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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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アーセナルとリヴァプールの争奪戦?5000万ポンドと報じられたドゥグラス・ルイスの決断は…!

アルネ・スロット率いるリヴァプールにとっては、遠藤航のポジションの強化。アーセナルは、30歳になったトーマス・パーティーの後釜探しです。トランスファー・マーケットの序盤戦は、マン・シティとともに2023-24シーズンのトロフィーを争った2つのクラブが、中盤センターの獲得を巡るバトルを繰り広げることになりそうです。

両者のターゲットとされているのは、ニューカッスルのブルーノ・ギマランイスとアストン・ヴィラのドゥグラス・ルイス。CL出場権を獲得したヴィラも、欧州へのチケットを獲り逃したマグパイズも、PSR違反を回避するために何らかの策を講じる必要があると報じられています。ブルーノ・ギマランイスの移籍の噂が絶えないのは、6月末までのバイアウト条項があるからです。

昨季プレミアリーグで37試合7ゴール8アシスト、走行距離423.1kmはリーグTOP。パスワークも守備力もハイレベルなブルーノ・ギマランイスを押さえれば、それだけでも優勝候補といわれそうです。6月30日までは、本人の承諾を得て1億ポンドを用意すれば、マグパイズに拒否権なし。カイセドやデクラン・ライスの値段を見れば、金額は妥当といわざるをえません。

ただし本人は、タインサイドの豪邸を400万ポンドで購入したばかりで、2024-25モデルのホームシャツを着た画像が出回っています。「ニューカッスルで幸せ」と何度も繰り返しており、口説き落とすのは至難の業ですが、断れないオファーがあることもわかっているのでしょう。残留の意向を表明した後、「僕の将来は神のみぞ知る」ともいっています。

そうはいっても、アーセナルもリヴァプールも高額の移籍金を支払う気はなさそうです。バトルのステージはバーミンガムでしょう。ドゥグラス・ルイスは5000万ポンドといわれており、若手を売ればPSRをクリアできそうなニューカッスルに対して、ヴィラは明確な打ち手を必要としているようです。

アーセナルにとっては、2年にわたって追いかけ続けた意中のタレント。10ヵ月前、カイセドに1億ポンドを超えるオファーを用意したリヴァプールも、金額がハードルにはならないでしょう。ヴィラにとって5000万ポンドは、6月末まではPSRの条件をクリアする貴重な売上で、7月になれば同額の移籍金を必要とするコナー・ギャラガーの獲得資金になります。

「SkyBet」のオッズは、リヴァプールが4/1、アーセナルは8/1。ウェストン・マッケニーとのスワップを持ちかけているユヴェントスより、キャッシュを差し出してくれるプレミアリーグのクラブが有利と見られているようで、3位はマンチェスター・ユナイテッドの10/1です。公式戦53試合10ゴール10アシストのセントラルMFは、どこに行っても主軸となるでしょう。

ウナイ・エメリのチームは、ルートンで復活を遂げたロス・バークリーを移籍金500万ポンドで獲得合意と伝えられています。ドゥグラス・ルイスを手離して、コナー・ギャラガ―とロス・バークリーなら悪い話ではありません。やはりこの件の興味は、「勝つのはどっち?」「結局おいくら?」の2点に絞られます。

選手目線で考えれば…レギュラーポジション重視なら、デクラン・ライスもジョルジーニョもいないリヴァプール。プロジェクトの魅力は、未知数のアルネ・スロットより2年連続で優勝争いのミケル・アルテタでしょう。5000万といっているのは「ミラー」ですが、事実ならバーゲン価格になりえるのではないでしょうか。月末までの続報に注目しましょう。


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