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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ライアン・セセニョンはスパーズへ!プレミアリーグのデッドラインデーLIVE!【前編】

「Happy Transfer Deadline Day!」。ハイテンションで長くなりそうな1日の始まりを告げたのは、「BBC」の恒例コンテンツ「Transfer deadline day LIVE」です。プレミアリーグの20クラブが、開幕前に新戦力を獲得できる最後の日。17時を過ぎたら、新たな契約書にサインすることはできません。特設ブログのキックオフコンテンツは、マグワイア8000万ポンド、ニコラ・ぺぺ7200万ポンド、ロドリ6280万ポンドと続く「この夏の高額移籍金リスト」です。ウェストハムが4500万ポンドで連れてきたフランクフルトFWセバスチャン・ハラーや、エヴァートンがユーヴェから獲った19歳のモイーズ・キーンがプレミアリーグで何発決めてくれるか、今から楽しみです。

と、いきなり本日最初のビッグニュース。トッテナムがフラムの怪物ライアン・セセニョンを2500万ポンド(約32億3000万円)でゲットするようです。ずっと追いかけていたレフティを手に入れることが決まれば、ジョシュア・オノマーをフラムに差し出すことになります。2つめの速報は、ロメウ・ルカク移籍に関してマンチェスター・ユナイテッドとインテルが合意したというお話です。気になるフィーは「8000万ユーロ(7300万ポンド)に届く可能性あり」とのこと。ミラノにいるルカクは、さっそくサポーターたちの撮影攻めを受けています。

おお!昨日の「スカイスポーツ」の「明日の朝には決まる」という記事はガセネタではなかったようです。現地時間8:00AM、チェルシーを出たがっていたダヴィド・ルイスのディールが800万ポンド(約10億3000万円)&2年契約で合意と報じられました。セルティックの左SBキーラン・ティアニーも2500万ポンドでノースロンドン決定といわれており、両者とも後ほどメディカルチェックが行われます。「ショックだ。5月に契約延長したばかりなのに」「アーセナルにとって非常に大きな補強になる」と、「BBC」のサイトはプレミアリーグ8シーズンめのベテランCBの話でひとしきり盛り上がっていました。新シーズンのアーセナルは、3-1-4-2や3-4-1-2にシフトするかもしれません。

9時を過ぎ、本日最初の「DONE DEAL」は、バーゼルに所属するスイス人ストライカー、アルビアン・アジェティ。ウェストハムが800万ポンドを支払った点取り屋は、22歳の有望株です。11時を前にして、ビッグ6関連のニュース到来。「Tottenham’s proposed move for Paulo Dybala is OFF after Juventus ultimately decided not to sell the 25-year-old Argentina forward.」。ユヴェントスのディバラを狙っていたスパーズは、スイッチをオフにしました。残るディールは、買い取りオプション付きのレンタルで獲るといわれているベティスMFジオヴァニ・ロ・チェルソです。

11時、ニューカッスルがスウェーデン人DFエミール・クラフトと契約完了。ボローニャからアミアンに貸し出されていた25歳の選手で、地元ではニューフェイスの獲得とともにアンディ・キャロルの復帰が取り沙汰されています。ブライトンがパリ・サンジェルマンの19歳DFロマリック・ヤピを獲得しましたが、こちらも最終日のメインターゲットはハダースフィールドのアーロン・ムーイ。プレミアリーグから降格してしまったチームの中盤で気を吐いていたオーストラリア代表のプレーメイカーです。正午になり、「BBC」の特設サイトが残り5時間を告げてから、ニュースが止まりました。オールド・トラフォードとアンフィールドは静かで、サプライズがあるとすればロンドンでしょう。

残り2時間を切り、ようやく4人めの「DONE DEAL」です。ライアン・セセニョン、トッテナム入団決定!既報の2500万ポンド、契約期間は5年プラス1年のオプションです。6月から噂になっていたディールは、気が遠くなるほどの長い旅でした。スパーズは、ダニー・ローズを売却してからと考えていたのだと思われますが、最終日になってもベテランSBは動かず、左サイドのすべてのポジションをこなせる19歳を呼び寄せるのが先になりました。

15時50分、ワトフォードがスタッド・レンヌのセネガル人ウインガー、イスマイラ・サールを獲ったという発表がありました。移籍金は2500万ポンド以上とされており、この額は2017年にアンドレ・グレイに費やした1850万ポンドを大きく上回るクラブレコードです。昨季の公式戦で50試合13ゴールという数字を残しているアタッカーは、プレミアリーグでもゴールを量産できるでしょうか。直後、アーロン・ムーイがブライトンにローン移籍と伝えられています。どうしてもプレミアリーグでプレイしたかったという28歳のMFは、この話が決まる直前にハダースフィールドと契約延長し、1年後に戻ってくると約束しました。

16時、締め切りまで残り1時間。ノースロンドンで動いている3つのディールは決まるのでしょうか。この稿、長くなりますので、続きは「プレミアリーグのデッドラインデーLIVE!【後編】」をご覧ください。

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