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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

移籍金は総額2億ポンド超!リヴァプールがムバッペ争奪戦に参入って、いつものアレですよね?

リヴァプールとレアル・マドリードが最初に激突したのは、1981年のチャンピオンズカップ決勝でした。82分に唯一のゴールを決めたのは、骨折した手首をギブスで固定して戦っていたアラン・ケネディ。当時、欧州最強だったリヴァプールは、年末のトヨタカップでジーコのスーパーパス2発とFKから3失点を喫し、完敗しています。

2008-09シーズンのCLラウンド16も、敵地で0-1で勝ったリヴァプールがアンフィールドで4-0圧勝。最初の3試合は、エル・ブランコをノーゴールに抑えていたレッズは、その後のチャンピオンズリーグ8試合で1分7敗とまったく勝てなくなってしまいました。

2017-18シーズンのファイナルは、ガレス・ベイルに2発喰らって3-1。2021-22シーズンは、天敵と化しているヴィニシウスの一撃とクルトワのビッグセーブに屈しました。昨季のラウンド16は、サンティアゴ・ベルナベウでいきなり2点リードという千載一遇のチャンスを得ながら、アリソンのミスから怪しくなり、まさかの5失点でセカンドレグに希望をつなげませんでした。

幾度となく苦杯を嘗めさせられてきたレッズは、トランスファーマーケットでもジュード・ベリンガムを持っていかれています。ここぞというシーンで立ちはだかってきたスペインの名門に、一矢報いることはできないものか…!来季はCLに出られず、しばらく直接対決はないはずだったレッズは、突如一騎打ちの相手に指名されました。

「リヴァプールエコー」「デイリー・メール」「マルカ」など両国のメディアが、「キリアン・ムバッペの争奪戦が勃発」と報じています。今回の着火剤は、ムバッペの代理人を務めるマルコ・キルデミル氏のコメントです。

「リヴァプールは、キリアン・ムバッペの獲得を巡ってレアル・マドリードに対抗する準備ができている」

契約が残り1年となったフランス代表のエースは、パリ・サンジェルマンとの新契約締結と1年延長オプションの行使を受け入れないとクラブに通達。「2023-24シーズンはパリでプレイする」と語ったスピードスターに対して、パリの経営ボードは不満を募らせており、巨額の移籍金を得られるこの夏の放出を検討しているといわれています。

移籍となれば、最有力候補は、過去3年のマーケットで静かだったレアル・マドリード。ここでリヴァプールが殴り込みをかけるという筋書きです。メディアが伝えるパリの要求額は、1億7200万ポンドにアドオンを乗せて2億1500万ポンド(約394億円)。1億2000万ポンドと伝えられていたデクラン・ライス争奪戦にエントリーしなかったクラブは動くのでしょうか?

ユルゲン・クロップ監督は、2019年も昨年も、「高すぎる」「そういう競争に加わることはできない」と、ムバッペ獲得を否定していました。ヨーロッパリーグにまわると決まった夏に、突如ビッグマネーを投じるというのは、にわかに信じがたい話です。

ムバッペには目もくれず、ケフラン・テュラム、マヌ・コネ、ガブリ・ヴェイガらがU-21のユーロから戻ってくるのを待って、地道に交渉を続けるのではないでしょうか。「カタールの投資家たちがマンチェスター・ユナイテッドを買収したら、獲得に乗り出す可能性が…」。こういうときに、いつも名前を出されるわれわれも、ないでしょう。どうぞ、まっすぐマドリードへ。


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