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シャビ・シモンズ&ドヴビク…前線強化をめざすアーセナルの新たなターゲットはどんな選手?

ファーストチョイスと目されていたベンヤミン・シェシュコは、ライプツィヒに残留決定。ストライカーとウインガーの獲得をめざすアーセナルが、新たなターゲットをリストアップしたと報じられています。パリ・サンジェルマンのシャビ・シモンズと、ジローナのアルテム・ドヴビク。「フットボールロンドン」は、ダブルで獲得もあると盛り上がっています。

バルセロナのユースチームにいたシャビ・シモンズが、パリに移籍したのは2019年。17歳だった2021年2月にリーグアン初出場を果たすも、最初の2シーズンは7試合ノーゴールに留まっています。PSVに移籍したのは2022年6月。スペインで天才と謳われていたウインガーは、公式戦48試合22ゴール12アシストとブレイクしました。

そのまま母国オランダに残るかと思われたエールディヴィジ得点王は、パリが買い戻し条項を発動させたため、復帰したうえで4年契約を締結しました。2023-24シーズンは、最前線にシェシュコがいるライプツィヒにローン移籍。左右のウイングとアタッキングハーフとして起用され、43試合10ゴール15アシストという素晴らしいスタッツを残しています。

巧みなドリブルと精度の高いパスワーク、前線ならどこでもこなせるユーティリティ、21歳という若さ…いかにもアルテタ好みの逸材は、ポジションも強みもスミス・ロウと重なります。地元メディアのリー・ウォルモット記者は、5100万ポンド(約102億円)で獲得できる見通しといっており、ファブリツィオ・ロマーノさんは「レンタルでも有力な選択肢」と評しています。

「Goal」によると、マンチェスター・ユナイテッドとバイエルンもシャビ・シモンズを狙っており、出場機会を保証できないパリは、売却するかローンで出すかを検討しているとのこと。ドイツの名門にCLのリベンジを果たせれば、スミス・ロウは出口に向かうはずです。オランダ代表としてユーロ2024に集中しているFWの話が進むのは、7月になってからでしょう。

ジローナでラ・リーガ36試合24ゴール8アシストのドヴビクも、ウクライナ代表としてドイツで戦っている最中です。ジャーナリストのルディ・ガレッティさんは、「189cmで空中戦に強く、優れたフィニッシャーだが、パス成功率は71.8%で敵陣での配球のクオリティが欠けていた」「プレミアリーグの激しさに慣れるのに時間がかかるかもしれない」とレポートしています。

「フットボールロンドン」は、移籍金は4200万ポンド(約84億円)と伝えていますが、ナポリやアトレティコ・マドリードの参戦で値上がりする可能性があります。ジェズスがトップフォームを取り戻してくれれば補強不要のポジションゆえ、それなりのお値段で獲れなければ撤退するのではないかと思われます。

かねてから噂になっていたザークツィーも、依然として候補のひとりですが、こちらはミランがポールポジションといわれており、マン・ユナイテッドも狙っているようです。3400万ポンドのバイアウト条項があるザークツィーと、左右に厚みをもたらすシャビ・シモンズを押さえられれば、納得の補強といえるのではないでしょうか。引き続き、エドゥSDの動向に注目しましょう。(シャビ・シモンズ 写真著作者/Eloy Lecina)


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