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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

鎌田大地、ロス・バークリー…プレミアリーグのクラブが契約満了となった選手の移籍を続々と発表!

ニューカッスルがチェルシーのルイス・ホールとバーミンガムのGKジョン・ラディの入団を発表。ローンから完全移籍にスイッチしたルイス・ホールは2800万ポンド、フリーで獲得した37歳のベテランGKは1年契約です。日曜日にノッティンガム・フォレストのヴラコディモスを押さえていたマグパイズは、GKの補強は打ち止めでしょう。

6月30日に契約満了となった選手を中心に、続々と新戦力の入団がアナウンスされています。ドゥグラス・ルイスをユーヴェに売ったアストン・ヴィラは、見返りとして提案されていたエンソ・バレネチェアとサムエル・イリング・ジュニオールがクラブに加わったと発表。さらにルートンで復活を遂げたロス・バークリーも正式に決まっています

チェルシーとの間で成立したイアン・マートセンとオマル・ケリーマンとのスワップは、単純計算で1850万ポンドのマイナス。ドゥグラス・ルイスを差し出した1対2のほうは、2100万ポンドを得たといわれています。ロス・バークリーの移籍金は非公開ですが、以前に報じられた500万ポンドならバーゲン価格。エヴァートンのFWルイス・ドビンは1000万ポンドです。

シェフイールド・ユナイテッドに所属していた22歳のストライカー、キャメロン・アーチャーに費やした1400万まで含めると、アストン・ヴィラは約900万ポンドの出費で6人の新戦力を調達した計算になります。ロス・バークリーを除く5人はU-23。ドゥグラス・ルイスの穴が埋まり、若手が活躍してくれれば、コストパフォーマンス抜群の補強と称賛されるでしょう。

イプスウィッチが引き入れたのは、ウェストハムとの契約延長を拒否したベン・ジョンソン。昨季プレミアリーグで14試合に出場した24歳のDFは、中盤と最終ラインならどこでもこなせるユーティリティーが魅力で、フリーで獲れたのは幸運でした。チェルシーがバルサから獲得した18歳のFWマルク・ギウは、510万ポンドのバイアウト条項をクリアすればOKのお買い得案件です。

さらにもうひとり、ニッポンのファンが注目していた鎌田大地も、クリスタル・パレスが入団を発表しました。フランクフルトでともに働いたオリヴァー・グラスナー監督は、マイケル・オリースを失おうとしており、日本代表MFを攻撃的な役割で活かそうとするかもしれません。現地のサポーターたちは「エキサイティングなシーズンになりそう」と盛り上がっているようです。

最後に、トッテナムの最新ニュースを紹介しましょう。マルセロ・ビエルサに発掘されたリーズの原石、18歳のMFアーチー・グレイは、土曜日の午後にブレントフォードのメディカルチェックを終えていました。移籍金は3500万ポンド。中小クラブとしては目いっぱいの出費ですが、プレミアリーグでブレイクしてビッグクラブに売却という未来を確信していたのでしょう。

しかし日曜日になって、リーズが拒否。CBのジョー・ロドンに2500万~3000万ポンドを付けると持ちかけたスパーズがハイジャックに成功し、西に向かおうとしていたグレイはノースロンドンに進路を変えました。既にメディカルチェックは完了しており、ディテールを詰めたら「Done Deal」。スパーズとしては、余剰戦力整理と将来投資をダブルで実現した納得の着地でしょう。

ユーロ2024でイタリアが敗退となりました。欧州の強豪国が一つひとつ、大会を終えるたびに、トランスフォーマーケットはテンションが上がっていくはずです。未だ新戦力ゼロのマンチェスター・シティ、アーセナル、リヴァプールは、最初に誰を獲得するのでしょうか。オランダかスペインか、ポルトガルか…!


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