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マグワイア&ワン=ビサカは高すぎる!? マン・ユナイテッドに新たな新戦力候補が浮上!

クリバリ1億、マグワイア8000万、ワン=ビサカ6000万ポンド。「非売品がどうしてもほしければ、目いっぱい積んでこい」と挑発されているような選手たちを、マンチェスター・ユナイテッドは強引に獲りにいくのかとハラハラしていたのですが、悪名高きエド・ウッドワードCEOもそれほど無謀ではなかったようです。現地メディアが、プレミアリーグ6位チームが懸案としている右SBとCBについて新たな候補の存在を報じています。クリスタル・パレスでブレイクしたワン=ビサカは、昨季プレミアリーグにおけるタックル成功129回が3位、インターセプト84回は2位。スタッツは断然魅力的なのですが、「ザ・サン」が伝えるオランダ代表を半額以下で獲れれば充分でしょう。

デンゼル・ダンフリース、23歳。2017年の夏にヘーレンフェーンに入団し、エールディヴィジ33歳3ゴール8アシストという素晴らしい数字を残した若きSBは、PSVに移籍した昨季も4ゴール7アシストでトップクラブの期待に応えました。188㎝というフルバックらしからぬ長身で、フィジカルの強さはプレミアリーグ向き。衰えが感じられたバレンシアとキックの精度が落ちたアシュリー・ヤングのポジションは、クロスの成功率を高めることができるでしょう。セットピースでは高さも武器のひとつとなりそうで、移籍金2500万ポンド(約34億円)なら文句なし。ジオゴ・ダロトとのレギュラー争いを制して、右サイドを活性化させていただければと思います。

CBの候補に挙がっているのは、ウェストハムのイッサ・ディオプです。1年前にトゥールーズからクラブレコードの移籍金2200万ポンド(約30億円)で入団した長身CBは、当初は戸惑いが感じられたものの、冷静なカバーリングと的確なフィードを武器にレギュラーに定着。プレミアリーグ32試合1ゴールという戦績を残しており、マンチェスター・ユナイテッドでも充分通用するでしょう。22歳とまだ伸び盛り。順調に育てば、同郷のコシールニーのようにトップクラブの最終ラインを統率する大黒柱になれるかもしれません。「スカイスポーツ」によると、ハマーズの希望額は6000万ポンド(約82億円)。マグワイアと同様に「Not for sale」ですが、ファン・ダイクを超えるような額ではありません。

マンチェスター・ユナイテッドは、4500万ポンド(約61憶円)に選手をひとりつけてディールの成立をめざしているといわれていますが、果たしてうまくいくかどうか。この手の話は、2人の選手に付いたタグが議論のネタとなるため、まとまらないことが多く、珍しく着地したアレクシス・サンチェスとムヒタリアンは双方ともハッピーとはいえない状況に陥っています。バイリー、リンデロフ、スモーリング、フィル・ジョーンズと頭数は揃っているクラブが、最も放出したいロホを付けたとしても、ハマーズは納得しないのではないでしょうか。何とか5000万台に下げて妥結という結末がリアルなのではないかと思います。

マグワイアとワン=ビサカなら1億4000万ポンド以上。ディオプとダンフリースなら9000万ポンド程度で済む可能性大。イングランド代表に定着した完成品と昨季プレミアリーグで最高のサプライズにこだわるか、若い2人の将来性に賭けるか。結果的にうまくいかなかったとしても、後者のほうが納得感があるのですが…。マンチェスター・ユナイテッドは、大きな決断の時を迎えているようです。(アーロン・ワン=ビサカ 写真著作者/@cfcunofficial (Chelsea Debs) London)

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