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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

冬も主役はチェルシー?現地メディアが「ストライカー獲得のために主力売却を検討中」と報道!

プレミアリーグの冬のトランスファーマーケットも、チェルシーが主役になりそうな雲行きです。首位に立ったリヴァプールは、クロップ監督が「この季節に、われわれが望む選手を獲れるとは思えない」と補強に難色を示しています。フラムのアントニー・ロビンソンやボルシアMGの板倉滉など、名前が挙がっているターゲットを引き入れられなければステイでしょう。

最前線と左SBが補強ポイントといわれるアーセナルは、高額なイヴァン・トニーはスルーと報じられており、かねてから噂があったズビメンディもこの冬は手を出さないでしょう。マンチェスター・ユナイテッドは、サンチョやグリーンウッドなど余剰戦力が売れなければ資金なし。積極的に動いているスパーズは、懸案の最終ライン以外に具体的なオファーは未だありません。

カルヴァン・フィリップスを売ろうとしているマン・シティは、動くとすれば中盤センターの即戦力でしょうか。特定のポジション、ターゲットのみが話題になっているクラブが多いなかで、チェルシーは全方位的にゴシップが流れています。「アスレティック」が既に合意と伝えているのは、19歳のアレックス・マトスがハダースフィールドにローン移籍という話です。

若手では、ピーターバラへのレンタル期間が短縮されたザック・スタージと、ノッティンガム・フォレストでプレミアリーグ出場が1試合しかなかったアンドレイ・サントスは、新たなクラブに貸し出されるでしょう。彼らと同じ19歳のルイス・ホールは、ニューカッスルに2800万ポンドの買い取り義務が生じており、リーグの先発が1試合しかなくても片道切符です。

彼らに加えて、ウェストロンドンを離れる可能性があるといわれているのは、ドルトムントとの交渉が始まっているイアン・マートセン、バイエルンとクリスタル・パレスが注視しているトレヴォ・チャロバー、まったく出番を得られないマラング・サールです。さらに、今季プレミアリーグで19試合出場のコナー・ギャラガ―も、4000万ポンド以上なら検討といわれています。

キャプテンとして11試合を戦った生え抜きまで、売却候補となっているのは、ストライカーの獲得が急務だからです。入団以来、公式戦8ゴールのニコラス・ジャクソンは、ビッグチャンスでのミスが評価を下げているのか、あるいは8枚のイエローが懸念されているのか。とはいえ、獲得候補が多数挙がっているものの、いずれも成功の可能性は低いといわざるをえません。

ナポリのビクター・オシムヘンは、2026年まで契約を延長したばかり。PSR違反を避けたいチェルシーは、何人かが売れたとしても、1億1200万ポンドのバイアウト条項をクリアするのは難しいでしょう。ブレントフォードのイヴァン・トニーも高額で、エンベウモが長期離脱となったクラブが喜んで売るとは思えません。

ブンデスリーガで15戦10発のボニフェイスが所属するレヴァークーゼンは、ブンデスリーガで首位に立っており、エースの移籍話には全力で抵抗するはずです。スポルティングCPのギョケレスは残留を明言。ライプツィヒのシェシュコは未だ20歳で、公式戦22戦7発という数字を残していますが、あくまでも魅力的な原石であり、短期的な課題解決にはならないかもしれません。

リーグ11位の31失点を喫したブルーズは、今季限りとなりそうなチアゴ・シウヴァの後継者獲得も検討しており、ベンフィカのアントニオ・シウヴァやニースのトディボが候補といわれています。ただしこちらは、ストライカーを押さえた後の話といわれており、しばらくはゴシップが飛び交うのみでしょう。

プレミアリーグは2023年12月に、UEFAのルールに倣って「移籍金の減価償却は最長5年とする」と発表しています。これによって、エンソ・フェルナンデスやモイセス・カイセドと同様の8年契約を締結しても、償却費は5分割で計上しなければならなくなりました。実績があるストライカーは高額で、値段を下げるとニコラス・ジャクソンをもうひとり増やすだけになりかねない…!

選手売却で資金調達となれば、「現在、負傷していない」「獲得金額よりも高く売れる」「まとまったお金が入る」という条件を満たす必要があります。そうなると候補は、コナー・ギャラガーとコルウィルぐらいでしょう。どうする、チェルシー?われわれも、おそらくグーナーも、コナー・ギャラガ―を売ってスパーズを強くするという暴挙は避けていただきたいのですが…。


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