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ポルトガル発の独占記事「アーセナルがギョケレス獲得に近づいている」に現地グーナーは興奮!

発信源は、ポルトガルの「レオニーノ」。独占と銘打った記事の見出しは、「スポルティングのスター、ギョケレスがプレミアリーグのビッグクラブ入りに大きく近づいている」と、断定的なトーンです。記事を引用した「フットボールロンドン」のリー・ウィルモット記者によると、「レオニーノ」はゴシップを垂れ流し続けるメディアではなく、現地のグーナーは盛り上がっているようです。

スポルティングCPのヴィクトル・ギョケレスは、以前からアーセナルのターゲットといわれていました。26歳のハンガリー系スウェーデン人で、昨年の夏にコヴェントリーから移籍すると公式戦50試合43ゴール14アシストと大ブレイク。プリメイラリーガで33試合29ゴールと無双状態で、2位のシモン・バンザに8発差をつけ、ぶっちぎりの得点王となっています。

最大のセールスポイントはフィジカルの強さで、スピードもあり、シュートレンジで駆け引きができるタイプです。周囲との連携のクオリティは、昨シーズンの14アシストが証明してくれるでしょう。一方、プレイを見ていて気になるのは、ラストタッチが長かったり、「今、何でバーの下に当てて決めたの?」とツッコミたくなるフィニッシュがあったりすることです。

もしかして、ダルウィン・ヌニェス?いや、グーナーのみなさんに対しては「何となくジルー」とお伝えしたほうがピンとくるでしょう。さて、そんなギョケレスですが、「プロセスに近い関係者」によると、「スポルティングとロンドンのクラブとの交渉はかなり進んでおり、金銭面の詳細が最終決定している」そうです。

ギョケレスとクラブの契約には、8600万ポンドのバイアウト条項があると伝えられています。交渉したということは、アーセナルは何割かをオプションにしたのでしょうか。「シェシュコが白紙になった後、ヴィクトル・ギョケレスのアーセナル移籍が再び現実味を帯びてきた」と報じたロンドンの記者は、ガナーズがこれほどの大金を支払うはずはないと思っているようです。

「ギョケレスは真のタレントで、決して安くはない。スポルティングは、8600万ポンドのリリース条項を譲らない。アーセナルはその評価額に応じる気がないと伝えられており、交渉は突破口どころかすぐに袋小路に陥りそうだ」「価格が合意に達しなければ、移籍は成立しない。ボールはアーセナルのコートにある」(リー・ウォルモット/フットボールロンドン)

アーセナルにとって都合がいいのは、スウェーデンがユーロに出場していないことです。彼の代理人と個人条件を詰められれば、7月を待たずに成立に持ち込めます。ファビオ・ヴィエイラ、マルキーニョス、ジェズスを引っ張ってきたエドゥSDは、ポルトガル語圏のクラブや選手のディールに長けており、独占記事は記者の作文ではないのかもしれません。

「ギョケレスの移籍に関連して、ルベン・アモリム監督は、パナシナイコスに所属する24歳のギリシャ人ストライカー、フォティス・イオアニディスと迅速に契約することが不可欠と確信している」。ポルトガルのメディアは、スポルティングCPの後任の名前まで出しています。「1億ポンドのブルーノ・ギマランイスに選手を付けて値段を下げ…」という記事より信頼できそうですが…。

8600万ポンドは高額ですが、エンケティアとネルソンを売れば、来年度の会計はプラス。ブライトンとコヴェントリーでプレイした経験があり、イングランドでの生活も問題ないでしょう。「BBC」「アスレティック」は、今のところノータッチ。ファブリツィオ・ロマーノさんは、2週間前に「彼はプランBではないが、非常に高額。今後数週間は引き続き注目」といっています。(ヴィクトル・ギョケレス 写真著作者/James Boyes)


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