地元メディアと海外メディアが真っ向対立!「コウチーニョのリヴァプール復帰」はあり?なし?
「Who? You may remember him. Liverpool’s former playmaker has endured a tough time since his move to Barcelona in January 2018.(誰だっけ?みなさんは覚えているかもしれない。リヴァプールの元プレーメイカーは、2018年1月にバルセロナに移籍してから、厳しい時間を耐え忍んでいる)」。
期待通りの活躍を見せられなかったコウチーニョに、アンフィールドかマンチェスター・ユナイテッドでプレミアリーグ復帰という噂が出回っていると伝えた記者は、両者とも獲りにいかないと予想しています。「かつて所属したクラブへの敬意を欠くという理由で、ライバルのマンチェスター・ユナイテッドとは契約できないと語ったコウチーニョには、そりゃそうだろうと思う。だからといってリヴァプールが呼び戻そうとしているかといえば…結局は何も起こらないだろう」。マネとアセンシオのトレード話についても、「憶測はフットボールに付き物。みなさんは、それらと一緒に暮らすことを学び、深刻に受け止めないようにするだけ」と、とぼけたいい回しで否定しています。
片やフランスの「Le10Sport」と「デイリー・ミラー」は、「昨季のチャンピオンズリーグでレッド・デヴィルズのサポーターからブーイングを喰らったコウチーニョが、レッズへのリスペクトを大事にしてマンチェスター・ユナイテッドへはいかないと明言」「これによってリヴァプールは態度を軟化させ、アンフィールドで2度めのチャンスを与えることを検討している」とレポートしています。復帰派もガセネタ派も、根拠も理屈もなしのガチンコ勝負。どちらの肩を持つかは、お好み次第ですが、記事を読みながらこんなことを考えました。「今のリヴァプールに、コウチーニョは必要なのか?」。プレミアリーグ通算152試合41ゴール35アシストのプレーメイカーが、計算できるタレントなのは間違いありませんが、気になることがいくつかあります。
ヘンダーソン、ファビーニョ、ミルナー、ワイナルドゥム、ナビ・ケイタ、チェンバレン、シャキリ、ララナ。ほぼアンカー専任のファビーニョを除いても、インサイドMFで機能する選手が7人います。2年めのナビ・ケイタと、負傷でほとんどプレイできなかったチェンバレンは伸びしろが期待でき、いずれも攻守のバランスをより重視するようになったクロップ監督のスタイルにフィットする選手です。最近のコウチーニョのプレイは、プレミアリーグ勢との直接対決となったCLの6試合しか観ておりませんが、結果を出したいという焦りからか、持ちすぎて攻めのリズムを崩してしまうシーンが目立ちました。これが変わらなければ、今のレッズにとってはリスクでしょう。買い戻し価格がどうなるかは見当がつきませんが、1億ポンドを出してでも手に入れたいパーツではありません。
6月上旬に「リヴァプール・エコー」のインタビューに応えたトム・ワーナー会長が、こんなことをいっていました。「強力なバックオフィス、スカッドがあり、マネージャーは世界最高のひとりだ。リヴァプールから招かれて、チャンスを逃すような選手はいないだろう」「私たちは、クラブが正しい方向に進んでおり、リヴァプールに残ればチャンピオンズリーグでビッグチャンスを得られると納得させようとした。彼はおそらく自らの決断を後悔しているだろう」。シャビ・アロンソ、マスチェラーノ、フェルナンド・トーレス、ルイス・スアレスらが次々と抜かれた時代とは違うというわけです。「ジョン・ヘンリー、マイク・ゴードンと私は、トランスファービジネスをよく知る人物、すなわちユルゲンとマイケル・エドワーズに任せている」。ならば、答えはこうではないでしょうか。
「将来性があるヤングスターと、ワールドクラスに上り詰めようとしている選手を合理的な値段で獲ろうとしているクロップ&エドワーズは、相当な値崩れがなければ振り向かない」
憶測はフットボールに付き物。気長に結論を待とうと思いますが、果たして…!
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更新お疲れさまです。
レッズファンの中でも賛否ありますが、自分は否定派です。
1億ポンド出すのならユナイテッドには悪いですが、断然ブルーノフェルナンデスの方が欲しいです。
たしかにインサイドMFは数は多いですが、ナビケイタは怪我が多く、チェンバレンもほぼ1年以上のブランクがあるので不安ではあります。
もし復帰したならクロップが必要と判断したという事なのでもちろん応援はしたいと思います。
このネタはクラブ側の視点で語られていることが多いですが、コウチーニョにとっての出戻りのメリットってなんかありますかね。
彼が最も渇望しているのは出場機会でしょうが、昔のようにメンバー表に一番最初に名前が書かれるような立場では迎えられないはず。それならバルサでの現状と大差ありません。
また、レッズのフロントはチーム内の給与体系を崩壊させないため、確実に減俸を求めるはず。これも喜ばしいことではないでしょう。
コウチーニョ視点で考慮しても、ほかに手を挙げてくれるクラブが一つもなければレッズのオファーも(もしあれば)検討する、という程度の価値しかなさそうに思えます。
サラリーの異常な高騰によって
スペインの2巨頭やパリやユナイテッドに買われた選手はサラリー水準を維持して移籍するのが困難になっていますね。
移籍金ばかり取り沙汰されますが、サンチェスやグリーズマンの例のようにサラリーも注目すべきですね。