-4-1など戦い方の幅が広がります。
ペップもクロップも熟成重視。大きなモデルチェンジを回避しそうな雲行きで、来季のプレミアリーグも2強が競り合う息苦しい展開となりそうです。マン・シティがCL、リヴァプールがプレミアリーグを勝ち切るというハッピーエンドは実現するのでしょうか。2つのディフェンディングチャンピオンの動向に目を光らせつつ、セカンドグループから抜け出すクラブがあるかどうかに注目したいと思っています。新チームが始動するまで2週間。間もなく新たな戦いが始まります。
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フェキルが来たら泣いて喜びますね…
10番としてのフィルミーノの代役が務まる
稀有な選手だと思います。
リヨンでもプレスバックが圧倒的に速いです。
スタリッジの代役としてはチームとして
生え抜きのリアン・ブリュースターに出場機会を与えたいのかもしれません。アンダー世代でのクラブ及び代表ではやることがなくなりつつあるのでステップアップの時期であることは間違いないです。
いずれにせよコパ・アメリカとアフリカネーションズカップとが開催されるため市場がスローな今年も的を外さない補強を期待したいものです。