ジルーか、カバーニか⁉ ストライカー獲得を目論むチェルシーの選択に注目!
「ストライカーを探している」というランパード監督のコメントが流れた翌日、「タイムズ」がエディソン・カバーニ獲得について記事にしています。パリ・サンジェルマンで293試合198ゴールと実績は申し分なしですが、初めてのプレミアリーグですぐに結果を出すというミッションは、難易度が高いのではないでしょうか。
2014-15シーズンのディディエ・ドログバは35試合5ゴール。翌シーズンに加わったラダメル・ファルカオは10試合1ゴール。1年前にロンドンにやってきたゴンサロ・イグアインは18試合5ゴールと、チェルシーが連れてきたベテランストライカーたちは、いずれも期待を下回るスタッツしか残せませんでした。32歳になったカバーニは、2018-19シーズンにはリーグアン21試合18ゴールと高い得点力を証明していたのですが、イカルディが加わった今季は9戦2ゴールと出場機会を失っています。ウルグアイ代表で、57発のスアレスに次ぐ48発をゲットした稀代の点取り屋は、下り坂にさしかかっているのかもしれません。
ひとつ年上のジルーは、チェルシーに在籍した3シーズンでプレミアリーグ40試合5ゴールというもの足りない数字しか残せていませんが、昨季のヨーロッパリーグでは14戦11発で得点王に輝いています。後方からのロングフィードを味方につなぐポストプレーは、リーグ屈指のクオリティ。イージーなシュートをダフってしまい、スタンフォード・ブリッジのため息を誘うシーンもしばしばありますが、ヘディングの強さと超絶バイシクルは捨てがたい魅力です。
「タイムズ」によると、パリが求めるカバーニのレンタル料は500万ポンド(約7億2000万円)ですが、サラリーが720万ポンド(約10億4000万円)もかかるとのこと。アトレティコ・マドリードとの移籍交渉が不調に終わったといわれるストライカーは、夏になれば2300万ポンド(約33億円)で売却される予定とも報じられています。チェルシーに買い取る気がないのであれば、ユニフォームやグッズを売る間もない選手に17億円は、割の悪い投資に見えます。それでも彼らは動くのでしょうか。プレミアリーグファンとしては「観てみたい!」のひとことなのですが…。ジルーのインテル入団も流れたという報道があります。現地で「ギャンブル」と評される移籍話の行方を、しばし追いかけたいと思います。
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カバーニはスアレスの代役でバルサのほうが。。。