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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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ムシアラ、ラビオ…プレミアリーグに行きたいリヴァプールの獲得候補は、結局どうする?

マイケル・エドワーズCEO、リチャード・ヒューズSD、アルネ・スロット監督…リヴァプールの新体制にとって、ユーロ2024は望まない展開になっているのではないでしょうか。以前から獲得を検討していたバイエルンのジャマル・ムシアラが、スコットランド戦とハンガリー戦で連発。3月に1億ポンドと報じられたドイツのスターは、さらに高騰してしまうかもしれません。

生まれはシュツットガルト、8歳からチェルシーユースで、17歳のプロデビューはバイエルン・ミュンヘンII。イングランドU-15の後、U-16はドイツで、その後はイングランドでU-21代表までプレイし、フル代表はドイツを選んでいます。リヴァプールの希望は、ムシアラ自身がいずれプレミアリーグに行きたいと発言していること。懸念はもちろん、高額の移籍金です。

2022-23シーズンは、ブンデスリーガ33戦12発13アシストという出色のスタッツを残していますが、昨季は24戦10発6アシストとペースダウン。それでも、21歳のアタッカ―に対するクラブの信頼は変わらず、残り2年となった契約の延長交渉が始まろうとしています。見方を変えれば、高額のサラリーが提示される直前の今は、イングランドに連れ戻すチャンスといえるでしょう。

アルネ・スロットがフェイエノールトで採用していた布陣は、4-3-3と4-2-3-1。ムシアラを獲得したらトップ下に据え、左右にルイス・ディアスとモー・サラー、トップにガクポがベースとなりそうです。2センターに現有戦力を充てれば、マック・アリスターと遠藤航ですが、リヴァプールはアドリアン・ラビオを獲ろうとしていると報じられています。

「ミラー」と「リヴァプールエコー」によると、29歳になったラビオにユヴェントスとの契約を延長する兆候はなく、すんなりフリーエージェントになる見通しです。本人は以前からプレミアリーグに興味を示していたものの、マンチェスター・ユナイテッドがチャレンジした過去2回の交渉は、いずれも不調に終わりました。

パリにいた頃は、スールシャール監督が彼の姿勢に懸念を示してストップ。2022年夏のユーヴェとは、移籍金1500万ポンドで獲得合意までいっていたのですが、ラビオが高額のサラリーを要求して破談となりました。今回、プレミアリーグの複数のクラブとレアル・マドリードが興味を示しているといわれるなかで、レッズのアドバンテージは彼のコメントです。

「リヴァプールを好きになったのは、スティーブン・ジェラードが夢を与えてくれたからだ。彼のファンで、レッズを応援していた」。アンフィールドを選ぶ動機は充分ですが、フランス代表のMFはこう付け加えています。「もうひとりのアイドルは、ジダンだった」。チャンピオンズリーグの決勝以外で、レアル・マドリードと戦うのは避けたいところですが…。

4230万ポンドのオファーが拒否されたと報じられたリールのレニー・ヨロは、マドリードに行きたがっているといわれており、アンフィールド行きの可能性ありと報じられたシュツットガルトのヴァルデマール・アントンは、直接口説いたシャビ・アロンソが優勢と伝えられています。因縁浅からぬ相手と争うレッズは、誰を最初に獲るのでしょうか。ムシアラは、さすがに…!


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