2024.06.20 移籍ニュース2024-25移籍ニュース
鎌田大地はクリスタル・パレスに移籍決定!現地の人々を震撼させる「フランクフルトの呪い」とは…!
「鎌田大地がクリスタル・パレスとの2年契約にサインした。メディカルチェックを終え、フリーエージェントでの契約が確定。クリスタル・パレスからの発表は、7月上旬を予定している」。ファブリツィオ・ロマーノさんが、鎌田大地とクリスタル・パレスの契約が完了と明言しています。正式発表は、ラツィオとの契約が満了となる6月末以降となるようです。
「単年で契約し、1年後に残留する際は3年延長」という前年の約束を反故にして、同条件での1年延長を持ち出した鎌田の代理人にラツィオは激怒。「単年契約以外に希望はなかった」という本人のコメントを聞くと、それがクラブとの信義則に反する重大なことという認識はなかったのでしょう。当然の決裂。フリーになった選手に、すぐさま声をかけたのがサウスロンドンでした。
プレミアリーグのクラブが、退団か残るかを選手が決められる不利な契約を結ぶはずはありません。来年のマーケットで売却する権利をキープする2年契約は、最低限の条件です。ローマでのトラブルを「誰が悪いか」といえば、強引な話を(おそらく選手に知らせず)通そうとした代理人ですが、「誰が反省すべきか」と問うなら、去就の決定権を選手に与えたラツィオでしょう。
いろいろありましたが、鎌田大地をプレミアリーグで見られるのは、喜ばしい限りです。「あと10人、カマダがほしい」というほど信頼してくれていたイゴール・トゥドール監督もラツィオに別れを告げており、未知のステージでチャレンジという選択は正しかったといえるでしょう。新たなクラブには、フランクフルトでともに戦ったオリヴァー・グラスナー監督がいます。
そう、フランクフルトといえば、こんな話があるのをご存じでしょうか。「クラブに背を向けた人間は、ひとり残らず堕ちていく」。怪談で涼しくなる季節は少し先ですが、ドイツメディア「オッフェンバッハ・ポスト」が伝える呪いの連鎖を紹介しましょう。わが日本代表のMFも、登場人物のひとりです。
話の始まりは、2023年の夏。その1年前にヨーロッパリーグを制したアイントラハト・フランクフルトは、主力選手を続々と放出しました。鎌田大地はラツィオ、エンディカはローマ、リンドストロームはナポリ。ジブリル・ソウはセビージャに移籍し、コロ・ムアニはパリ・サンジェルマンを選びました。ヘッセンの人々にとっては未曽有の「ゲルマン人以外の民族大移動」です。
クインテットの売却総額は1億8000万ユーロ。それぞれに輝かしい未来が待っているかと思いきや、全員パフォーマンスを落としてしまい、1年後の市場価値は1億1400万ユーロに目減りしてしまったそうです。クラブを離れた選手の価値が暴落する「フランクフルトショック」は、実は以前から囁かれていた言い伝えだったそうです。
フランクフルトの3年で40ゴール、レアル・マドリードの3年はたった3ゴールのルカ・ヨヴィッチは、6000万ユーロが700万ユーロ。2021年にライプツィヒに移籍したアンドレ・シウヴァは、4500万から600万にダウンしています。ウェストハムで今イチだったセバスチャン・アレは4000万が1000万。怒り心頭のラツィオは、経済的な損失はなかったと喜ぶべきなのかもしれません。
怪談は、以上です。いかがでしょうか。いえ、感想は結構です。反省しています。話を戻しましょう。ユーロ2024で活躍しているマーク・グエイの退団に備えて、ベティスのモロッコ代表DFシャディ・リアドを1500万ポンドで獲得したクリスタル・パレスは、マイケル・オリースとエゼもビッグクラブから狙われています。鎌田大地をフリーで手に入れられたのは、大きな収穫です。
フィジカルの強さが必要といわれるプレミアリーグですが、インテリジェンスでアンフィールドを盛り上げた遠藤航は、いいお手本になるのではないでしょうか。2022-23シーズンのフランクフルトで、公式戦47試合16ゴール7アシストという出色の数字を残した鎌田大地も、セルハーストパークのハイテンションなサポーターを熱狂させてくれるはずと信じています。
「単年で契約し、1年後に残留する際は3年延長」という前年の約束を反故にして、同条件での1年延長を持ち出した鎌田の代理人にラツィオは激怒。「単年契約以外に希望はなかった」という本人のコメントを聞くと、それがクラブとの信義則に反する重大なことという認識はなかったのでしょう。当然の決裂。フリーになった選手に、すぐさま声をかけたのがサウスロンドンでした。
プレミアリーグのクラブが、退団か残るかを選手が決められる不利な契約を結ぶはずはありません。来年のマーケットで売却する権利をキープする2年契約は、最低限の条件です。ローマでのトラブルを「誰が悪いか」といえば、強引な話を(おそらく選手に知らせず)通そうとした代理人ですが、「誰が反省すべきか」と問うなら、去就の決定権を選手に与えたラツィオでしょう。
いろいろありましたが、鎌田大地をプレミアリーグで見られるのは、喜ばしい限りです。「あと10人、カマダがほしい」というほど信頼してくれていたイゴール・トゥドール監督もラツィオに別れを告げており、未知のステージでチャレンジという選択は正しかったといえるでしょう。新たなクラブには、フランクフルトでともに戦ったオリヴァー・グラスナー監督がいます。
そう、フランクフルトといえば、こんな話があるのをご存じでしょうか。「クラブに背を向けた人間は、ひとり残らず堕ちていく」。怪談で涼しくなる季節は少し先ですが、ドイツメディア「オッフェンバッハ・ポスト」が伝える呪いの連鎖を紹介しましょう。わが日本代表のMFも、登場人物のひとりです。
話の始まりは、2023年の夏。その1年前にヨーロッパリーグを制したアイントラハト・フランクフルトは、主力選手を続々と放出しました。鎌田大地はラツィオ、エンディカはローマ、リンドストロームはナポリ。ジブリル・ソウはセビージャに移籍し、コロ・ムアニはパリ・サンジェルマンを選びました。ヘッセンの人々にとっては未曽有の「ゲルマン人以外の民族大移動」です。
クインテットの売却総額は1億8000万ユーロ。それぞれに輝かしい未来が待っているかと思いきや、全員パフォーマンスを落としてしまい、1年後の市場価値は1億1400万ユーロに目減りしてしまったそうです。クラブを離れた選手の価値が暴落する「フランクフルトショック」は、実は以前から囁かれていた言い伝えだったそうです。
フランクフルトの3年で40ゴール、レアル・マドリードの3年はたった3ゴールのルカ・ヨヴィッチは、6000万ユーロが700万ユーロ。2021年にライプツィヒに移籍したアンドレ・シウヴァは、4500万から600万にダウンしています。ウェストハムで今イチだったセバスチャン・アレは4000万が1000万。怒り心頭のラツィオは、経済的な損失はなかったと喜ぶべきなのかもしれません。
怪談は、以上です。いかがでしょうか。いえ、感想は結構です。反省しています。話を戻しましょう。ユーロ2024で活躍しているマーク・グエイの退団に備えて、ベティスのモロッコ代表DFシャディ・リアドを1500万ポンドで獲得したクリスタル・パレスは、マイケル・オリースとエゼもビッグクラブから狙われています。鎌田大地をフリーで手に入れられたのは、大きな収穫です。
フィジカルの強さが必要といわれるプレミアリーグですが、インテリジェンスでアンフィールドを盛り上げた遠藤航は、いいお手本になるのではないでしょうか。2022-23シーズンのフランクフルトで、公式戦47試合16ゴール7アシストという出色の数字を残した鎌田大地も、セルハーストパークのハイテンションなサポーターを熱狂させてくれるはずと信じています。
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