若手獲得も主力の売却次第!? 前途多難なアーセナル、3つの移籍ゴシップをチェック!
ローマのロレンツォ・ペッレグリーニは、長短問わず多彩なパスを繰り出せるセントラルMF。昨夏にはユヴェントスがケディラの代役として白羽の矢を立てており、プレミアリーグでアーロン・ラムジーの穴を埋めるポテンシャルは充分にあると思われます。「デイリー・ミラー」によると、昨日23歳になったばかりのイタリア代表MFは、2700万ポンド(約37億円)で獲得可能といわれるお買い得案件。トッテナムやミラン、インテルなどが狙っているといわれておりますが、ガナーズは既に代理人とコンタクトを取ったようです。ライバルたちが値段を吊り上げてくる前に、ご本人に指名いただければ実現の可能性が高まります。
「セルティックから2000万ポンドでSBを獲った」というニュースが聞こえてきたら、冴えない買い物を…と落胆するグーナーもいるのではないでしょうか。微妙なお値段には脊髄で反応してしまいがちな方に申し上げたいのは、リヴァプールのアンディ・ロバートソンが800万ポンドだったという事実です。2017年の夏にハル・シティからやってきたときは、多くのレッズサポーターが酷評していたスコットランド人SBは、2018-19シーズンのプレミアリーグで11アシストを記録。ワールドクラスと称賛する評論家を生み出しています。エメリ監督が獲得を熱望しているといわれるキーラン・ティアニーは、3つ年上の先輩の後に続くかもしれません。
セルティックの左サイドに張る22歳のSBは、2018-19シーズンの公式戦40試合に出場し、1ゴール6アシスト。スコティッシュプレミアシップでは21試合出場に留まりましたが、腰の負傷がなければ出番は増えていたはずです。10代だった2016年に代表初選出を果たし、3年で12試合に出場。ロバートソンがいるチームでは、器用さを買われて右SBや3バックの左CBとしてもプレイしています。エメリ監督はプレミアリーグでも充分通用すると評価しており、「デイリー・メール」「ザ・サン」「メトロ」が報じた2000万ポンドからどれだけロバートソン価格に近づくかが今後の注目ポイントです。
フランスメディアが個人合意と報じたサンテティエンヌの18歳CBウィリアム・サリバは、初めてのプロ契約から13か月で名門クラブに移籍することになるのでしょうか。有望な選手ですが、リーグアン通算16試合のCBはあくまでも将来投資で、補強予算が少ない夏に優先順位を上げられるディールではないでしょう。ティアニーと同様に2023年まで契約を残しているため、売値は2500万~3000万ポンドとなる見通し。「交渉はさほど進んでいない」と主張する「イブニング・スタンダード」は、エジルやムスタフィなど主力を売らなければ手が届かないと報じています。アーセナルに行きたがっていると伝えられた長身CBは、念願のプレミアリーグでプレイできるのか。答えが出るのは、7月に入ってからになりそうです。
若手を2人獲ったら終了という現状を見るにつけ、「誰を入れるか」の前に「誰が売れるか」をチェックすべきとあらためて思いました。いやー、厳しいですね。ライアン・フレイザーやティアニーをゲットできれば、一気に期待が高まるのですが…。プレミアリーグでTOP4をめざすガナーズの強化については、今のところは「前途多難」といわざるをえません。(キーラン・ティアニー 写真著作者/Graham)
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厳しすぎますね。アーセナルが好きなオーナーに代わってほしい。。
>多くのレッズサポーターが酷評していたスコットランド人SB
当時の比較対象がモレノだったという事もあり期待していたファンの方が多かったと思います。