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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

マンチェスター勢か、チェルシーか。退団希望のハリー・ケインは結局どうする!?

プレミアリーグ36節のウルヴス戦は2-0快勝。勝ち点を59に伸ばしたトッテナムは、アストン・ヴィラとレスターに連勝すればTOP4フィニッシュの可能性がありますが、チェルシーとリヴァプールが揃って連敗という条件はあまりにも厳しすぎます。2つとも勝っても、おそらくEL出場権。1勝1分でも、欧州へのチケットはキープできます。

ハリー・ケイン、ソン・フンミン、ガレス・ベイル、デル・アリ、ロ・チェルソを共存させたライアン・メイソン監督は、シーズンが終わるとともに役目を終えるのでしょうか。新監督を招聘しつつ、パリ行きの噂があるデル・アリと再レンタルの優先権があるといわれるガレス・ベイルを引き留めるとなると、ダニエル・レヴィ会長は相当忙しい夏を過ごすことになりそうです。

やり手の会長は、さらにもうひとり、処遇を決めなければならないワールドクラスを抱えています。「退団したいとクラブに告げた」と報じられたハリー・ケイン。「スカイスポーツニュース」のポール・ギルモアさんは、「スパーズのエースは、ユーロが始まる前に将来の問題を解決したがっている」とレポートしています。2か月後に28歳になるストライカーは、チャンピオンズリーグ出場とトロフィー獲得を熱望しており、クラブの未来に疑念を抱いていると伝えられています。

公式戦334試合220ゴール、プレミアリーグ243試合165ゴール。2020‐21シーズンはプレミアリーグ33試合22ゴール13アシストで、得点王とアシスト王のダブルを達成する可能性があります。ゴール&アシストでハリー・ケインを上回る選手は、欧州全土を見渡しても40ゴール7アシストのレヴァンドフスキと、30ゴール9アシストのリオネル・メッシのみ。これほどのプレーヤーが2024年まで契約を残しているとなれば、1億2000万ポンドといわれる高額移籍金は下げられないでしょう。

プレミアリーグに残りたがっているといわれる10番に対して、マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、チェルシーが手を挙げているとのこと。マルシアルが空回りしたチームも、アグエロを失うチームも、ヴェルナーやタミー・アブラハムが振るわなかったチームも、何としても押さえたいタレントではあります。

三つ巴のバトルとなれば、最初に降りるのはマンチェスター・ユナイテッドではないでしょうか。ジェイドン・サンチョを諦めていないと伝えられているクラブは、セントラルMFとCBの優先順位が高く、カバーニとグリーンウッドでまわせるポジションに1億ポンドも投資できないはずです。売却できる選手が多いチェルシーと、他のポジションが充足しているマン・シティが、チャンピオンズリーグ決勝の後にもうひと勝負となる可能性が高そうです。

アーリング・ブラウト・ハーランド、ロメウ・ルカク、ダニー・イングスもCLファイナリストたちの獲得候補といわれているなかで、ハリー・ケインは望みを叶えることができるでしょうか。レヴィ会長は、当然のように1億ポンド以上の請求書を突き付けるはずです。デル・アリとガレス・ベイルが残留し、勝てる監督がやってくるなら、もう1年スパーズという選択肢も悪くないと思うのですが、いかがでしょうか。プレミアリーグは1勝1敗、FAカップはチェルシー、CLとストライカー争奪戦は…どうなるか、見てみましょう。


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