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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

折れたのはマン・ユナイテッド!? 「ハリー・マグワイアに8000万ポンド」ってホントですか?

7000万ポンド対9000万ポンド。プレミアリーグ6位と9位の綱引きと報じられていたハリー・マグワイアを巡るディールは、マンチェスター・ユナイテッドが根負けしたようです。「スカイスポーツ」をはじめ複数メディアが、世界で3番めに売上が多いクラブが8000万ポンド(約106億円)で長いにらみ合いにピリオドを打とうとしていると報じています。

7000万までなら、近年の相場高騰の煽りと笑っていられたのですが、2018年1月に7500万ポンドでリヴァプールに加わったファン・ダイクを超えるプレミアリーグのDF史上No.1の高額決着となれば、にわかに落ち着かなくなります。サウサンプトン時代から、周囲とは別次元だったファン・ダイクより高額でいいのか?マンチェスター・ユナイテッドの救世主になれるのか?あらためて、彼の足跡と直近のスタッツをチェックしてみました。

生まれ育った街のクラブであるシェフィールド・ユナイテッドでプロデビューを果たした長身のCBは、2014-15シーズンにハル・シティでプレミアリーグ初出場を記録。21歳だったこのシーズンは途中出場3試合で終わり、ウィガンへのローン移籍とクラブのチャンピオンシップ降格で、2年ほどトップリーグから離れることになります。2016-17シーズンに、ハル・シティがプレミアリーグに復帰。マグワイアはCBらしからぬ攻め上がりを繰り返し、ビッグクラブの注目を集めました。シーズンの終わりにアンディ。ロバートソンを獲得したリヴァプールは、チームメイトだったドリブル好きのCBまで押さえておけばよかったと悔やんでいるかもしれません。

2017年6月にレスターに移籍すると、初年度からプレミアリーグ38試合にフルタイム出場を果たしました。正確なフィードとハードマークが高く評価され、余勢をかってロシアワールドカップに出場したイングランド代表で3バックの一角をゲット。レギュラーとして6試合に出場し、準々決勝のスウェーデン戦では先制ゴールを決めています。トップリーグで実質3シーズンのキャリアしかないものの、今やイングランド人CBのNo.1を争う存在であることは間違いありません。2018-19シーズンは負傷もあってプレミアリーグ31試合3ゴールに留まりましたが、空中戦で118勝33敗の勝率78.1%という出色の数字を残しています。

足技に長け、前線へのフィードが的確で、空中戦で無類の強さを発揮し、セットピースでゴールを決める…こうして並べるとファン・ダイクと甲乙つけがたいタレントですが、ハードマークとタックルの巧さ、統率力、判断力はレッズの大黒柱が上でしょう。マンチェスター・ユナイテッドはどうしてもほしい、レスターは売りたくない、マグワイアはチャレンジしたい。こうなると契約を結んでいるクラブが強く、獲りにいくほうは金額をUPさせるしかありません。

ブルーノ・フェルナンデス、ポグバ&ミリンコヴィッチ=サヴィッチ、ルカクとディバラのスワップ、マグワイアと6000万ポンド以上のディールを4つも抱えているクラブは、どんな収支計算で夏のマーケットを締めようとしているのか。ミステリー、ホラー…あるいは爽快なコメディ⁉誰にも答えがわからないラストスパートが、いよいよ始まります。…えっ、ブルーノ・フェルナンデスにトッテナムがオファー⁉この件は明日、お伝えします!

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“折れたのはマン・ユナイテッド!? 「ハリー・マグワイアに8000万ポンド」ってホントですか?” への2件のフィードバック

  1. 京都一のMUFCファン より:

    高い!!
    交渉上手なのが理想的ですけど結果的に補強してくれたらそれが一番です!

  2. プレミアリーグ大好き! より:

    イングランド人というだけで価格が二倍だからな。実力がともなってないよ

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